セニアカーの処分方法9選!無料回収や業者の利用など捨て方を解説
高齢者が安全に移動できる交通手段として存在するのが「セニアカー」です。動力源は電気のため、音もあまりなく、徒歩で移動するように行動できるのもセニアカーの魅力と言えます。
セニアカーに関して、古くなったものを新しいものに交換したい場合や使わなくなった場合など、どのように処分をすればいいのか気になる方もいるでしょう。本記事では、セニアカーの処分方法を中心に解説していきます。
- セニアカーの処分方法
- セニアカーの処分費用
- セニアカーを処分する際の注意点
目次
処分前にセニアカーについて確認しよう
セニアカーの処分を行う前に、セニアカーとはどういうものなのかについて、改めて確認していきます。セニアカーを処分するタイミングとしてはどのような場面があるのかも詳しくまとめていますので、参考にしてください。
セニアカーとは?
セニアカーは高齢者の足として活躍する乗り物です。手元にあるアクセルレバーだけで発進・停止が行えるので、アクセルとブレーキを踏み間違うようなことにはなりません。
セニアカーは運転免許がない方でも運転でき、法律上は歩行者の扱いとなります。運転免許を返納した方でも、セニアカーに乗って移動できます。
動力源は電気なので、事前に充電を済ませればどこでも走れるほか、排気ガスなども一切出ないことも特徴です。
セニアカーを処分するタイミング
セニアカーの耐用年数は約10年とされていますが、移動する環境などによっては早めに故障しやすくなることもあります。古いセニアカーを処分し、新しいセニアカーを購入するケースがあるでしょう。
老人ホームなど施設に入ることになり、セニアカーが必要なくなるケースもあります。セニアカー自体は誰でも乗れるものですが、高齢者が乗らなくなると家族の誰かが代わりに乗るようなものではないため、乗らなくなるタイミングが処分のタイミングとなりやすいです。
セニアカーの処分方法
セニアカーを処分する際には主に9つの方法があります。粗大ごみとして処分する方法や誰かにセニアカーを譲る方法が一般的です。
セニアカーを販売するメーカーに相談して、処分方法を相談することでスムーズに対応することもできます。本項目ではセニアカーの主な処分方法について詳しく解説していきます。
自治体の粗大ごみとして処分する
セニアカーをお住まいの自治体において粗大ごみで処分する方法が一般的です。しかし、粗大ごみとして出すのは難しく、バッテリーをはずすなどして処分できるケースが目立ちます。
千葉県野田市の場合では、バッテリーをはずした状態であれば粗大ごみとして処分してもらえます。ただ、自治体によって対応が異なる可能性も高いため、お住まいの自治体ではどのような処分を行うのかを事前に確認するのがおすすめです。
自治体が指定するごみ処理施設に自分で持ち込む
セニアカーは粗大ごみとしては少し大きめで重いため、自治体が指定するごみ処理施設に家族が持ち込む形も考えられます。千葉県野田市では、野田市リサイクルセンターにバッテリーをはずした状態でセニアカーを持ち込むことになります。
しかし、多くの自治体ではセニアカーの受け入れを行っていません。結果的にごみ処理施設への持ち込めないことから、別の方法を模索する必要があります。
欲しい人に譲渡する
セニアカー自体は動くので捨てるのはもったいないというときにおすすめなのが、欲しい人に譲渡する選択です。欲しい人に譲渡する形なので処分費用は発生せず、セニアカーの有効活用にもつながります。
運転免許の返納に伴い、安全に移動できる「生活の足」を探す人は多くセニアカーの需要は高いです。セニアカーを譲渡したいと発信すれば、すぐに譲り受けたいと名乗りを上げる人は出てきやすいと言えます。
リサイクルショップで売却する
セニアカーがまだまだ動く場合には、リサイクルショップで売却するのがおすすめです。処分費用が発生せず、一定の金銭になる可能性が高く、新たなセニアカーの購入などに充てることもできます。
セニアカーの買取相場は使用頻度などにもよるものの、おおむね数万円程度となっています。お金をかけて処分先について探すよりも、リサイクルショップで売却を行い、数万円でも手にした方が効率的かつ合理的と言えるでしょう。
フリマアプリに出品する
セニアカーをなるべく高値で売りたいときにおすすめなのがフリマアプリへの出品です。状態によっては高値で購入してくれる人も出てくるほか、多少大きめなものであっても、出品できるのがフリマアプリの魅力でもあります。
フリマアプリでは値段の付け方がピンキリになっており、数万円程度で売れたケースもあれば、10万円を大きく上回る値段で売れたケースがありました。状態などによって、高値で売れる可能性が高い方法と言えます。
NPO法人に寄付する
セニアカーを処分したい場合に、NPO法人に寄付する方法もあります。NPO法人に寄付することで、セニアカーの売却益がNPO法人の活動費用となるため、社会貢献につながる仕組みです。
NPO法人に寄付する際には、処分費用は無料で、NPO法人が引き取ってくれます。NPO法人に寄付すれば、費用負担は一切発生しないだけでなく、社会貢献にもつながることから、世のため人のために活用できる手段と言えるでしょう。
セニアカーの販売元やメーカーに相談する
セニアカーを処分する際に、多くの自治体は販売元やメーカーへの相談を促しているため、製造するスズキなどに問い合わせ、相談するのが無難です。
スズキのホームページでは、スズキの代理店に問い合わせるよう促しており、近くのスズキ代理店をチェックできます。スズキ代理店に電話をかけ、どのように処分するかを尋ねて、回答の通りに処分を進めていくのがおすすめです。
セニアカーや電動車いすの専門店に買取を依頼する
確実に買取してほしい場合には、セニアカーや電動車いすを専門的に取り扱う店舗に買取を依頼するのがおすすめです。専門店であれば、セニアカーの販売ルートが確立されているため、多少古めのセニアカーでも引き取ってもらえる可能性が高いです。
専門店の中には出張買取を行っているケースもあるため、出張買取サービスを利用することで、自宅までセニアカーを取りに来てくれます。すぐに現金化してくれるケースもあるので、おすすめです。
不用品回収業者に依頼する
セニアカーが動かなくなり、リサイクルショップやフリマアプリでの買取が難しいケースは、不用品回収業者に依頼し、引き取ってもらうのが確実です。不用品回収業者に依頼すれば、自宅まで引き取りに来るため、手間が省けます。
セニアカー以外にも引き取ってほしいものがあれば、一緒に引き取ってもらうこともできます。自治体では一度に多量のものを引き取ってくれないケースが多いため、不用品回収業者を活用していくのがおすすめです。
セニアカーを処分する場合の費用相場
セニアカーの処分費用は、自治体や不用品回収業者によって大きく変わります。特に自治体のケースは、そもそも粗大ごみとしての収集を行っていないケースが多いです。
今回は、千葉県野田市を参考に費用を紹介しています。不用品回収業者に依頼する場合も、運搬料や車両費用などが関係するため、費用に大きな幅があります。
トラブルに発展しないためにも、不用品回収業者に引き取ってもらう際には事前に見積もりを済ませるなどして、おおよその相場を尋ねることが必要です。
自治体が粗大ごみとして処分する | 550円前後 |
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自治体の指定するごみ処理施設に自分で持ち込む | 1,000円前後 |
NPO法人に寄付する | 無料~ |
不用品回収業者に依頼する | 8,000円~20,000円前後 |
セニアカーを処分するときの注意点
セニアカーは他の粗大ごみ・不用品と比べると大型であり、バッテリーなどを用いるため、処分にかなりの手間がかかります。粗大ごみシールを貼ってごみステーションに出せば引き取ってもらえるようなものではないだけに、注意が必要です。
本項目では下記の注意点を中心に、セニアカーを処分するときの注意点について詳しく解説します。
- 自治体ではセニアカーの処分できない場合がある
- 無理に解体しようとしない
- 使わなくなった場合は長期保管せず早めに処分する
自治体ではセニアカーの処分できない場合がある
多くの自治体では、セニアカーを処分できません。千葉県野田市の場合もバッテリーをはずす形であれば処分できますが、バッテリー込みで処分するとなると、処分まで対応してくれる自治体はありません。
セニアカーが動く場合であれば、フリマアプリやリサイクルショップ、NPO法人への寄付などを頼るのがいいでしょう。動かない場合でも不用品回収業者に依頼し、引き取ってもらうのが確実です。
無理に解体しようとしない
セニアカーは電気で動くため、電動カートとしても扱われます。電化製品を解体する場合、感電などの恐れもあるため、電化製品の解体に関する知識のない人が解体するのは非常に危険なので、やめましょう。
無理に解体したところで、解体したものを引き取ってくれない可能性も十分に考えられます。無理に解体してトラブルが生じるのを避けるためにも、不用品回収業者に依頼を出して、確実に引き取ってもらうのが最も安全です。
使わなくなった場合は長期保管せず早めに処分する
なんらかの理由でセニアカーを使わなくなった場合は長期保管を避け、使用しなくなった時点で処分を検討するのがおすすめです。特にまだまだ使えるような状態であれば、譲渡もしやすいほか、フリマアプリなどでの売却もしやすくなります。
特にセニアカーはバッテリーを充電して動かすため、バッテリーを長期保管することで、バッテリーの劣化が進んでしまう恐れもあります。再び動かそうと思ってもバッテリーが劣化して充電できなくなる可能性が考えられるため、速やかに処分することがおすすめです。
セニアカーの処分は「不用品回収センター」へお任せください
動かなくなった古いセニアカーを処分した場合には、不用品回収センターにお任せください。不用品回収センターでは全国の広い範囲に対応しており、セニアカー1台から対応しています。
年間で50,000件以上の回収実績があるほか、Web限定割引を実施しており、リーズナブルに回収を行っているのが特徴です。不用品回収だけでなく買取も実施しているため、ご自宅にある不用品に関して、費用をかけずに処分したい際にもおすすめです。
特徴 | Web限定割引実施中 |
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料金 | SSパック税込4,800円~ |
営業時間 | 24時間365日 |
買取制度 | 有 |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
セニアカーに関するよくある質問に回答!
不用品回収センターではセニアカーだけでなく、バッテリーも一緒に回収してくれますか?
不用品回収センターではバッテリーも一緒に回収いたします。セニアカー本体やバッテリーはもちろん、車のバッテリーやバイク・原付なども回収します。自治体によってはバッテリーの処分まではしてくれないケースがあるため、バッテリーを含めてセニアカーの処分を検討している方は、不用品回収センターにご連絡ください。お見積もりの連絡をいたします。
動かないセニアカーでも処分してもらえますか?
不用品回収センターでは、動かないセニアカーであっても処分いたします。古くなって使えなくなったセニアカーやタイヤがパンクしてしまってタイヤを含めて処分をしたい場合にも、不用品回収センターにご相談ください。動かないセニアカーの他にも、乗らなくなった自転車やバイクなども不用品回収センターは回収いたします。老人ホームなどの施設に入居することになり、セニアカーがいらなくなった場合にも、不用品回収センターが回収します。
【まとめ】セニアカーは必ず正しい方法で処分しよう
セニアカーは多くの自治体で粗大ごみとして出せないため、販売元やメーカーに相談し、正しい方法で処分しましょう。
動かない場合や不安なことがある場合でも回収可能なので、ぜひ不用品回収センターにお任せください。