コンクリートブロックの処分方法7選!無料で捨てることは可能?費用や注意点も解説!



家の塀などに使用されるコンクリートブロックは、長年使っていると劣化し交換が必要です。また、欠けてしまったり、粉々になってしまうとゴミとして処理しなければなりません。
コンクリートブロックは、家庭ででるゴミと扱いが違うため自治体のゴミ収集では処分できません。この記事では、コンクリートブロックの処分方法について紹介します。
- コンクリートブロックは自治体を利用して処分することができない
- 即日で捨てたいなら、不用品回収業者がおすすめ!
- コンクリートブロックは、花壇などにリメイク可能
- 状態が良ければジモティなどで貰い手が見つかることも
目次
コンクリートブロックは自治体で処分できない
コンクリートブロックは基本的に自治体では処分できない品です。なぜなら、コンクリートブロックは産業廃棄物の扱いとなるからです。
家庭で日常的にでるゴミは一般廃棄物と呼ばれ自治体の責任で処分しています。しかし、コンクリートブロックのように家屋や塀に利用されていた廃材などは産業廃棄物となり処理の仕方が一般廃棄物とは違うので自治体で処分できないのです。
産業廃棄物の扱いは地域差があり、一部の自治体では、プランターに利用した少量の小さなブロックなどは不燃ゴミや粗大ゴミでだせる場合がありますのでお住いの自治体に確認してみましょう。
コンクリートブロックを処分する7つの方法
自治体で処分できないコンクリートブロックは他の方法で処分することになります。家で使わなくなったコンクリートブロックを処分する方法を紹介します。
- 購入店舗で回収してもらう
- フリマサイトやオークションで売却する
- 友人や知人など必要としている人に譲る
- ジモティーや自治体のコミュニティなどを活用し譲る
- リサイクルショップで買取してもらう
- 産業廃棄物処分業者に依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
購入店舗で回収してもらう
ホームセンターでは、購入した商品の引き取りをしている店舗があります。ネット購入したものでもお近くのホームセンターでの引き取りが可能です。
引き取り対象品にブロックが入っている店舗であれば無料で引き取ってくれますので、対象品がわからないときは購入店舗に問い合わせましょう。
引き取りには購入したことが証明できるレシート、納品書、明細書いずれかが必要です。
フリマサイトやオークションで売却する
少しでもお金に換えたい人は、フリマサイトやオークションサイトに出品する方法があります。配送や梱包の手間はありますが、自分で自由に値をつけて販売できます。
ただし、ブロックは重さもありかさばるので配送の費用がかかるというデメリットがあります。配送費用を着払いにして出品しないと損になるかもしれません。
買い手が見つかるまで処分できないので急いで処分したい人には不向きの方法です。
友人や知人など必要としている人に譲る
友人や知人で欲しい人がいれば譲ってあげれば処分費用もかからず処分できます。ブロックは花壇や玄関先の段差解消にも使えるので、話をしてみると身近に必要な人はいます。
一般的にブロックは塀などに使われるグレー色のイメージがありますが、デザイン性のある化粧ブロックや装飾ブロックもありますので写真に撮って見せてあげると知人もイメージしやすくて話もスムーズにできますね。
ジモティーや自治体のコミュニティなどを活用し譲る
住んでいる地域で欲しい人に譲ってあげる方法もあります。地元近所であれば重いブロックを運ぶ手間も減りますし、処分費用もかからないで済みます。
地域でブロックが欲しい人を探すのはジモティーなどのアプリを活用するとよいでしょう。また、自治体のコミュニティやイベントに参加すると、情報交換もしやすくフリマなど自治体主催イベントでブロックを譲ってあげることもできます。
リサイクルショップで買取してもらう
リサイクルショップに買取にだせば処分費用を抑えてブロックを処分できます。リサイクルショップにブロックを持ち込めばその場で査定、換金してくれます。
ただし、汚れが目立ったり傷が多かったりすると査定対象にならないことがありますし、ブロックの買取をしていないこともあります。持ち帰ることになると労力も無駄になってしまいます。
リサイクルショップに持ち込むときは、事前に買取してもらえるのか店舗に電話して確認してから持って行きましょう。
産業廃棄物処分業者に依頼する
ブロックは産業廃棄物ですので産業廃棄物処分業者で処分してもらえます。産業廃棄物処分業者は主に企業の事務所や工務店などの事業者から依頼を受けて工事、建築現場ででたゴミの処分をしている業者です。
回収処分は費用がかかるのですが、事業所向けの料金設定が多いので少量のブロック処分には不向きかもしれません。大量に処分したいブロックがある人は産業廃棄物処分業者に依頼して回収してもらえば運ぶ手間も省けて便利ですね。
不用品回収業者に依頼する
家からでた不用品・粗大ゴミが自治体で処分できないときに利用しやすいのは不用品回収業者です。不用品回収業者は家にあるどんなものでも回収してくれる業者ですので、少量のブロックの回収でも家にきてくれますし、ブロックの他に処分したいものがある場合もまとめて一気に処分できます。
処分費用がかかりますが、家からの運び出しもおまかせできるので重いブロックを運ぶ手間もありません。
コンクリートブロックの処分費用の目安
コンクリートブロックの処分は費用が発生するケースが多くあります。ホームセンターでは購入した不用品を無料で回収していますが、コンクリートブロックは回収できない店舗が増えていますので、必ず電話で回収してもらえるか確認してから持ち込みましょう。
産業廃棄物処分業者や不用品回収業者ではブロック1個からの回収にも対応していますが、別途運搬費用がかかりますので見積もりをだして料金の確認をしてから回収依頼をしましょう。コンクリートブロックの処分にかかる費用の相場は次の通りです。
購入店舗で回収してもらう場合 | 無料(購入がわかるレシート、明細書、請求書いずれか必要)、引き取りできない店舗もある |
---|---|
産業廃棄物処分業者に依頼する場合 | 500~1,000円/1個あたり+5,000~10,000円/運搬搬出費 |
不用品回収業者に依頼する場合 | 4,800~15,000円(税込)/運搬搬出費込のパック料金 |
コンクリートブロックはDIYで再利用するのがおすすめ
コンクリートブロックの耐用年数は15年と言われています。年数の経っていないブロックならきれいにして再利用ができます。
ブロックは使い方次第でおしゃれに活用できることをご存知ですか。DIYが好きな方はブロック積みにチャレンジして花壇を作ることもできますし、ブロックの空洞を利用して傘立てとして玄関に置く、本棚の柱として使うなどアレンジすることもできます。
おしゃれなブロックで部屋の雰囲気作りができたら、家で過ごす楽しみも増えますね。
コンクリートブロック処分時の注意すべきポイント
コンクリートブロックを処分するときには扱いに気をつけないと怪我をする恐れがあります。また、ブロックは家にある品物の中で売却しにくい品のひとつです。
コンクリートブロック処分時に注意すべきポイントを紹介します。
- 運搬する場合は落下などによる怪我や損傷に注意
- 建築廃棄物になるため一般ごみとして処分できない
- 売却は条件が厳しいケースが多い
運搬する場合は落下などによる怪我や損傷に注意
コンクリートブロックは標準サイズで重さ10kg前後あり、サイズによっては20kg近くあります。見た目より重いので注意して運ばないと落として怪我をしてしまったり、壁や床を傷つけてしまう危険があります。
特にご高齢の方や女性が1人で運ぶのは大変ですし、小さなお子さんのいる家庭ではお子さんが怪我しないよう配慮が必要です。
建築廃棄物になるため一般ごみとして処分できない
コンクリートブロックは建築廃棄物として扱われますので一般ゴミとして処分はできません。自治体でブロックが処分できないのは基本的に自治体は一般廃棄物の処理が担当だからです。
建築廃棄物は建設リサイクル法によりリサイクルがすすめられています。産業廃棄物収集運搬の許可を得た業者に回収してもらうことで正しくリサイクルしてもらうことができます。
売却は条件が厳しいケースが多い
コンクリートブロックの売却を検討する人もいるでしょう。未使用の状態くらい綺麗であれば買取りもありますが、他の不用品と比べて買取り条件は厳しいケースが多いです。
そもそもコンクリートブロックは、建築資材として使われることが多いので、きれいであるだけでなく安全性が保たれていなければ再利用できません。使用されていたブロックは、雨に濡れたり凍結を繰り返し破損しやすく再利用しにくいため買取りも厳しくなるのです。
コンクリートブロックを不用品回収業者で処分する際の注意点
コンクリートブロックは量にかかわらず不用品回収業者で処分しています。他の不用品もまとめて処分もできるので便利です。
ただし、業者によって料金が違い、不用品回収業者を装った悪徳業者もいますので選定には注意が必要です。不用品回収業者に依頼するときの注意点を紹介します。
- 「産業廃棄物収集運搬業者許可」を取得している業者を選ぶ
- 複数の業者から見積もりをとり比較して選ぶ
- 口コミや実績・評判を確認する
- オプション料金の有無を確認する
- 補償制度に加入している業者を選ぶ
「産業廃棄物収集運搬業者許可」を取得している業者を選ぶ
家庭ゴミの回収と産業廃棄物の回収は、それぞれ許可が必要な業務になります。コンクリートブロックは家庭からでたとしても産業廃棄物になりますので、回収処分できるのは産業廃棄物収集運搬許可を受けている業者に限られます。
許可を受けていない業者が回収すると違法行為にあたります。もし、業者が不法投棄をしてしまったら、持ち主にも責任が及び思わぬトラブルに巻き込まれる可能性がありますので許可を受けている業者を選ぶようにしましょう。
複数の業者から見積もりをとり比較して選ぶ
不用品回収業者に依頼をする際には複数の業者から見積もりをとり検討することをおすすめします。不用品回収業者は同じ量の不用品でも回収料金が違います。
安易に選んでしまうと後でもっとよい業者があったと後悔することがあります。特に無料回収を謳う業者は魅力的に見えますが、後から車両費や運搬費などの名目で高額請求してくる悪徳業者の可能性が高いので注意です。
必ず見積もりを出してもらい、比較して選ぶようにしましょう。
口コミや実績・評判を確認する
口コミや実績は業者選びの参考になりますので確認しておくとよいでしょう。口コミ評価の低い業者は低い理由があります。
利用した人のコメントでは、電話対応のいいかげんさや見積もり以上の請求をされた体験談をみることができます。実際に体験した方のコメントは、利用者ならではの視点で利用する人が知りたい情報がわかります。
業者がどの位の実績があるのかも大切な選定要素です。経験豊富な実績ある業者は安心して利用できます。
オプション料金の有無を確認する
不用品回収業者ではオプション料金を設定している業者もあります。不用品回収業者で利用しやすい業者は余計な費用がかからないパック料金を設定している業者です。
ただし、パック料金はトラックのサイズで決められているので、荷台に乗り切らないとひとつ上の料金になってしまうことがあります。少しだけプラスしたいときに使えるオプション料金がある業者であればあと少しブロックを処分したいときにも安く利用できて便利です。
補償制度に加入している業者を選ぶ
不用品回収業者は補償制度に加入している業者を選ぶことをおすすめします。コンクリートブロックは重さがあるのでプロの業者といえども搬出時に落としてしまうかもしれません。
もし、ブロックが落下して壁や床が傷ついてしまったり、人にぶつかって怪我してしまったら大変です。補償制度は業務中におきた万が一の破損事故ときに補償をしてくれる制度です。
搬出中に傷ついた家屋の修復、怪我の治療など補償してくれますので、加入している業者の方が安心して利用できます。
コンクリートブロックを不用品回収業者で処分する際の手順
不用品回収業者にコンクリートブロックを処分したいときには、電話1本すればいつでも引き取りに来てくれます。申込みから回収までの流れは次のとおりです。
コンクリートブロックを簡単に処分するなら不用品回収センターへ!
コンクリートブロックを手間なく簡単に処分したいときには、即日回収も可能な不用品回収センターに回収依頼することをおすすめします。
不用品回収センターの魅力を解説
不用品回収センターは、ご自宅で不用になった家電・家具・日用品などなんでも回収いたします。ブロックなどの産業廃棄物や自治体では回収できない冷蔵庫など大型家電も1点から回収に伺います。
引っ越しや遺品整理ででた大量の不用品やゴミ屋敷の片付けも分別不要でまとめて回収します。部屋からだせないタンスやベッドの解体・搬出もおまかせください。
24時間365日無休で受付していますので、ご都合に合わせていつでもご相談ください。
特徴 | 24時間365日受付で最短即日回収も可能な不用品回収業者です |
---|---|
料金 | 4,800円(税込)/SSパック〜 |
回収可能な不用品 | ブロックなどの産業廃棄物、自治体で処分できない大型家電もまとめて回収いたします |
買取制度 | 高価買取あり |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
【まとめ】コンクリートブロックは正しい方法で処分しよう
コンクリートブロックは、他の家庭ゴミと扱いが違うため処分に悩む品のひとつです。自治体では処分できないので、産業廃棄物処分の許可を得た業者に処分を依頼しましょう。
まだきれいで使えるブロックであれば欲しい知人友人に譲ったり、DIYして自宅で再利用することもできます。劣化はしますが塀や土台以外にも工夫次第で長く使えることもブロックの魅力です。
コンクリートブロックはゴミ減量のため収集後、再加工して使用される産業廃棄物です。処分するときは不純物が混ざらないようきちんと分別して処分しましょう。