ホワイトボードの処分方法!費用や捨てるタイミング、業務用のものまで徹底解説

ホワイトボードは学校・オフィス・集会所など、さまざまな場所で利用されており、買い替えることは滅多にありません。
しかし、諸事情でホワイトボードが不要になってしまうこともあります。本記事では不要になったホワイトボードの正しい処分方法を解説します。
- ホワイトボードを処分するタイミングがわかる
- ホワイトボードの正しい処分方法がわかる
- 事業用と家庭用のホワイトボードでは扱いが異なることがわかる
目次
ホワイトボードの構造と処分するタイミング
ホワイトボードを正しく処分するためには、ホワイトボードの構造を理解しておく必要があります。また、どのようなタイミングでホワイトボードの処分を決断する人が多いのかを知っておくと、処分する機会が訪れても慌てずに済みます。
ホワイトボードの構造
一般的なホワイトボードは、大きく分けて文字を書く部分である「ボード」と、ボードを支える「フレーム」で構成されています。ボードはプラスチックでできているように思えますが、主な材質は鉄です。
鉄板の上に白を塗り、さらに硬化型アクリル塗装が施されています。ホワイトボードに磁石がくっつくのは、ボードが鉄でできているからです。
しかし、中にはホーロー製のホワイトボードもあります。ホーロー製のホワイトボードは磁石が付かないので、見た目は同じでもすぐにわかります。
フレーム部分はアルミ製が一般的です。
ホワイトボードの種類は?
ホワイトボードは種類や大きさがさまざまです。一般的によく見かけるのはフレームにキャスターが付いていて自由に移動させられるタイプですが、ボードのみのものもありますし、ボードのサイズも複数ラインナップされています。
縦90cm、横180cmの大きさのものがもっとも多く使われていますが、横幅150cmのものや120cmのものもあります。
さらに近年では全体的にコンパクトで一般家庭でも使いやすいものなど、スペースに応じて幅広くサイズ展開されるようになりました。
ホワイトボードを処分するタイミングは?
ホワイトボードを使っていて、ボードに字が書けなくなったり、書いた字が消えなくなったりしたという経験がある人もいるでしょう。ホワイトボードは、基本的には使い続けても使えなくなるといったことはなく、通常の使い方をすれば処分する機会はありません。
ホワイトボードを処分するタイミングは、諸事情によってホワイトボードが不要になったときが多いです。
ホワイトボードは家庭用と事業者用では処分方法が違う
ホワイトボードを処分する際に注意しなければならないことがあります。注意点は、ホワイトボードは家庭でも使うことがありますが、オフィスや学校、会議室などで利用する場面が多いということです。
家庭で使っていたホワイトボードであれば、自治体の指定通りに処分して問題ありませんが、オフィス・学校などで使っていたホワイトボードは産業廃棄物扱いになります。産業廃棄物は、産業廃棄物の処分や廃棄の許可を得ている専門の業者に依頼しなければなりません。
ホワイトボードの処分方法は、家庭用と事業者用で異なります。
ホワイトボード(家庭用)を処分する方法
家庭で使用していたホワイトボードは特別な処分をする必要はありません。ホワイトボードの状態によってさまざまな選択肢があります。
- 自治体の粗大ごみとして処分する
- コンパクトサイズのものは分解して不燃ごみとして処分する
- 必要としている友人・知人に譲渡する
- まだ使える場合はリサイクルショップに買取を依頼する
- フリマアプリで売却する
- 不用品回収業者に依頼する
自治体の粗大ごみとして処分する
家庭で大きなホワイトボードを使う機会は滅多にありませんが、自治体が粗大ごみとして定めている数値以上の大きさならば、粗大ごみとして処分しましょう。大阪市では最大の辺の長さが30cmをこえるホワイトボードは、粗大ごみとして処分するよう定められています。
自治体のごみ出しのルールに沿って処分しましょう。
自治体において粗大ごみとしてホワイトボードを処分する方法
大阪市を例に、ホワイトボードを粗大ごみとして処分する場合、インターネットもしくは電話などを通じて申込を行います。大阪市では、戸別収集もしくは持ち込みで処分が行える形です。
戸別収集では収集日を決めて、当日に粗大ごみを出す形で行われます。持ち込みに関しては、居住区で指定されている処理施設に持ち込ましょう。
持ち込みの場合、ホワイトボードが家庭から出たものは火~金曜日、事業所から出たものは火曜日もしくは金曜日に持ち込めます。
コンパクトサイズのものは分解して不燃ごみとして処分する
不燃ごみの袋に入る大きさにできれば、不燃ごみとして処分することも可能です。ボードは鉄またはホーロー製なので、ボードを半分に割って小さくできません。
したがって、ボードが不燃ごみ袋に入る大きさのホワイトボードならば不燃ごみとして処分できます。ホワイトボードを不燃ごみで処分できる自治体のひとつが、千葉県柏市です。
柏市では1辺1.2mまでのホワイトボードは不燃ごみとして処分できます。
自治体において不燃ごみとしてホワイトボードを処分する方法
千葉県柏市で不燃ごみとしてホワイトボードを処分する場合、透明もしくは半透明の袋に入れた状態で収集場所に出します。柏市の場合は、プラスチック製品やガラス・小型家具類などが不燃ごみの対象となります。
不燃ごみで処分できるため、前もって予約を入れる必要がなく、粗大ごみの処理券を購入しなくていいのも特徴的です。柏市の場合、不燃ごみは月2回と少ないため、タイミングを外すと2週間ほど待つことになるでしょう。
必要としている友人・知人に譲渡する
もし身の回りの友人・知人でホワイトボードが欲しいといってくれる人がいるならば、譲り渡すのも立派な処分方法のひとつです。ホワイトボードは普通に使っていれば汚れるものではないため、中古であっても使えるものなら使いたいと考えている人は多いでしょう。
また、友人・知人だけではなく、家族が働いている会社などで、ホワイトボードが必要になる可能性もあります。ホワイトボードは大きいので、譲渡先に運ぶまでの手段については相手としっかり話し合っておく必要があります。
場合によっては運送業者に運搬を依頼しなければならないこともあるでしょう。
まだ使える場合はリサイクルショップに買取を依頼する
購入したものの、使わずに不要になってしまった場合は、リサイクルショップに売却することを検討しましょう。リサイクルショップで売却できれば、処分費用が発生せず、利益を得られます。
リサイクルショップに持込むのであれば、できればオフィス用品を専門に扱うリサイクルショップに持込むことをおすすめします。ホワイトボードは事業用としての需要が高いため、オフィス用のリサイクルショップに高く買い取ってもらえる可能性が高いです。
高く買い取ってもらうためのポイント
ホワイトボードは年代によって大きく機能が向上することがないため、新しいホワイトボードほど高く買い取ってもらえるわけではありません。ホワイトボードそのものが綺麗な状態かどうかが査定額を大きく左右します。
外見以外では、ホワイトボートの大きいものほど高額で取引されています。大きさは変えられないので、高く買い取ってもらう場合は、掃除をして綺麗な状態にしましょう。
フリマアプリで売却する
ホワイトボードを売却する方法はリサイクルショップだけではありません。フリマアプリを使って売却することでも、利益を得つつ処分できます。
ただし、大きいホワイトボードは一般的なフリマアプリではあまり需要がないため、フリマアプリで売却するならば家庭用の小さなものを処分するときに利用すると良いでしょう。
フリマアプリは購入希望者と直接やり取りするので高く売却できる可能性がありますが、出品や発送の手間がかかるというデメリットがあります。
不用品回収業者に依頼する
ホワイトボードはキャスター付きのものになると大きいので、粗大ごみとして処分する際に屋外に運び出すのは大変です。もし屋外に運び出せないのであれば、不用品回収業者に回収を依頼しましょう。
不用品回収業者は屋内にあるごみでも運び出してくれます。また、自治体で回収してもらえない不用品もまとめて回収してくれるので、ホワイトボード以外に多量の不用品を処分したいときにも利用すると良いでしょう。
ホワイトボード(家庭用)の処分方法ごとのメリット・デメリット
家庭用のホワイトボードには複数の処分方法があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。お住まいの地域や状況によって、適した処分方法が異なります。
本項目では、ホワイトボードの処分方法についてそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
自治体の粗大ごみとして処分する場合のメリット・デメリット
粗大ごみとして処分する場合のメリットは、段取りさえつければ安い値段で回収してくれる点です。有料での回収とはいえ、自宅の前もしくは収集場所に持っていけば確実に回収してくれるため、自分で運び出せる人であれば利用しましょう。
デメリットは、予約して回収までの手間がかかりやすいことや地域によって回収日が少ない点です。大掃除を行い「今日にでも回収してもらいたい!」と思っても、実際に回収してくれるのは1週間先というケースもあります。
コンパクトサイズのものは分解して不燃ごみとして処分する場合のメリット・デメリット
ホワイトボードは、コンパクトサイズであれば分解して不燃ごみで出せます。不燃ごみで出せるメリットは無料での回収が可能な点やごみを出す手続きが不要なので、連絡をし忘れて出せないという事態を避けられます。
デメリットは、本当に不燃ごみとして回収してくれるかがわからない点です。自治体によっては特定のサイズ以下であれば収集してくれるものの、一定のサイズ以上だと粗大ごみとして扱われ、警告の貼り紙が貼られるケースも出てきます。
不燃ごみで出す際には、お住まいの自治体におけるごみ収集のルールを把握する必要があります。
必要としている友人・知人に譲渡する場合のメリット・デメリット
ホワイトボードを知人や友人に譲渡する場合のメリットは、無料で譲渡が行えるほか場合によっては対価を得られる点です。粗大ごみの費用が丸々浮くだけでなく、お礼としていくらかの金銭や品物を受け取れる可能性があります。
デメリットは友人・知人に譲渡してからなんらかのトラブルがあった際に、責任を問われる可能性がある点です。ホワイトボードを使っていてケガをした場合など、「前の持ち主の使用状況が悪かった」などといわれ、信頼関係に影響を及ぼす可能性もあるので注意しましょう。
まだ使える場合はリサイクルショップに買取を依頼する場合のメリット・デメリット
リサイクルショップに買取を依頼するメリットは、近くにリサイクルショップがあればすぐに売却でき、現金化も行える点です。出張買取などを行うリサイクルショップであれば、より気軽に買取の依頼が行えるのも魅力的といえます。
デメリットは、希望する額で買取をしてくれるとは限らない点です。場合によっては、「買取をしてくれない」「値段がつかない」ケースもあります。
買取は難しいけれど無料で引き取ってくれるというケースもあるため、リサイクルショップに相談してみることをおすすめします。
フリマアプリで売却する場合のメリット・デメリット
フリマアプリで売却する場合、自分が希望する額で売れるケースがある点です。自分が売りたい金額で売りに出せ、処分につなげられれば自治体の粗大ごみで出すよりもいいでしょう。
デメリットは、購入後にクレームなど入る可能性がある点です。クレームが入ると、評価を下げられてしまい、別の不用品を売る際にスムーズな売買につながらないケースが生じます。
フリマアプリを利用する際には傷や汚れの有無などに気をつけて、クレームにならないための対策が必要です。
不用品回収業者に依頼する場合のメリット・デメリット
不用品回収業者は、電話一本で即日対応が可能となるのが大きなメリットです。不用品回収業者は買取を行うケースもあるため、即日対応で買取まで行ってくれるとあれば一石二鳥といえます。
デメリットは、他と比較して高額である点です。買取をうまく活用すれば回避できるデメリットでもあるため、実際のところデメリットは多いとはいえません。
信頼できる不用品回収業者を選ぶほか、ネットでの評判や口コミ・見積もり・対応などで判断していくのがおすすめです。
事業者用ホワイトボードの処分方法と注意点
家庭で使っていた不用品の処分方法は多くありますが、学校やオフィスなどで使っていたホワイトボードは産業廃棄物に該当するため、家庭用の不用品と同様の手段では処分できません。
産業廃棄物を家庭用の処分方法と同様の手段で処分すると、法律違反で罰せられる恐れがあります。
事業者用ホワイトボードは自治体で処分できない
事業者用のホワイトボードは自治体によって判断が分かれるものの、少なくとも家庭用と同じような形での処分は行えません。事業系ごみとして処分をしなければならないため、所定の手続きを経て処分を行う必要があります。
自治体によって事業系ごみの回収・持ち込みが可能かどうか異なるので、前もって確認しておきましょう。ホワイトボードは産業廃棄物として扱われる一方、家庭のごみは一般廃棄物の扱いとなるため、大きな違いがあるのです。
事業者用ホワイトボードは専門業者に処分してもらう
事業用ホワイトボードは専門業者に処分してもらうのがもっとも確実です。産業廃棄物を専門に回収する産廃物処理業者は産業廃棄物のみ収集している業者なので、回収を依頼すれば適切な方法で回収・処分してくれます。
また、ホワイトボードを販売している業者に引き取りを依頼するのもひとつの方法です。ただし、販売業者は買い替えのときでなければ引き取ってもらえない場合が多いです。
資格を持った不用品回収業者に依頼する
事業用のホワイトボードを運び出すためには、「産業廃棄物収集運搬業」の資格を取得していなければなりません。不用品回収業者は、産業廃棄物収集運搬業の資格を取得しています。
不用品回収業者のホームページを確認したときに、事業用のごみも回収可能なことを明記しているならば、回収を依頼しても問題ないでしょう。
事前に備品管理シールなどははがしておく
会社や学校などで使っているホワイトボードは、管理業務を円滑にするために備品管理シールなどを貼っていることが多いです。シールなどを貼ったままにしておくと、会社などの情報が漏れてしまう恐れがあります。
会社や学校などの情報がわかってしまいそうなものは、処分前にホワイトボードから除去しておくようにしましょう。
ホワイトボードの処分を任せられる不用品回収業者を選ぶポイント
- ホワイトボード処分の実績があるかを確認する
- 補償制度を完備しているかを確認する
- 口コミや評価を確認する
- 対応地域に該当しているか確認する
不用品回収業者は、すべての不用品を手早くスピーディーに搬出してくれます。安全に処分したい場合は、ホワイトボードを実際に回収した経験がある業者または補償制度が充実している業者を探すと良いでしょう。
ホワイトボード処分の実績があるかを確認する
ホワイトボードの処分を不用品回収業者に依頼する場合、ホワイトボードを回収した実績がある業者を選ぶと良いでしょう。企業から不用品回収を依頼されている業者はとくにおすすめです。
また、不用品回収業者は自社のサイトで実際に不用品を回収した実績を紹介していることが多いです。実績でホワイトボードを回収していることが確認できれば、安心して依頼できるでしょう。
補償制度を完備しているかを確認する
ホワイトボードは大きいため、運び出す際に壁や床を傷つけてしまう恐れがあります。したがって、万が一のときにしっかり補償してもらえる不用品回収業者に依頼することがおすすめです。
たとえば損害保険に加入している業者であれば、壁や床に傷をつけてしまったときや、ホワイトボードを破損させたときに保険金で補償してもらえます。損害保険に加入しているかは不用品回収業者のホームページを見ればわかるので、依頼する前に確認しましょう。
口コミや評価を確認する
不用品回収業者に関して、ネット上には口コミや評価が載っており、内容を踏まえて選んでいくのがおすすめです。良い口コミはもちろん、悪い口コミや評価などもチェックすることで、不用品回収業者に対する真の評価がわかります。
Googleの口コミを始め、さまざまなサイトで評価がつけられているほか、SNSで発信しているケースもあります。特定のサイトの口コミ・評判だけで判断せず、複数のサイトをチェックしていくことで、間違いのない判断につながるでしょう。
対応地域に該当しているか確認する
お住まいの自治体で不用品回収を行っているかどうか、対応地域に該当しているかの確認をしましょう。都道府県単位で全域対応を行うケースもあれば、地域密着型の不用品回収業者は活動範囲が狭いケースもあります。
活動範囲が狭いと、すぐに駆け付けられる可能性があるほか、地元のごみ処理事情に詳しいことが考えられます。対応地域に該当していることに加えて、対応地域に関する一般廃棄物収集運搬業許可があるかどうかもチェックしましょう。
ホワイトボードを処分するための費用の相場は?
ホワイトボードを廃棄する場合、処分方法によっては処分費用がかかる場合があります。処分費用を比較してどの手段で処分するかを決めると良いでしょう。
ホワイトボードを処分する際に必要な処分費用の平均相場を表にまとめました。不用品回収業者はホワイトボード単体の処分で利用するより、複数の不用品をまとめて処分する際に利用する場合がコストパフォーマンスが高いです。
各自治体の粗大ごみとして処分する場合 | 500円 |
---|---|
各自治体の不燃ごみとして処分する場合 | 無料 |
不用品回収業者に依頼 | 3,000円 |
ホワイトボードの処分なら不用品回収センターがおすすめ!
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営業時間 | 24時間365日 |
買取制度 | 有 |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
ホワイトボードの処分に困っているのであれば、ぜひ「不用品回収センター」をご利用ください。当社は年間50,000件以上の回収実績があるので、大きなホワイトボードでも安全かつスピーディーに回収します。
また海外に独自の販売ルートを確保しており、売却手段が豊富であるため、買取も積極的に実施しています。ホワイトボードは需要も高く、買い取らせていただくケースも多いため、買取を希望する際もお気軽にご要望ください。
【まとめ】ホワイトボードは適切に処分しよう
ホワイトボードは1mをこえるものも多いため、自治体を利用して処分する場合、基本的に粗大ごみで処分することになります。また、ホワイトボードは家庭用よりも学校やオフィスなど、事業用として利用されるケースが多いです。
事業用の不用品は産業廃棄物扱いになるため、産廃物処理業者など、資格を有する専門業者に処分を依頼しましょう。