小型家電の処分方法とは?おすすめの捨て方や処分にかかる費用を徹底解説
スマホやデジカメ、パソコンなどは今やどの家庭にもある必需品となっています。これらは小型家電と呼ばれていますが、使わなくなったり、動かなくなったりした場合の正しい処分方法を知っているでしょうか。
本記事では小型家電の正しい処分方法について解説します。
- 小型家電について理解できる
- 小型家電の処分方法がわかる
- 小型家電それぞれの処分にかかる費用
目次
小型家電に分類されるものとは?
私たちが普段使っている多くの家電が、小型家電です。たとえば、パソコン・プリンターやスキャナなどのパソコン周辺機器、電子レンジ・トースターなど、該当品目は実に400以上にものぼります。
逆に小型家電に該当しないものは梱包した状態で3辺140cmで20kg以上のもの、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機のRecycle家電4品目などです。
小型家電の処分は「小型家電リサイクル法」の対象
小型家電の一部には「小型家電リサイクル法」という法律が適用されており、処分の際には注意が必要です。小型家電リサイクル法に該当する家電を一部紹介します。
- パソコン
- 携帯電話
- デジタルカメラ
小型家電リサイクル法は2013年4月1日に成立した法律です。これまで小型家電は不燃ゴミまたは粗大ゴミとして処分されてきましたが、小型家電には鉄・銅・アルミ・レアメタルなど貴重な資源が多く使われています。
小型家電リサイクル法は、小型家電をリサイクルしてこれら資源を再利用する目的で制定されました。2020年に実施された東京オリンピックで授与されたメダルの材料が、小型家電リサイクル法で集められた資源を使っていたのは有名な話です。
小型家電のおすすめ処分方法7選
先述のとおり、小型家電のなかには「小型家電リサイクル法」に該当する製品があるため、処分の際は注意が必要です。小型家電のおすすめ処分方法を7つ紹介するので、自分に合った捨て方を見つけてみてください。
- 自治体で回収してもらう
- 小型家電回収ボックスに持ち込む
- フリマアプリ・ネットオークションで出品する
- リサイクルショップで売却する
- 家電量販店で回収してもらう
- 宅配回収サービスを利用する
- 不用品回収業者を利用する
自治体で回収してもらう
- 無料で処分できる
- 比較的楽に処分できる
- ある程度まとめて処分できる
小型家電を処分する方法として、もっともオーソドックスなのは自治体を利用しての処分です。小型家電は指定のゴミ袋に入る大きさのものであれば「不燃ゴミ」として処分できます。(一部粗大ゴミになるものもあり)
不燃ゴミとして処分できるならば、ゴミ袋に入れて指定日に回収場所へ持っていくだけなので、比較的楽に処分できます。そして何より無料で処分できるのは大きなメリットです。
小型家電回収ボックスに持ち込む
- リサイクルして再利用してもらえる
- 無料で処分できる
- プレゼントがもらえるところもある
リサイクルの必要性を考慮すると、自治体で処分するよりは小型家電回収ポックスへ持ち込むことをおすすめします。たしかに持ち込む手間はかかりますが、スマホやデジタルカメラなど小さな家電であればそこまで荷物には感じません。
回収ボックスは役所だけではなくさまざまな店舗に設置しているので、立ち寄るついでに持っていきましょう。
フリマアプリ・ネットオークションで出品する
- ゴミ削減につながる
- 購入者は対象商品を安く手に入れられる
- お金を得られる
あまり使わなかったものや、間違って購入してしまって使えなかったものなど、不具合なく使用できて見た目も綺麗なものは、フリマアプリやオークションに出品してみましょう。出品の際は商品の写真撮影や説明文の記載など手間はかかりますが、売却できれば無料で処分できるだけでなくお金を得られます。
リサイクルショップで売却する
- 簡単に売却できる
- まとめて売却できる
- 訪問してもらうことも可能
フリマアプリやオークション以外に売却する手段として、多く用いられているのがリサイクルショップへの持ち込みです。フリマアプリやオークションでは出品作業や発送作業が必要ですが、リサイクルショップなら売りたい品物を持ち込むだけで売却処分できます。
また、訪問買取を実施している店舗ならば持ち込む手間すらかかりません。ただし買取価格はフリマアプリやオークションでの売却価格よりも大幅に安くなります。
家電量販店で回収してもらう
- 無料で処分できる
- 適切に再利用してもらえる
- 最新家電をチェックできる
多くの家電量販店で小型家電の回収サービスを実施しており、利用することで小型家電を無料で処分できます。また、家電量販店に引き渡せば適切な処分先へ送ってくれるので、金属など資源を再利用してもらえます。
家電量販店はとくに用事がなくても最新家電のチェックをするため、定期的に通っている人も多くいます。比較的足を運ぶ機会が多い場所であるというのも、おすすめする理由のひとつです。
宅配回収サービスを利用する
- 取りにきてもらえるので楽
- 引き取り時間を指定できる
- 多量の小型家電をまとめて回収してもらえる
小型家電を専門に回収している業者を利用するのも、処分方法のひとつです。「リネットジャパン」は環境省・経産省認定の回収事業者で、パソコンをはじめ数多くの小型家電を回収してくれます。
リネットジャパンはこちらの自由な時間に引き取りにきてもらえるうえ、複数の小型家電をまとめて処分可能です。また、国が認定している回収業者なので、回収した小型家電はさまざまな用途に再利用されます。
不用品回収業者を利用する
- 最短数十分で引き取ってもらえる
- 24時間対応可能な業者も
- 他の不用品もまとめて処分できる
一刻も早く処分しなければならなかったり、小型家電以外にも処分したい不用品が多量にあったりする場合は不用品回収業者の利用を検討しましょう。不用品回収業者は小型家電だけではなく、粗大ゴミや自治体では処分できない危険物など、ほぼすべての不用品を回収してくれます。
また、業者によっては24時間営業のところもあるので、深夜・早朝を問わず好きな時間に処分できます。
小型家電の処分にかかる費用
小型家電の処分方法について7種類紹介しました。それぞれ処分するまでの手間などに違いがありますが、回収費用についてもかなりの差があります。処分方法ごとに必要となる費用を以下の表にまとめました。
自治体回収 | 無料 |
---|---|
小型家電回収ボックス | 無料 |
フリマアプリ・ネットオークション | 無料 |
リサイクルショップ | 無料 |
家電量販店回収 | 無料 |
宅配回収サービス | 1ケース1,600円 |
不用品回収業者 | 1点1,000円〜 |
自治体による回収や、回収ボックスへの持ち込みで処分すれば処分費用はかかりません。また、フリマアプリ・オークションは利用することでむしろ収益を得られますが、発送の際に諸費用が必要です。
小型家電を処分する際の注意点
小型家電を処分するにあたっては品目ごとに注意しなければならないことがありますが、とくに気をつけなければならない点が3つあります。それぞれどのような注意をしなければならないのか、詳しく解説します。
- 個人情報が含まれるデータを削除する
- 電池・バッテリーを取り外す
- 悪徳な不用品回収業者を避ける
個人情報が含まれるデータを削除する
小型家電にはパソコンなど、データを保存できるものも含まれています。これらを処分する場合は、必ず個人情報が判明するようなデータを削除してから処分しましょう。
個人情報のデータだけではなく、処分する小型家電に入っているデータはすべて別の記憶媒体に移動させ、初期化してから処分したほうが確実です。パソコンはデータ消去する人がほとんどですが、デジタルカメラやビデオカメラなどの動画・写真データも必ず消去してください。
電池・バッテリーを取り外す
小型家電のうち、持ち運びできるものはコンセントではなく、電池またはバッテリーが動力源です。電池またはバッテリーで起動する小型家電を処分する際は、電池・バッテリーを取り外してから処分してください。
電池・バッテリーは小型家電とは別のゴミに分別されます。分別・処分方法については各自治体のホームページで確認しましょう。
悪徳な不用品回収業者を避ける
近年、不用品回収業者を利用した人が思わぬトラブルに見舞われる事例が増加しています。以下の特徴に該当する不用品回収業者は利用しないほうが無難です。
- 拡声器で宣伝しながら巡回している
- チラシなどで「無料回収」を謳っている
- 突然訪問してくる
- 広場などで回収を実施している
優良な不用品回収業者は周囲を巡回したり、無料回収をアピールしたりすることはありません。不用品回収業者を利用する際は、事前に業者についての情報を集めるようにしてください。
小型家電の処分を依頼する不用品回収業者を選ぶ際のポイント
不用品回収業者の中には、危険な悪徳業者も潜んでいます。近所を巡回していたり、突然訪問してきたりするような会社は利用しないでください。
本章では、不用品回収業者を選ぶ際にチェックして欲しい3つのポイントを解説します。
- 必要な許可を得ている
- 料金が明記されている
- 依頼から回収までのスピードの速さ
必要な許可を得ている
不用品回収業者を調査する際、真っ先にチェックしなければならないのは、不用品回収業者として営業を許可されているかの確認です。
- 一般廃棄物収集運搬業許可
- 古物商許可
- 産業廃棄物収集運搬許可
自治体から認可を受けた不用品回収業者は、「一般廃棄物収集運搬業許可」という資格を取得しています。この資格を持っていない業者はすべて無許可の不用品回収業者なので、決して依頼しないようにしましょう。
残り2つはおまけですが、これらの資格も持っていると更に安心して回収を依頼できます。
料金が明記されている
不用品回収業者に回収を依頼した際の実際の料金は荷物の量や種類などで大きく変わるため、事前に正確な価格を出すことは難しいです。しかし、一例として料金が明記されているかは不用品回収業者を選ぶうえで重要なポイントと言えます。
料金を明記していない業者に依頼すると、法外な費用を請求されることもあるので、依頼しないほうが賢明です。
依頼から回収までのスピードの速さ
一般廃棄物収集運搬業許可を所有しており、なおかつ料金も明記されているならば、回収作業や費用面でトラブルに見舞われることはないでしょう。最後に確認しておきたいのは対応スピードです。
不用品回収業者で対応スピードが早いところは依頼してから30分程度で訪問してくれます。ただし、本当に30分以内に訪問してくれるかは業者のホームページだけでは判別できません。
実際に業者を利用した人の口コミを見て訪問スピードを確認しておくと良いでしょう。
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特徴 | 立ち会い無しで回収 |
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営業時間 | 24時間365日 |
買取制度 | 有 |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
小型家電の処分に困った時はぜひ当社「不用品回収センター」にご連絡ください。当社は24時間365日電話対応しておりますので、早朝でも深夜でもお好きな時間に電話していただければすぐに駆けつけます。
また、当社では回収日当日の立ち会いは不要となっておりますので、遠方の不用品回収が必要な際にもお気軽にお申し付けください。立ち会い無しの回収でも、お客様にチェックしていただいて作業完了となっているので、安心してご依頼いただけます。
【まとめ】「小型家電リサイクル法」に注意して小型家電を処分しよう
小型家電に分類する代表的なものは、パソコン・パソコンの周辺機器・スマホなど実に400種類以上あり、今や私たちが生活するうえで欠かせないものとなっています。小型家電は2013年より小型家電リサイクル法が制定され、廃棄処分ではなく回収して鉄や銅などの資源を再利用することが推奨されるようになりました。
小型家電の処分方法はさまざまですが、手間や処分費用がそれぞれ異なります。もっとも利用しやすい方法を選択し、賢く処分しましょう。