キーボードはどうやって処分する?捨てるタイミングやおすすめの廃棄方法を解説

パソコンの買い替えのためなど、使い続けてきたキーボードを処分するにはどうすればよいのか迷うところです。無料で処分できる方法もあり、不用品回収業者を利用するならば手間をかけずにキーボードの処分が楽にできます。
本記事ではキーボードの処分方法を中心に、キーボードの種類や寿命・費用などについて詳しくご紹介します。キーボードを処分する際のご参考にしてください。
目次
キーボードの種類と寿命
家電製品の場合、寿命は5年から10年とされているのが基本です。キーボードの寿命は約5年とされています。
ただし、一口にキーボードと言ってもいくつか種類があり、それぞれ寿命が異なります。
- 種類①メンブレン方式キーボード
- 種類②パンタグラフ方式キーボード
- 種類③メカニカル方式キーボード
種類①メンブレン方式キーボード
メンブレン方式キーボードは、デスクトップパソコン用として使われます。キーを押すと上下のシートが反応するなど、全体が1枚のシートスイッチでカバーされているキーボードです。
ほかのキーボードのように一つひとつのキーが独立していないので、1か所故障してしまうと全体の修理が必要になります。そのため、修理に出さず処分して新しくキーボードを購入する方も多いです。
大量生産で安く購入できる分どうしても故障も多くなりやすく、ほかのキーボードよりも寿命が短い傾向があります。
種類②パンタグラフ方式キーボード
パンタグラフ方式キーボードは、ノートパソコンなどの薄型キーボードで使われます。キーの伸縮性が高いと同時に、軽くキータッチ入力ができ使いやすいのが特徴です。
パンタグラフ方式キーボードは寿命が長く、10年前後は使い続けられます。キーを打つ際に力があまりいらないので劣化が遅めです。
種類③メカニカル方式キーボード
メカニカル方式キーボードは、キーの一つひとつが独立しスイッチのようになっているものを指します。キーの1つに支障が出た場合、1つの部分だけを交換すればよいのが特徴です。
また、パンタグラフ方式キーボードと同様に耐久性が高く、10年前後は持ちます。メカニカル方式キーボードは他のタイプに比べて高価ですが、寿命が長く修理もしやすい優れものです。
キーボードの処分を考えるべき症状とは?
キーボードの処分を考えるべき症状には、どのようなものがあるのでしょうか。症状が出た場合は、基本処分するか買い替えるかの選択となります。
キーボードの故障時に多く見られる症状として、本章では以下2つを解説します。
- キーボタンを押してもなにも反応しない
- キーを押したら元に戻らない
キーボタンを押してもなにも反応しない
キーを押したにもかかわらず入力内容が反映されず反応しない場合は、キースイッチのトラブルと見て間違いありません。使い続ける中でキーとキーとのすき間にホコリが入り込み、反応しなくなるケースが多く見られます。
キーボタンを押してなにも反応せず動かなかった場合は、速やかに交換するか修理に出すかを判断してください。
キーを押したら元に戻らない
キーを押しても元に戻らない症状は、長く使い続ける中で多く見られます。キーボードの寿命が来ていると見て間違いありません。
元に戻らないほど劣化が進んでいるというのは、たとえ修理に出したとしても修理代が高額になる可能性は高いです。修理に出すよりも、新しいキーボードの買い替えをおすすめします。
キーボードを自治体のごみとして処分するには?
キーボードを自治体のごみとして処分する場合、ほとんどの自治体で不燃ごみか粗大ごみとなります。各自治体によりキーボードがどのごみの分類に入るのか、粗大ごみの基準も異なるので確認する必要があります。
自治体でキーボードを処分する際の処分方法を、一つひとつ解説しますのでご参考にしてください。
- 粗大ごみとして処分する
- 一般ごみまたは不燃ごみとして処分する
- 使用済み小型家電として処分する
粗大ごみとして処分する
キーボードを、自治体の粗大ごみとして処分する方法があります。ただし、キーボードのサイズによるのでご注意ください。
ほとんどの自治体で粗大ごみの決まりは、1辺が30cm以上のものとしている自治体が多くあります。大型のキーボードは、粗大ごみとして出せます。
自治体でキーボードの素材やサイズにより分類が異なるので、自治体HPやごみ収集カレンダーなどを確認してください。粗大ごみとして処分する場合は、事前に自治体への予約申込みが必要です。
コンビニや商店などの処理券取扱い店にて、「粗大ごみ処理券」を購入してください。粗大ごみ処理券をキーボードに貼り、申込み時に指定された収集日に玄関先などへ排出します。
一般ごみまたは不燃ごみとして処分する
一辺30cm未満のキーボードであれば、一般ごみまたは不燃ごみとして処分となる可能性は高いです。自治体により分類の仕方が異なるので、各自治体のHPかごみ収集カレンダーをご覧ください。
一般ごみや不燃ごみ扱いであればとくに煩わしい手間もかからず、安心してキーボードを処分できます。一般ごみの収集日は、週に1、2回などと決まっている自治体が多いです。
キーボードを不燃ごみに分類している場合、月に1回となる自治体が多いので早く処分したい方には不向きです。「ごみ分別一覧表」を提示している自治体はほとんどですが、キーボードの記載がない場合は自治体へ直接問い合わせてみてください。
使用済み小型家電として処分する
キーボードは、小型家電リサイクル法の対象品となっています。小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれている有効活用できる金属の回収や再利用を促進するための法律です。
小型家電リサイクル法対象品であるキーボードは、ほとんどの自治体が再利用する目的で回収してくれます。地域内に設置されている小型家電回収ボックスに入れるだけでリサイクル処分が可能です。
自分でキーボードを持ち込む必要はありますが、費用もかからず都合のよいタイミングで処分できます。
各自治体の使用済み小型家電回収方法
小型家電回収には自治体も力を入れているので、イベント回収やピックアップ回収を実施している市町村は多いです。各自治体の使用済み小型家電回収方法には、下記のような方法があります。
ごみステーションで回収する | 分解せず指定のごみ袋に入れる |
---|---|
回収ボックスでの拠点回収 | 市役所や公共施設に設置してある場所へ持ち込む |
イベント回収 | 期間限定で開催されるイベントに持ち込む |
ピックアップ回収 | ごみ処理施設で不燃ごみなどから選別される回収方式 |
キーボードを自治体以外で処分するには?
キーボードを処分する方法は、自治体以外にもいくつかの処分方法があります。本章ではフリマサイト・リサイクルショップへの売却やメーカー回収・友人や知人への譲渡など、それぞれを詳しく紹介します。
費用はかかっても時間も手間もかけたくない方は、不用品回収業者がおすすめです。キーボード以外にも多くの不用品があれば、パックプランでよりお得に利用できます。
- フリマサイトで売却する
- パソコンメーカーに回収してもらう
- 友人や知人でキーボードが欲しい人を探す
- 使用済み小型家電として家電量販店に引き取ってもらう
- まだ使えるキーボードはリサイクルショップに買い取ってもらう
- パソコン専門店の買取サービスを利用する
- 不用品回収業者にほかのものと一緒に処分依頼する
フリマサイトで売却する
フリマサイトを活用すれば、キーボードを簡単に売却できます。メリットは自分で価格設定ができるので、予想以上の価格で売却できる場合があるところです。
ただし、フリマサイトを利用する場合、写真撮影・梱包・発送など手間がかかります。また、個人間でのやりとりとなるので、何かしら問題が起こった場合は自分で対処しなければならない点はご注意ください。
パソコンメーカーに回収してもらう
不要になったキーボードは、パソコンメーカーで回収してもらえます。キーボードのみの回収ではなく、パソコン本体と一緒での回収となるのがほとんどです。
キーボードのないものや別メーカーの場合、回収は難しくなります。無料で回収してもらえるのは、「PCリサイクルマーク」が貼付されているパソコンです。
PCリサイクルマークは2003年10月以降に生産されているので、2003年以降販売されているパソコンには貼付されています。
友人や知人でキーボードが欲しい人を探す
身近な友人や知人で、キーボードが欲しい人を探す方法もあります。キーボードの処分を検討し始めたら、まず身近な友人や知人に声をかけてみてください。
重たいものでもなく手で持てる大きさのキーボードがほとんどで、相手先が遠方となってもそれほど送料も高くはなりません。親しい友人や知人だからこそ、手渡しか郵送かなども問題なく相談ができます。
使用済み小型家電として家電量販店に引き取ってもらう
新しくキーボードを買い替えたい場合、使用済みキーボードを家電量販店に無料で回収してもらえます。小型家電回収ボックスとは別に、小型家電として家電量販店に引き取ってもらえるのです。
家電量販店によっては回収不可とする場合もあるので、事前に確認が必要です。
キーボードの引取り可能な家電量販店
キーボードの引取可能な家電量販店として、大手3店舗の引取り条件と引取り金額を紹介します。
家電量販店 | 引取る際の条件 | 引取金額 |
---|---|---|
エディオン | 特殊品目の中にキーボードあり | 無料 |
ヤマダ電機 | 訪問回収は別途費用・沖縄店舗は対象外 | 無料~1,100円 |
ケーズデンキ | 出張引取り可能(別途費用がかかる) | 550円 |
まだ使えるキーボードはリサイクルショップに買い取ってもらう
リサイクルショップに買い取ってもらうのも一つの手段です。多少なりともお金が手に入れば、新しくキーボードを購入する際の費用に充てられます。
ただし、まだ使える状態というのが大前提で、キーボードの状態や機能により売却できない場合もあるのでご注意ください。店舗により出張買取サービスを行っているところもあるので、事前に電話で問い合わせてみてください。
パソコン専門店の買取サービスを利用する
使わなくなったキーボードは、パソコン専門店の買取サービスを利用する方法もあります。中古の販売が目的となるので、キレイな状態でまだ使えるものに限ります。
破損や故障などがある場合は、買取対象にはならない可能性が高いです。人気のあるキーボードは、高価買取も期待できます。
売却できれば少しでも収入とはなりますが、買取をしてもらえるかどうか保証はありません。処分を急ぐ場合は、ほかの処分方法を検討してください。
買取サービスを実施しているパソコン専門店
買取サービスを実施しているパソコン専門店の例を紹介します。利用を検討している場合は買取条件を確認しておきましょう。
専門店名 | 買取条件など |
---|---|
ソフマップ | 縦・横・高さの合計が160cm以内、破損もの修理が必要なもの買取不可 |
駿河屋 | 商材全般が買取対象となる、安心買取買取価格3,000円以上送料無料 |
ハードオフ | オファー買取あり(アプリで買取依頼したキーボードをハードオフ担当者が確認し買取) |
パソコン高く売れるドットコム | 出張・宅配・店頭買取で全国対応・完全無料 |
不用品回収業者にほかのものと一緒に処分依頼する
不用品回収業者は高めの処分費用がかかるものの、便利に利用できるサービスです。自治体では決められた収集日となり、申込みから1週間から2週間かかるところもあります。
不用品回収業者では自分で日程調整ができ、分別から梱包・運搬作業まですべて任せられるのがメリットです。即日対応の業者も多く、当日でも対応してくれる場合もあります。
ただし業者選びは慎重に複数の業者から必ず見積りを取り比較して、確かな不用品回収業者に依頼してください。
キーボードを処分する際の費用はどれくらい?
キーボードを処分する際の費用は、処分方法により異なります。自治体で一般ごみとしてキーボードを出す場合は、無料です。
自治体により分類が粗大ごみとする場合もあるので、粗大ごみでは多少の費用がかかります。小型家電回収ボックスを利用する場合は、無料です。
不用品回収業者の場合、まとめて処分のパックプランを利用することで10,000円~となりますが、業者により価格の差はあります。
各自治体 | 一般ごみ:無料、粗大ごみ:200円~1,000円程度 |
---|---|
不用品回収業者に依頼 | 1万円前後からが相場 |
キーボードを処分するなら不用品回収センターへ!
- 年間5万件以上の回収実績
- 基本料金・出張費・見積りすべて無料
- お客さま満足度2サイトで最高評価
特徴 | まとめてお得な定額パックプランだから安心 |
---|---|
料金 | 4,800円~ |
営業時間 | 24時間365日対応可能 |
買取制度 | 有り |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
おかげさまで不用品回収センターは、お客さま満足度98.3%と高い評価をいただいております。現在web限定で割引キャンペーンも実施中です。
また、買取に力を入れており高額査定をさせていただくことで、回収費用から買取金額を差し引きよりお得にご利用いただけます。買取品目は多岐にわたり、自治体では回収できない家電リサイクル法対象4品目も買取可能です。
【まとめ】キーボードは適切な方法で処分しよう!
ごみとして処分する前に、まだ使える状態のキーボードならば再利用できる方法をおすすめします。売却や買取・友人や知人に譲るなど、不要となったものを誰かのために使ってもらえるならばお互いにとっての喜びです。
故障や破損している場合は、自治体を利用して処分すれば無料か安く費用を抑えられます。他にもまとめて処分したいものがあれば、不用品回収業者の利用も検討してみましょう。