キャットタワーの適切な捨て方7選!基礎知識、注意点や処分費用も解説!
キャットタワーは猫を飼っている人に人気のペット用品で、爪とぎ用の柱や猫用ベッド・遊び場などがひとつになっており、猫が上り下りをして遊んだり休んだりできるものです。
キャットタワーのサイズは小さなものだと3~40cm、大きなものだと140㎝以上のものや天井まで届くような大きさのものもあります。
とくにサイズの大きなキャットタワーほど、高いところが好きな猫が喜ぶということで人気があります。キャットタワーは猫が汚してしまった時や壊れた時、引越しのタイミングなどで処分することがありますが、サイズが大きいものほどどうやって処分したらいいのか困るのではないでしょうか。
本記事では、キャットタワーの処分方法や費用・注意点などについて解説します。
目次
キャットタワーを処分する際の基本知識
キャットタワーを処分する前に、キャットタワーの耐久年数や素材などの基本知識を知っておくと処分方法を選ぶときに便利です。本章では、キャットタワーを処分する際の基礎知識について簡単に説明します。
キャットタワーの種類
キャットタワーは「据え置きタイプ」と、「突っ張り棒タイプ」の2種類が主流です。「据え置きタイプ」のキャットタワーは、床に置いた状態で使用できるため安定性があるのが特長です。
猫が激しく運動しても倒れないように設計されているので、サイズが大きく重さもあります。「突っ張り棒タイプ」のキャットタワーは、床と天井を突っ張り棒で固定して使用します。
「据え置きタイプ」と比べて、小スペースでも利用可能です。天井に固定具を取り付ける必要があるので、天井に傷や汚れがつく可能性があります。
とくに賃貸物件で「突っ張り棒タイプ」のキャットタワーを使用する場合は、設置時の壁紙の損傷などにも注意してください。
キャットタワーの耐久年数は?
キャットタワーを実際に使用している人によると「猫の嘔吐や尿などで汚れやすい」「爪とぎの場所がボロボロになって見た目が悪い」「布製のベッドなどは匂いが気になる」などの理由から、1年~3年くらいで買い替える人が多いようです。また、猫の大きさによっても、耐久年数は変わってきます。
大型の猫(メインクーンやノルウェイジャンフォレストキャットなど)の場合、キャットタワーの支柱部分がグラグラして買い替えることになったという声も聞かれます。大型の猫を飼っていてキャットタワーの購入を検討している方は、なるべく支柱部分が太く大型猫の使用にも耐えられる頑丈なタイプを選択しましょう。
キャットタワーを捨てるタイミング
キャットタワーを捨てるタイミングは、耐久年数と重複する点もありますが、主に以下のとおりです。
- キャットタワーが不安定になった
- 布が剥がれてしまっている
- ポールの支柱が剥き出しになっている
- 爪とぎする場所がボロボロ
- 猫が使わなくなった
とくに、愛猫の使用や経年劣化に伴い、キャットタワー自体が安全に使用できない状態になる前に、早めに処分を検討してください。
キャットタワーの素材は?
キャットタワーの素材は、木製のものが多いです。キャットタワーには「パーティクルボード」という合板の木材がよく使われていますが、木材チップを固めて板状にしたパーティクルボードは安価でエコというメリットと水に弱く耐久性が劣るデメリットの両面があります。
安価なキャットタワーには、パーティクルボードや段ボール素材が使われていることが多く、値段が安い分耐久性は弱くなる恐れがあります。キャットタワーを長く使いたい場合は、天然木のものや付属品が交換できるものを選ぶといいでしょう。
キャットタワーの捨て方8選
大きなものだと天井まで届くものもあるキャットタワーを処分する際には、どのような方法があるでしょうか。本章では、キャットタワーを捨てる方法を7つ紹介します。
キャットタワーの大きさやお住まいの自治体の分別方法によって最適な捨て方は変わりますので、キャットタワーの捨て方をよく調べてから処分してください。
粗大ゴミとして捨てる
キャットタワーを粗大ゴミとして捨てる場合は、お住まいの自治体の収集方法によって無料で処分できるところから数千円程度かかる場合があります。粗大ゴミでキャットタワーを捨てる場合は、大きく分けて戸別収集(または集積所)と処分場への持ち込みの2種類があります。
自治体の粗大ゴミとして捨てる場合は、比較的安価で処分できるというメリットがあります。ただし、大型のキャットタワーの場合は女性や高齢者には解体が難しい場合もあり、自分で処分場へ持ち込む手間がかかるというデメリットがあります。
粗大ゴミとして捨てる場合「戸別収集」「自己搬入」どちらを利用すべき?
前述しましたが、多くの自治体の粗大ゴミの捨て方は主に2つあります。自宅まで粗大ゴミを回収に来てくれる「戸別収集」と自治体が指定するゴミ処理施設へ自分で持ち込む「自己搬入」です。
戸別収集よりも自己搬入するほうが、処理手数料が安くなる自治体もあります。しかし、戸別収集の場合は自宅付近までキャットタワーを回収に来てもらえますが、自己搬入の場合は自分で施設まで持ち運ぶ必要があります。
住んでいる自治体の情報をもとに、処分手数料や処分にかかる時間・労力を総合的に比較して、「戸別収集」か「自己搬入」どちらを利用するか決めるとよいでしょう。
キャットタワーを解体して普通ゴミとして出す
キャットタワーの素材によっては、解体して普通ゴミとして出せる自治体もあります。キャットタワーが木製のものや段ボール素材の場合は、ゴミ袋に入る大きさに解体できれば普通ゴミとして出すことも可能です。
しかし、大型のキャットタワーになれば解体は大変になりますし、ゴミの量も多くなるため一度に出すことが難しい場合もあるでしょう。キャットタワーを解体して普通ゴミとして出すことは、なるべく早く手間なく処分したいという方にはおすすめできない方法です。
素材別のゴミの分別
キャットタワーの素材別に、何ゴミとして分別できるのかを表にしています。キャットタワーを自分で解体して、普通ゴミとして出すときの参考にしてください。
素材 | 分別(何ゴミなのか) |
---|---|
天然木 | 燃えるゴミ |
パーティクルボード | 燃えるゴミ |
段ボール素材 | 燃えるゴミ |
麻ひも | 燃えるゴミ |
ベッド・クッション | 燃えるゴミ |
支柱部分 | 燃えるゴミまたは粗大ゴミ |
ボウルベッド | 燃えるゴミまたは粗大ゴミ |
自治体によって、同じ素材でも燃えるゴミに出せるものと粗大ゴミになるものがあります。お住まいの自治体の分別方法を、よく確認の上処分してください。
リサイクルショップで買い取ってもらう
キャットタワーを処分する際には、リサイクルショップで買い取ってもらうという方法もあります。しかし、キャットタワーは猫が日常的に利用するもので匂いも付きやすいため、汚れや匂いが理由で買取不可になる場合があります。
キャットタワーが買取不可になってしまう理由として、猫は嗅覚が鋭いため他の猫が使っていたものは嫌がり使えないということもあるようです。キャットタワーをリサイクルショップに買取ってもらう場合は、事前に使用していたものでも大丈夫かどうかをリサイクルショップに確認しておくといいでしょう。
ジモティーやメルカリで買い手を探す
キャットタワーを処分したいときには、ジモティーやメルカリなどのフリマサイトで買い手を探してみるのもいいでしょう。ジモティーやメルカリなどのフリマサイトにキャットタワーを出品している人はたくさんいて、取引も活発に行われています。
ジモティーやメルカリなどのフリマサイトに大型のキャットタワーを出品する場合は、発送する際に分解・梱包が非常に手間がかかることや発送料金が数千円かかる場合があることから、自宅まで取りに来てくれる人限定で出品している人も多いです。
欲しい人に譲る
身近にキャットタワーを欲しがっている人がいたら、譲ってあげるといいでしょう。キャットタワーを処分場へ持ち込んだり解体したりといった手間がかからず、自宅からキャットタワーを撤去できます。
また、通っている動物病院やペットショップなどに声をかけてみると、キャットタワーを欲しいと言っている人に繋いでもらえるかもしれません。友人知人などにも、キャットタワーを欲しがっている人がいないかを幅広く声かけしてみるといいでしょう。
保護団体などへ寄付する
動物保護団体では、金銭による寄付と支援物資の提供を随時受け付けているところがあります。動物保護団体にキャットタワーなどのペット用品を寄付することは、行き場のない猫たちと支援している人々にとって助けになることでしょう。
ただ、動物保護団体の中には、支援物資の提供は新品のもの・ペットシーツ・猫砂など品目を限定している場合があります。動物保護団体への寄付を検討している場合は、中古のキャットタワーを寄付できるかを寄付したい団体に確認する必要があります。
動物保護団体では十分に数が足りている・保管場所がないなどの理由で、現在キャットタワーの寄付受け入れを中止していることもあります。キャットタワーの寄付を考えている場合は、希望する寄付先の団体へ問い合わせしてください。
不用品回収業者に依頼する
- 早ければ当日に引き取りに来てもらえるので、急ぎのときは便利
- 搬出・積込をしてくれるので自分で重い荷物を持つ必要がない
- 自宅の不用品処分も同時に依頼できる
キャットタワーのような大きなものを処分したいときには、不用品回収業者に依頼することもおすすめです。不用品回収業者はベテランのスタッフが搬出作業から積込まで行ってくれるので、女性や高齢者でも重く大きなキャットタワーを持つ必要がなく安心して任せられます。
即日対応してくれる不用品回収業者であれば、当日に空きがあれば回収・処分をしてもらえるのでキャットタワーを急いで処分したいときにも助かります。
キャットタワー専門店に回収してもらう
キャットタワーの処分方法として、「キャットタワー専門店」に回収してもらう方法もあります。とくに、新しいキャットタワーを専門店で購入する際には確認してみるとよいでしょう。
ただし、古いキャットタワーの回収について条件を設けている専門店もあるので注意が必要です。以下に回収条件の例を紹介します。
- キャットタワー専門店のオリジナル商品であること
- 新しいキャットタワーを購入すること
- 回収時の送料はお客様負担
- 配送業者の指定あり
- 返送時の段ボール資材などはお客様で用意
キャットタワーの処分費用
捨て方 | 状態の良いキャットタワー | 状態が悪いキャットタワー |
---|---|---|
業者に回収を依頼する | 買取でプラスになる場合有 | 数千円程度~ |
リサイクルショップ | 0円 | 0円(処分費用を支払う場合も有) |
ジモティ・メルカリ | 送料があれば自己負担 | 送料があれば自己負担 |
人に譲る | 0円 | 0円 |
寄付する | 0円(送料は自己負担) | 寄付を受け付けていないことが多い |
自分で解体する | 通常ゴミとして出せば無料 | 通常ゴミとして出せば無料 |
粗大ゴミとして捨てる | 200円~2,000円程度 | 200円~2,000円程度 |
キャットタワーを処分する際の費用は、どのように処分するかによって異なります。また、キャットタワーの状態が再使用可能なものかによっても、処分費用に変動があります。
状態の良いキャットタワーであれば、リサイクルショップやフリマサイトなどで高額買取や落札してもらえる可能性もあるので、売却する前にはメンテナンスや掃除をしてなるべくきれいな状態で持ち込むことが重要です。
また、キャットタワーの付属品がすべて揃っているかどうかも値付けのポイントになりますので、購入時に付いていたもの(例:取り外し可能なおもちゃなど)はすべて取っておくといいでしょう。
キャットタワーを処分する際の注意点
本章では、キャットタワーを処分する際に、注意することについて説明します。ルールとマナーを守って、キャットタワーを処分するようにしましょう。
【注意点①】処分する際は猫の毛などはできる限り取る
キャットタワーを粗大ゴミとして捨てる場合は手入れなどをする必要はないかもしれませんが、リサイクルショップやフリマサイトに出すとき・寄付するときは、キャットタワーに付いた猫の毛や汚れなどはなるべく綺麗に取り除いてから出すようにしましょう。
次の人が使う際に気持ちよく使ってもらえるようにという心遣いもありますが、とくにリサイクルショップの場合は査定額にも影響してきます。
少しでも高額で買い取ってもらうために、なるべく自分でできる掃除は行ったうえで持ち込みましょう。
【注意点②】分解して処分する際はきちんと分別する
キャットタワーを分解して自分でゴミとして捨てる場合には、お住いの自治体の分別ルールに従ってきちんと分別するように心掛けましょう。ゴミの分別は少し面倒な作業ではありますが、ルールに従って分別しなければゴミとして回収されないことがあります。
特にキャットタワーの支柱部分は接続のために金属製のねじが使用されていますので、処分する際には分別に気を付けてください。
【注意点③】処分時には猫アレルギーの人に配慮する
キャットタワーを処分する時には、猫アレルギーの人への配慮も必要です。重度の猫アレルギーがある人の場合、状況によってはアナフィラキシーショックを起こすケースもあります。
とくに、リサイクルショップに持ち込むなど、キャットタワーを欲しい人以外がいる場合には、配慮してください。
キャットタワーを捨てる際は「不用品回収センターへ」
- 大型キャットタワーでも引き取りOK
- 24時間365日対応している
- 買取も実施中
不用品回収センターでは、24時間365日受付対応していますので、すぐに処分したいキャットタワーがある場合にもぜひお問い合わせください。不用品回収センターにキャットタワーの処分を依頼していただくことで、大型のキャットタワーも自身での分解や解体は不要となります。
不用品回収センターの熟練スタッフがキャットタワーの搬出から積込までをすべて行いますので、力仕事に自信のない女性の方や高齢者の方にも喜ばれています。また、ペットを飼育されている家庭では、大きな音や人の出入りでワンちゃん猫ちゃんがびっくりしてしまうかもしれません。
不用品回収センターに依頼していただくことで飼い主さんは作業に加わらず、ペットと一緒にいることができるのでペットも安心して過ごすことができます。
また、不用品回収センターでは不用品の高価買取も行っておりますので、キャットタワーの処分のついでに自宅で不用になったものがあればぜひお申し出ください。
買い替えなら処分が簡単な段ボール製キャットタワーがおすすめ
サイズも大きく、使用されている素材が部分ごとに異なるのがキャットタワーです。耐久年数も数年程度と意外と短く、愛猫と暮らすなかで数回は買い替えることもあるでしょう。
一般的なキャットタワーを使用し、処分方法が複雑で面倒な場合は、ダンボール製のキャットタワーがおすすめです。段ボール製の愛猫用品といえば、爪研ぎを想像します。
しかし、最近は段ボール製の組み立て式の段ボールキャットタワーも販売されています。組み立ても簡単で、処分するときは段ボールとして処分できるため、大変便利です。
ただし、段ボール製のキャットタワーを使用する場合は、強度などをしっかりと確認し、日々の安全確認も怠らないようにしてください。
キャットタワーの処分を業者に依頼する場合のポイント
不用品回収業者に依頼すると、キャットタワーの処分も面倒な手間なく、簡単に行えます。しかし、不用品回収業者も各地域で多数の業者が営業しているので、どこの業者に依頼するか悩む人も多いでしょう。
本章では、不用品回収業者にキャットタワーの処分をお願いする場合に、知っておきたいポイントについて解説します。
- 補償制度がある業者を選ぶ
- 口コミや評判がよい業者を選ぶ
- 自分のニーズに合った業者を選ぶ
- 必要な営業許可のある業者を選ぶ
補償制度がある業者を選ぶ
とくに据え置きタイプのキャットタワーは、安全性や耐久性の高さから重たく大きいものが多いです。自宅内の設置している場所から搬出する際に、床や壁に傷がつく恐れもあります。
作業時の万が一に備えて補償制度を導入している不用品回収業者もあります。トラブルが起こった時に、補償制度がある業者に依頼している場合は交渉もしやすく安心です。
口コミや評判がよい業者を選ぶ
不用品回収業者に依頼する場合は、必ずインターネットなどを利用して業者ごとの口コミと評判を確認してください。口コミが全くない業者や、あまりにも評価が悪い業者には注意しましょう。
悪い口コミは利用したユーザーの本音がつづられているので、大変参考になります。愛猫との思い出があるキャットタワーの処分ですので、口コミを参考にし、大切に丁寧に作業している業者に依頼したいですね。
自分のニーズに合った業者を選ぶ
不用品回収業者のサービスや料金体系は業者によって異なります。たとえば、キャットタワーの処分だけでなく、他にもさまざまな品物を処分したい場合は、積み込み放題の料金プランがある業者を利用するとよいでしょう。
また、キャットタワーだけの単品回収をお願いするのであれば、単品回収を受け付けている業者を利用してください。引越し日が迫っていて早く処分したいというときは、24時間受付しており即日回収もお願いできる業者がおすすめです。
必要な営業許可のある業者を選ぶ
不用品回収業者を利用する場合、まずは業者が取得している営業許可について確認してください。自宅のキャットタワーを処分するのであれば、「一般廃棄物収集運搬業の許可」を得て営業しているか確認してみましょう。
また、ペットショップなど自宅外の事業所から排出するキャットタワーを処分するときには、「産業廃棄物収集運搬業の許可」を取得している業者か確認してください。
許可名 | 業務内容 |
---|---|
一般廃棄物収集運搬業の許可 | 一般家庭から出た家具や家電、ごみを回収する |
産業廃棄物収集運搬業の許可 | 法人からの出た家具や家電、ゴミを回収する |
古物商の許可 | 回収した不用品を売ったり、リサイクル品を買い取ったりする |
【まとめ】キャットタワーの捨て方
本記事では、キャットタワーの処分方法や費用・注意点などについてまとめました。大切な家族の一員であるペットが長く使っていたものを手放すのは少々寂しいものですが、信頼できる不用品回収業者に依頼することで、安心して処分を任せることができます。
キャットタワーの処分にはいろいろな方法がありますので、処分を検討している方は本記事を参考に自分に合った方法を選んでください。