ビーズクッションを処分する6つの方法！無印良品のビーズクッションを処分した体験談もご紹介

最終更新日：2024/04/09

ビーズクッションは体全体を支える居心地のよい癒しグッズとして、近年人気を集める商品です。しかし数年使っているとフィット感が低下し、座り心地が悪くなったことで、処分を検討する方も多いのではないでしょうか。

ビーズクッションは乱雑に扱うと細かい粒子状のビーズが飛散する可能性があります。処分が必要なビーズクッションは、扱いに注意しながら正しい方法で行うと、居住する部屋を汚すことなく効率的に処分することができます。

ビーズクッションの処分方法6選

様々なサイズや種類があるビーズクッションは、自治体で処分する際には取扱いが異なります。そのためお住まいの自治体ホームページや冊子等を利用して、ビーズクッションの処分方法を確認しておきましょう。

ビーズクッションは人気の商品なのでキレイな状態なら出品や買取が可能な場合もあります。ここではビーズクッションを正しく処分する方法を6つご紹介します。

大きいものは自治体の「粗大ごみ」として処分を依頼する

自治体での粗大ごみとして扱われるサイズは長辺30㎝～50㎝以上のものが一般的です。処分したいビーズクッションが特に大きいサイズの場合は、自治体の粗大ごみとして処分しましょう。

粗大ごみに関しては、自治体ごとに処分するための手順や処理手数料が異なります。お住まいの自治体のホームページ等を確認して正しい方法で処分しましょう。

自治体指定のごみ処理場へ持ち込んで処分する

指定のごみ処理施設へ直接持込んで処分ができる自治体は、回収できる品目の中にビーズクッションも処分ができる場合があります。自治体によっては解体が必要など、扱い方が異なるので持ち込む前に確認しておきましょう。

さらに持ち込む際には中身のビーズの扱いに注意してください。搬入する前にビーズが漏れないよう袋に包んでおくと安心です。

解体して自治体の「普通ごみ（可燃ごみ）」として処分する

ビーズクッションの構造は「布製外カバー」「金属を含むファスナー」「内袋」「ビーズ状の中身」となっており、それぞれ解体、分別できます。解体したごみの取扱い例として、布製のものは燃えるごみや資源ごみ、ファスナーは不燃ごみ、ビーズは燃えるゴミやプラスチックゴミ等、処分の仕方が分かれます。

各自治体によってそれぞれ分別の方法が異なりますのでご確認ください。また中身のビーズは細かい粒子状なので注意が必要です。

解体時や回収時は、中身が飛散しないようビニールに入れ厳重に梱包しておきましょう。特に回収する清掃員の方にゴミの内容がわかるよう「注意書き」をするなど中身が飛散しないための対策をしておきましょう。

フリマアプリを利用する

ビーズクッションは癒しグッズとして人気があります。状態が良好ならフリマアプリで売れる可能性もあるので、処分する前に検討してみましょう。

注意点として売却されると梱包や配送料などの費用や手間がかかります。そのため損をしない価格設定やビーズの飛散防止を施す等の梱包方法にも工夫する必要があります。

ビーズクッションの経年劣化により使用感が目立つ場合、売却できない可能性もあります。出品する際には、ビーズのヘタリ具合や衛生面に気を付けるなどしっかり状態を確認してから出品しましょう。

買取サービスを利用する

ビーズクッションは人気メーカーや大きなサイズになると価格は高額です。しかし需要のある人気商品なのでキレイな状態であれば買取が可能な場合もあります。

しかし使用した状態によって査定に大きな差が生じ、直接ショップに持込しても買取できない場合は、手間だけがかかります。そこで最近では、オンラインやLINE等その場で無料査定できる方法もあるので、手間を掛けずに買取査定したい方はぜひ利用してみましょう。

不用品回収業者に処分を依頼する

不用品回収業者はサイズや重さの制限がなく、一般家庭から出るほとんどの不用品を回収することができます。ビーズクッションにおいても面倒な解体・分別作業の必要はなく、本体のまま処分できるので手間がかからず便利です。

ただビーズクッション単品で回収する場合は、自治体に比べ割高な費用になります。業者をお得に利用するためには、トラック乗せ放題パック等のサービスを利用して、家に眠っている他の不用品と併せて処分するとお得に処分ができますよ。

【体験談】無印良品のビーズクッションを自治体のごみ処理場に持ち込み処分してみた

無印良品のビーズクッションは、家庭ごみで処分するには大きく運ぶのが大変です。自治体によりますが、自治体の処理施設へ持ち込むことで処分することもできます。

筆者も愛用していた無印良品のビーズクッションを自家用車で運搬し、持ち込んで処分しました。

受付で処分する品目を尋ねられると、本人確認書類の提示も求められます。筆者は運転免許書を提示しました。

同様に処理施設へ持込みに来ていた車の長蛇の列に並び、引き取り場所まで進みます。
引き取り場所まで進むと、作業員の方からトランクを開けるよう指示され、ビーズクッションの荷下ろしの作業を手伝ってくれました。
処理場では、多くの粗大ごみが焼却炉に搬出されていて恐る恐る捨てました。

カバーも持ち込みましたが、資源ごみで捨てるよう言われ引き取りしてもらえませんでした。

引き渡しが終わると、後部座席や助手席に不明な持込物がないか確認されます。

わずか20分足らずで受付から引き渡しまでを終えることができましたが、運搬するために往復路を運転したことも考慮すると1時間半ほどかかりました。

販売店・メーカー別！ビーズクッションの捨て方

「ビーズクッションって購入した販売店で引き取ってもらえるの？」と疑問に思ったことはありませんか？店頭の展示品であまりにも居心地がよくて購入したけど処分まで考えていなかったという方も多いでしょう。

処分方法に戸惑うビーズクッションはメーカーによって違いがあるのでしょうか？ビーズクッションの主な販売店の処分方法について解説します。

無印良品のビーズクッション(体にフィットするソファ)の捨て方

ビーズクッションの処分に関して、無印良品公式ホームページには「お住まいの自治体によって処分が異なります」との記載があります。この文面から販売店での引取り処分は行っていないことがわかるでしょう。

無印良品では、買い替えで新品を購入した際に、古い商品の引き取りサービスを行っている品目もあります。しかしビーズクッションの経年劣化による引取りはできないため、お住まいの自治体の指示に従って処分しましょう。

ニトリのビーズクッションの捨て方

ニトリのビーズクッションの処分には、自治体での回収や不用品回収業者の利用がおすすめです。ニトリでは対象となる引取り製品に条件や費用がかかります。

まず、配送員設置商品（主に大型家具）を購入したタイミングで、購入した商品の数量・容量が同じでなければ引取りできません。またキャンペーン期間を除き引取り費用として￥4,400がかかります。

ニトリで購入したビーズクッションは、ニトリで引き取ってもらえません。自治体で処分するか不用品回収業者への依頼をおすすめします。

ヨギボーの捨て方

ヨギボーではビーズクッションをはじめ、ヨギボー製品は、初期不良を除きメーカー引取り制度は実施していません。そのため処分する際には、自治体回収や不用品回収業者を利用しましょう。

特にヨギボー製品の中で、大人が横になれる特大サイズのビーズクッションは、粗大ゴミ扱いの処分になる可能性が高くなります。お住まいの自治体のルールに従い正しい方法で処分を行いましょう。

ビーズクッションの処分にかかる費用相場

ビーズクッションを自治体で処分する場合、500円程度で処分できます。不用品回収業者に処分を依頼するときの費用は、数千円程度です。

ビーズクッションのみを処分する方は、自治体での処分がお得になります。ただ解体、分別、運搬等の手間もあるため、作業と費用の優先順位も考慮する必要があります。

自治体で処分する場合	無料～数百円程度
不用品回収業者に依頼する場合	￥1,000～

ビーズクッションの処分を不用品回収業者に依頼するメリット

ビーズクッションの処分には、自治体による粗大ごみ回収の利用や買取サービスの利用など、複数の方法があります。しかし処分作業に手間がかかり、売却できない可能性もあります。

その場合の処分方法として、不用品回収業者の利用が便利になります。不用品回収業者を利用するメリットを知ると、面倒な作業の手間がなく、効率的に回収・片付けができます。

自分の都合に合わせて処分できる

自治体での不用品の処分は日時に制限があり、収集日まで時間を要します。その点不用品回収業者は、自分の都合に合わせて作業を開始するができ、忙しい方には便利です。

特に取扱いに注意が必要で置き場所にも困るビーズクッションは早めに処分したいものです。早朝や深夜も問わず即日回収に対応している業者もあり、日時を調整しやすいの大変効率的に処分できます。

大きなビーズクッションを運ぶ手間がない

ビーズクッションは大人が横になれるほどの特大サイズの商品もあります。その場合、運搬に手間がかり、引きずるなど乱雑に扱うと中身が飛散してしまう可能性もあります。

不用品回収業者に任せる場合、トラックに載るサイズであれば運搬する不用品のサイズには制限がありません。経験豊富なスタッフが手際よく運搬するので楽に処分可能です。

解体する手間がない

ビーズクッションは、ご自分で自治体で処分する際には解体、分別をして処分する場合もあります。特にファスナーの部分は金属を使用しているので不燃ごみとして分別する必要があります。

しかしファスナーは布製のカバーに縫い付けてある場合が多く、分別する際に非常に手間となり厄介です。中身のビーズにおいても解体時に飛び散る可能性もあります。

不用品回収業者ではビーズクッションの解体の必要はなく、本体のまま回収します。手間や労力がかからずとても楽に処分ができることは、大きなメリットになるでしょう。

ほかの不用品と一緒に処分できる

自治体での不用品を処分する場合、サイズや量、品目に制限があります。しかし不用品回収業者はトラックに乗る量であれば不用品のサイズに制限がなく、多くの品目に対応した処分が可能です。

不用品回収業者では、トラック乗せ放題パックを採用している業者が多くあります。そのため家で使用していない不用品があれば、まとめて一括して処分しましょう。

また業者によっては処分回収と同時に買取も実施しています。買取できる不用品があれば、作業費用から値引きされ、お得な費用で処分できる可能性もあり便利に利用できます。

ビーズクッションの処分を不用品回収業者に依頼するデメリット

不用品回収業者はビーズクッション単品の処分を依頼することは可能です。しかし便利に利用できるメリットがある反面、デメリットもあります。

それは単品処分では費用が高くなり、悪徳業者の存在もあるからです。お得に、安心した業者に依頼するためにも不用品回収業者のデメリットも知っておきましょう。

単品での処分だと割高になる

不用品回収業者に単品での処分を依頼すると、自治体の処分と比較した場合、費用が割高になります。自治体での処分費用は無料～数百円で済みますが、不用品回収業者の場合数千円以上もの費用が掛かります。

その場合メリットを生かして、家にある使わない不用品と一緒に処分してもらうと割安になります。不用品回収業者はトラック単位での定額料金プランが充実していますので、まとめて不用品を処分するとお得な料金制度のサービスで賢く利用ができます。

悪徳業者とトラブルになる可能性がある

不用品回収業者の中には悪徳な業者もいます。悪徳な業者に依頼すると様々なトラブルになる可能性があります。

事例として、近隣をトラックで徘徊して無料と称して許可なく回収する業者や回収品を不法投棄する業者もいます。さらに料金面でも作業後に高額な請求をする業者もあり、金銭トラブルに発展する事例もあります。

信頼性の高い業者を選ぶには、今までの実績や良質な口コミレビューが多いこと、作業料金が適正価格で明朗会計なこと等大きな特徴があります。依頼する際には、事前のリサーチを行い、数社から費用を比較するために見積をとるなど、信頼性の高い業者を見極めて依頼をするようにしましょう。

ビーズクッションの処分は「不用品回収センター」へ

特徴	対応が迅速で、多岐にわたる不用品の回収
料金	4,800円～
回収可能な不用品	どんなものでも回収可能だが液体物、危険物に限り回収できないケースがあり
買取制度	あり
電話番号	0120-949-966
公式HP	https://suisan-portal.jp/

不用品回収センターでは、処分する回収品のサイズや種類等の制限はほとんどなく、多岐にわたる品目を回収できることに定評があります。扱いに注意が必要なビーズクッションにおいては、特大サイズであっても問題なく処分できるほか、解体や分別作業の面倒な手間はなく、楽に処分できます。

費用においては、トラック単位による定額パックプランを採用しています。ビーズクッションの他に家にある不用品と一緒に処分すれば大変お得な料金で利用いただけます。

ビーズクッションの状態がよけれ不用品と一緒に買取することも可能です。独自システムによる迅速な対応で買取査定が可能なので、買取が出来ればその場で素早く作業料金からお値引きして、お得な料金でご利用いただけます。

ビーズクッションを処分する際の注意点

粒子状の軽量なビーズを使用しているビーズクッションは、体のフィット感を保ち、人間にとって居心地の良い設計になっています。その中身であるビーズを大量に使用している製品は処分する際の取扱に注意が必要です。

軽量な中身であるビーズが散乱すると、ご自分の居住空間や公共のごみ収集場等を汚し、清掃に大変な手間がかかります。そこで処分する際の注意すべき点について解説します。

中身が飛び散らないようにする

細かい粒子状の中身のビーズは飛び散りやすいです。特に静電気を帯びると床や服、体などに付着して取れにくい状態になります。

付着したビーズは、掃除機を使用してもうまく吸い取れず、故障の原因にもなります。また空気のような軽さなので、ほうきを使用しても片付けられません。

中身が出てきてしまう場合は、なるべく早い段階で使用をやめて、大量に飛び散らないようにしましょう。もしビーズが出てきてしまったら粘着クリーナーにビーズを付着させると楽に掃除できますよ。

マスクをして作業する

細かく軽量なビーズは、部屋等の広範囲に散乱させないようマスクをすると安心です。マスクは、咳やくしゃみで中身が飛び散るのを防ぎます。

またビーズクッションの外側カバーは洗えますが、中身のビーズは洗うことができません。そのため長年使用していると衛生状態が悪くなり、カビが繁殖する可能性もあります。

カビ等の不衛生なものを体内に吸い込むと健康を害します。マスクをして安全な作業を心掛けましょう。

ペットや子供がいない場所で作業する

ビーズクッションの処分作業はペットや子供のいない場所で行いましょう。さまざまな物を口に入れる傾向が高いペットや子供はビーズを誤飲する恐れがあるからです。

ペットや子供が誤飲して大量にビーズを吸い込んだ場合、窒息等の大変危険な状態になる場合もあります。処分を行う際にはしっかり換気のできる空間で大人だけで少人数で行いましょう。

袋を二重にして中身がわかるようメモを貼る

飛び散りやすいビーズを入れた袋は破裂を防ぐため二重にして厳重に梱包しておきましょう。また、他のゴミと混ざらないようメモを貼っておきましょう。

そうすれば処分するまでに日数が経ったり中身を忘れてしまってもすぐわかります。袋も二重にしておくことでビーズを散乱させる可能性も低くなりますね。

自治体に出す際には「ビーズクッション」であることを記載する

自治体を利用してビーズクッションを処分する場合は、外カバーが破けるなど乱雑に扱う、清掃車に投入する際に挟まり破裂する等の原因でビーズが散乱してしまう可能性があります。そのためゴミの内容を清掃員にわかりやすく伝えるため、ビーズクッションと明記しておきましょう。

特に屋外や清掃車の中でビーズが散乱すると後始末に大変手間と時間がかかります。近隣の方にも迷惑がかかるので、必ず記載して安全に回収してもらいましょう。

売る際は洗濯以外の方法で汚れを落とす

ビーズクッションはリサイクル品としても需要が高い商品ですが、リユース品として売る際は汚れの落とし方に注意しなければなりません。

ビーズクッションは、洗濯機で洗える製品が少なく、タンブラー乾燥も厳禁とされています。手洗いでやさしく押し洗いするか、布製品専用の洗剤につけ置きするなどの方法で汚れを落としましょう。

出品する際は、ビーズクッションに付いている洗濯表示をきちんと確認し、表示されている洗濯方法にしたがって汚れを落としてから出品してください。

ビーズクッションの処分方法まとめ

居心地のよいビーズクッションはインテリア性も高く生活に癒しをもたらす快適グッズです。しかし長年使用しているとフィット感が低下し、居心地も悪く処分が必要になってきます。

ビーズクッションは、無数の細かいビーズが体を支える構造になっているため、処分をするためには注意が必要です。特に中身のビーズは、乱雑な扱いをすると広範囲に飛び散り、後始末の清掃が大変な作業になってしまいます。

処分に注意が必要なビーズクッションは、取り扱いに気を付けながら正しい方法で処分を行いましょう。そして自己処分が困難な場合は、不用品回収業者のメリットを生かしてお得に活用し、スッキリしたお部屋を手にいれましょう。