婚礼家具の処分・捨て方7選!売却はできる?注意点や費用相場を解説
数十年前までは嫁入り道具として準備することが常識だった「婚礼家具」ですが、今では住宅事情の変化などもあり大きな家具はあまり好まれなくなりました。現在自宅に婚礼家具を置いてある人も、タンスをあまり使っていない・洋室にリフォームして婚礼家具は不要になるなどの理由で、処分を検討していることが多いようです。
本記事では、大きくてどのように処分していいのか分からない婚礼家具を処分する際の費用や方法、婚礼家具の処分におすすめの不用品回収業者などについて解説します。
- 婚礼家具はどうやって処分するのがいいの?
- 婚礼家具の処分にかかる費用について
- 婚礼家具の処分におすすめの不用品回収業者とは
目次
婚礼家具とは?定義や種類について
婚礼家具とは、昭和の時代に嫁入り道具として広まっていた、洋服タンス・和箪笥・整理タンス・鏡台などを指します。婚礼家具は奥行きが6~70cmほどあり、しっかりとした作りで、重厚感のあるデザインです。
以前は婚礼家具をセットで揃えると100~200万ほどにもなり、結納のお返しとしての意味合いも含まれていました。しかし、最近の住宅事情では婚礼家具を置くようなスペースもなく、最初からクローゼットが備え付けられたアパートやマンションなどで新婚生活を始める人が多いため、婚礼家具の代わりに家電を購入するパターンが増えてきています。
婚礼家具を処分するタイミング
婚礼家具が自宅にある人が、婚礼家具を処分したいと思うタイミングはいくつか存在します。人それぞれ環境や家族構成などでタイミングは様々ですが、婚礼家具を処分したいと思う頃には高齢にさしかかっていて、重くて大きい婚礼家具を自分で処分するのが大変だと思っている方が多いようです。
婚礼家具が経年劣化などにより使えなくなったとき
昭和の時代に購入された婚礼家具は、50年以上のものも多いでしょう。さすがに丈夫な婚礼家具も50年以上使用していると経年劣化で、引き出しが開かなくなる・全体的にゆがみが出てくるなどのトラブルが出てきます。
婚礼家具は木製の家具なので、暗い和室に置いてあることで裏側や奥の方はカビが生えているかもしれません。古い家具を使い続けることは、安全面や健康面で不安がありますので、処分したいと思うタイミングのひとつです。
使用していないとき・必要性を感じなくなったとき
新婚当時は和服や洋服を入れて使用していたタンスも、持ち主の高齢化とともに服の数も減り、大きなタンスは持て余してしまうこともあります。鏡台や整理タンスも使わなくなって、物置のようになっている人も多いのではないでしょうか。
婚礼家具に入れる服がなくなって必要性を感じなくなったときや使用していないときにも、タンスを置いているスペースを有効活用するために処分した方がいいでしょう。
遺品整理のとき
婚礼家具を使用していた方が亡くなられたときも、婚礼家具を処分しようと思われる方は多いでしょう。親が亡くなった後の実家の片づけ・遺品整理の際に婚礼家具を処分すると、他の家具や家財道具と同時に処分できるので片づけが円滑に進みます。
婚礼家具の中には持ち主が大事にしていたもの・思い出の品なども入っているかもしれません。できれば、親が元気なうちに実家の片づけを一緒に行い、残してほしいものがあるかどうかを聞いておけるとベターです。
婚礼家具の処分方法7選
本項目では、重厚感のある婚礼家具を処分するのにおすすめの方法を7つご紹介していきます。処分される方の年齢や体力・自家用車の有無など様々な要因でどれが一番いい処分方法か変わってきますので、すべての方法をよく吟味してご自分に合った処分方法を選んでみてください。
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 家具販売店の回収サービスを利用する
- 引越し業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップで売却する
- フリマサイトやオークションに出品する
- 知人や親戚などほしい人に譲る
- 不用品回収業者に依頼する
自治体の粗大ゴミとして処分する
婚礼家具を自治体の粗大ゴミとして処分できるのであれば、費用も抑えられるのでお勧めの方法です。自治体での粗大ごみ回収方法は大きく分けて二通りありますので、どちらも手続きの内容を順を追って解説していきます。
ここでは、東京都板橋区の粗大ゴミ処分方法を例に説明しています。お住まいの自治体によって粗大ゴミに出せる品目・大きさなどは変わりますので、ご不明な点はお住まいの自治体に直接お尋ねください。
粗大ゴミの戸別収集を利用する場合
東京都板橋区で粗大ゴミを排出する場合は、事前に粗大ごみ受付センターへの予約が必要です。粗大ゴミを排出するまでの手順を、以下に詳しく解説していきます。
電話番号 | 03-6747-9353 |
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受付時間 | 月~土の8:00から19:00まで(祝日含む) |
指定施設に婚礼家具を直接持ち込む場合
東京都板橋区では、粗大ゴミを直接「西台粗大ごみセンター」へ持ち込みも可能です。以下に、持ち込みの場合の手順を解説していきます。
西台粗大ごみセンター
営業時間 | 午後1時~午後4時(月~金) 午前9時~午後4時(土日祝) |
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住所 | 板橋区西台2-39-11 |
家具販売店の回収サービスを利用する
婚礼家具と同じくらいの大きさのタンスを新しく買う予定があるのであれば、回収サービスを行っている家具店で購入することで、新調と処分が同時にできます。一例としてニトリでは購入した家具と同容量か同数量の家具を1回の配送に付き4,400円で引き取ってくれるサービスを実施しています。
新たに家具を買う予定がある方は、回収サービスのある家具店を利用すると費用が抑えられていいのではないでしょうか。
引越し業者に引き取ってもらう
意外と知られていませんが、引越し業者も不用品の回収を行っているところがあります。
- サカイ引越センター
- アーク引越センター
- アリさんマークの引越社 など
ただし、上であげた3社も回収する品目が限定されていて、婚礼家具は回収不可になっています。家電リサイクル法対象の品目のみ回収している業者が多いので、他のものを回収してほしいときは事前に引越し業者に問い合わせてみてください。
リサイクルショップで売却する
婚礼家具の状態が良いものであれば、リサイクルショップでの買い取りも可能です。ただし、婚礼家具のような大型家具は欲しい人も少ないので、査定の結果買取してもらえない可能性もあります。
買取不可となった場合は、リサイクルショップによってはそのまま引き取り処分してもらえるところもあります。ただし処分には費用がかかるため、金額によっては他の処分方法を選択したほうがいいこともあります。
フリマサイトやオークションに出品する
メルカリやジモティなどのフリマサイトや、オークションに婚礼家具を出品することも処分のひとつの方法です。ただし、フリマサイトやオークションは出品しても落札されない可能性もあるため、急いで処分したいときには不向きです。
また、婚礼家具は大変大きく重いので、フリマサイトを利用すると配送料が数万円になることもあります。直接取りに来られる人が落札した場合はいいですが、送料を出品者が負担することが通例のフリマサイトでは、送料が高すぎる出品物は赤字になりかねません。
フリマサイトやオークションに婚礼家具を出品する際には、送料のことも計算に入れたうえで出品するようにしましょう。
知人や親戚などほしい人に譲る
知人や親せきなどで、婚礼家具を欲しがっている人がいれば譲ってあげるのもいいかもしれません。近くに住んでいる知人や親せきならば直接引き取りに来てもらえれば送料や梱包の手間もかからず楽に処分ができます。
ただ、婚礼家具が載せられる車となるとトラックになるので、車の手配・運び出すための人員なども確保しないといけません。また、次に使う人のためのクリーニング作業も自分で行うことになりますので、手間や人手は他の方法よりも多くなることは覚悟しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
大きくて自分ではなかなか動かせない婚礼家具は、不用品回収業者に依頼すると手間暇かからず楽に処分可能です。
- 自分の捨てたいタイミングで処分できる
- 運び出しなどをスタッフが全てやってくれるので楽に処分できる
- 家の中にある他の不用品も一緒に処分してもらえる
自治体での回収やリサイクルショップの出張見積もりは、予約しても数か月待たされることもあるため、急いで処分したい人や自分のタイミングで処分したい人には不向きです。不用品回収業者ならば、空きがあれば即日対応も可能なため、自分が処分したいタイミングで婚礼家具を処分できます。
婚礼家具を処分する際に不用品業者を選ぶポイント
婚礼家具を処分したいと思ったときに、どのようなポイントに気を付けて不用品回収業者を選べばいいでしょうか。本項目では、不用品回収業者を選ぶ際に知っておいた方がいいポイントについて、解説していきます。
- 口コミを参考に丁寧に取り扱ってくれる業者を選ぶ
- 家具の買取サービスを実施している業者を選ぶ
- 補償制度のある業者を選ぶ
口コミを参考に丁寧に取り扱ってくれる業者を選ぶ
不用品回収業者を選ぶ際は、口コミを参考にして家財道具を丁寧に取り扱ってくれる業者を選びましょう。不用品回収業者の中には、残念ながら無許可で営業し不法投棄などで荒稼ぎしている業者もいるため、婚礼家具を処分するにあたっても業者選びが重要になってきます。
信頼できる業者を選ぶためには、利用者が投稿している口コミサイトで評価の高い業者から選ぶことで、満足のいくサービスが得られるでしょう。その上で、業者のホームページなどをしっかり確認し、自治体による許認可を受けている不用品回収業者かどうかをご自身でもチェックしてみてください。
家具の買取サービスを実施している業者を選ぶ
婚礼家具の処分を検討する場合は、高価買取を実施している不用品回収業者を選ぶといいでしょう。婚礼家具は購入したときには100万円以上だったものも多く、作りがしっかりしていて素材も高級なのが特徴です。
家族の思い出もたくさん詰まっている婚礼家具を、二束三文で手放さないといけないのはやはり辛いものです。少しでも高価で買い取ってもらえれば、新しく家具を買う足しにもなりますし、思い入れのある家具を手放す際の気持ちの整理も付くのではないでしょうか。
補償制度のある業者を選ぶ
婚礼家具のような大きなものは搬出の際に家の内装やドアなどに傷がつく可能性もないとは言えません。不用品回収業者はプロなので、自分たちでやるのに比べるとずっと安全ですが、万が一作業中の事故で家に傷がついてしまった場合は、賠償責任保険に加入している業者ならば安心できます。
万が一に備えて、大きな不用品を依頼する場合は不用品回収業者に補償制度の有無を確認しておきましょう。
婚礼家具を処分する場合の費用相場
婚礼家具を処分する場合の費用はどれくらいかかるのかについて相場を調べてみました。
自治体の粗大ゴミとして処分する場合 | 400円~2,300円程度 |
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家具販売店の回収サービスを利用する場合 | 4,400円 |
引越し業者に引き取ってもらう場合 | 婚礼家具は取扱なし |
不用品回収業者に依頼する場合 | 3,480円~ |
婚礼家具を売却・譲渡する際のポイント
婚礼家具をフリマサイトやオークションで売却したりリサイクルショップに持っていく際に、高く売却できる・高く査定してもらえるようになるポイントについてお話しします。売却ではなくても、マナーとして人に譲る場合にはやっておいた方がいいポイントになりますので、知人友人に譲渡される場合も参考にしてみてください。
- 拭き掃除をしてきれいな状態にしておく
- 可能な限り傷や凹みは修理しておく
拭き掃除をしてきれいな状態にしておく
長く使っていた婚礼家具は、外も中も汚れが付いている可能性がありますので掃除をして綺麗な状態にしておきましょう。特に壁側の裏面は埃が溜まるなど汚れている場合が多いですので、表だけでなく裏側もしっかりチェックしておきます。
婚礼家具を拭き掃除するときには、塗装ありの家具でしたら中性洗剤を水で100倍程度に薄めたもので水拭きしたあと乾拭きしてください。塗装なしの家具は水気に弱いため、基本は乾拭きのみです。
防虫剤の匂いなどがこもっているかもしれませんので、天気のいい日にタンスの扉を開けて外の空気に触れさせるといいでしょう。
可能な限り傷や凹みは修理しておく
長年使用した婚礼家具には、傷や凹みもあるかもしれません。もしも傷や凹みが小さいものだったら、市販の家具補修材を使用して簡単に目立たないようにできます。
ペンタイプの補修材は塗るだけで小さい傷なら目立たなくなりますので、婚礼家具の傷や凹みが気になるようならば試してみてください。
婚礼家具を簡単に処分するなら不用品回収センターへ!
婚礼家具を簡単に手間なく処分したい人には、不用品回収センターがおすすめです。
不用品回収センターの魅力を解説!
不用品回収センターは、基本料金・出張見積もり無料の不用品回収業者です。不用品回収センターでは、年間にして5万件以上の回収実績があり、お客様満足度も98%以上と大変高い評価をいただいております。
お客様が不用になったものを独自のルートでリサイクルしているため、不用品の高価買取が可能になっています。見積もりに関しても他社より1円でも高い場合はご相談いただければ、対応させていただきます。
特徴 | 豊富な回収実績で安心安全 |
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料金 | SSパック:4,800円~(WEB割引適用時) |
回収可能な不用品 | 家電・家具・日用品など |
買取制度 | 有 |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
【まとめ】婚礼家具は後悔しないように適切に処分しよう
本記事では婚礼家具の処分方法について、おすすめの処分法や費用などを紹介しました。不用になった婚礼家具を処分するときには、信頼と実績のある不用品回収業者を利用すると安全です。
婚礼家具には思い入れがあって手放すのに後悔するかもという方も、不用品回収センターであればベテランスタッフが丁寧に搬出から積込まで行ってくれますので、気持ちよく送り出すことができるのではないでしょうか。
大切に使ってきた婚礼家具こそ、不用品回収センターにおまかせして安心安全に処分しましょう。