タイヤの処分方法は?まだ使えるタイヤの売却や処分費用も解説
いらなくなったタイヤを廃棄するなら、一番安く処分する方法を選びたいですよね。本記事では、不要になったタイヤの安全かつ効率的な処分方法と、処分費用について詳しく解説します。
まずは、タイヤの処分方法を確認する前に、タイヤの交換時期や処分するタイミングを確認しましょう。
- タイヤの交換時期や処分するタイミング
- タイヤ処分方法と費用
- まだ使えるタイヤの処分方法や売却方法
目次
タイヤの交換時期や処分するタイミング
タイヤの処分を考える際には、使用年数、残りの溝の深さ、そしてひび割れの存在を確認しましょう。5年以上の使用、溝の深さ1.6mm未満、ひときわ目立つひび割れがある場合には新しいタイヤへの交換が推奨されます。
さらに、タイヤの寿命は定期的な点検と適切な保管によって延長可能です。しかし、定期的な点検と適切な保管に不明点がある場合は、タイヤ販売店に相談してください。
タイヤは自治体では処分できないケースが多い
タイヤは「適正処理困難物」とされ、一般のごみとして扱えません。基本的には、処分できない自治体が多いです。
しかし、別料金での回収サービスを行っている自治体もあります。たとえば、岩手県や埼玉県の一部では、特定の処理料金を支払えば廃棄が可能です。
処分方法は自治体の公式サイトで確認し、該当しない場合は専門業者への依頼を検討しましょう。正しい方法での処分が環境保護にも繋がります。
タイヤを処分できる自治体
タイヤ処分を受け付けている自治体は、以下のような自治体です。
地域 | 受付方法 | 金額 |
---|---|---|
岩手県一関市 | 清掃センターへ持ち込み | 10kgにつき154円 |
茨城県つくばみらい市 | 生活環境課へ連絡または窓口申し込み | 外径76cm以内1本につき500円 |
茨城県取手市 | 戸別収集の申し込み | 外径76cm以内1本につき500円 |
埼玉県さいたま市 | 粗大ごみ受付センターへ申し込み、チケット購入 | 1本につき1,100円 |
愛知県岡崎市 | 粗大ごみ受付センターへ申し込み、チケット購入 | 1本につき600円 |
使えないタイヤの処分方法5選
使えなくなったタイヤをどう処分すれば良いのか、悩んでいる方に向けて処分方法を5つ紹介します。処分方法には、カー用品店やタイヤ販売店、ガソリンスタンド、カーディーラー、自動車整備工場、不用品回収業者への依頼といったさまざまな方法があります。
5つの処分方法を活用して、不要なタイヤを適切に、かつ効率的に処分しましょう。
- カー用品店やタイヤ販売店で処分する
- ガソリンスタンドで処分する
- カーディーラーで処分する
- 自動車の整備工場に相談する
- 不用品回収業者に依頼する
カー用品店やタイヤ販売店で処分する
多くのカー用品店やタイヤ販売店では、タイヤの交換時に古くなったタイヤを交換した際、適切に処分してくれるサービスを提供しています。事前連絡なしでも、店頭に持ち込むだけで処分できますが、前もって予約しておくと店の対応もスムーズになり、待ち時間を短縮できます。
タイヤ処分のみの依頼も受け付けていますが、全ての店舗で可能なわけではありません。また、料金は店舗によって異なるので、前もって確認しておきましょう。
ガソリンスタンドで処分する
車所有者であれば頻繁に利用するガソリンスタンドでは、サービスとして処分を受け付けていることが多く、緊急時の対応も期待できます。ただし、受け付け可能であるかは、地域やガソリンスタンドによって異なり、料金も店舗ごとに変わります。
サービスを利用しようと考えている場合は、訪問前に事前にサービスの詳細と料金について必ず確認が大切です。費用を抑えたいと考える方は、複数のガソリンスタンドを比較してみましょう。
カーディーラーで処分する
カーディーラーでは、通常のタイヤ交換時に、古いタイヤの引き取りサービスを行っています。事前に相談すれば、タイヤの処分のみを依頼することも可能です。
カーディーラーでの処分費用の相場は、1本約500円から処分できます。また、常連のお客様であれば、より手頃な価格での処分が期待できます。
カーディーラーでタイヤ処分するのは、安全で費用も抑えられるため便利な選択です。店舗によって費用やサービス内容が異なるため、利用する前には情報を必ず確認しましょう。
自動車の整備工場に相談する
整備工場でのタイヤ処分は、便利かつコスト効率が良いです。常連であれば、処分費用を抑えられる可能性もあります。
初めての方でも、比較的安くタイヤを処分できるのでおすすめです。しかし、全ての工場が処分サービスを提供しているわけではありません。
処分前は事前に確認をするか、整備工場に寄ったついでに相談しておくとスムーズに処分ができます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、タイヤのついでに他のアイテムも処分したい方や手間を省きたい方におすすめです。不用品回収業者は、迅速な対応が期待できるため、忙しい方でも手軽に利用できます。
利用料金は比較的高く設定されているので、事前の見積もり比較が重要です。また、選ぶ際は合法的な許可証を持つ業者を選定し、不正な処分を避けましょう。
まだ使えるタイヤを処分する方法4選
処分する前に、リサイクルや再販を考えてみましょう。まだ使えるタイヤを処分する方法には、リサイクルショップに持ち込む、フリマサイトやオークションで売却する、知人や親戚に譲る、ジモティーなどさまざまな方法があります。
まだ使えるタイヤの再利用を図り、環境負荷の軽減に貢献しましょう。
- リサイクルショップに持ち込む
- フリマサイトやオークションなどで売却する
- 知人や親戚などほしい人に譲る
- ジモティーでほしい人を探す
リサイクルショップに持ち込む
状態が良いタイヤは、リサイクルショップやカー用品店で売却可能です。ホイール付きで保管状態も良い場合は、価格が上昇することもあります。
しかし、全てのリサイクルショップが買い取りを行っているわけではないので、事前確認が必要です。出張買取を利用すれば運搬の手間は省けますが、手数料が発生する場合もあるため、注意しましょう。
買取成立後は、処分費用を節約しつつ収入を得られるため、一度は検討してみてください。
フリマサイトやオークションなどで売却する
ネットオークションやフリマアプリでは、タイヤの状態が良ければ、意外と高価に売れることがあります。ただ、梱包や発送には手間と時間がかかったり、時には買い手がみつからなかったりとリスクも伴います。
購入者が近隣に住んでいる場合は、直接取りに来てもらうのも1つの方法です。時間や労力の考慮は必要ですが、売れれば臨時収入になり、無駄なくリサイクルできます。
取りに来てもらう場合は、事前に購入者と日時を調整し、安全な場所での受け渡しを行いましょう。
知人や親戚などほしい人に譲る
摩耗が少なくひび割れなしのタイヤであれば、そのまま走行に使用できるため、知り合いに譲れます。
受け取る側がタイヤの状態を正しく理解し、双方満足のいく取り引きになります。
ジモティーでほしい人を探す
ジモティーは、直接の引き渡しを基本とするため、地元の人々への配布がスムーズです。とくに都心部では引き取り手を見つけやすいので、処分に困っている方は試してみてください。
地域によってはタイヤへの需要が異なるため、掲示する前に自身の地域でのタイヤ需要を調べてみましょう。また、タイヤのサイズや状態を明確に記載することで、適切な受け手を見つけやすくなります。
実際に取り引きする際は、安全面を考慮し、公共の場所での取り引きを心がけましょう。
売却できるタイヤの見分け方
タイヤを売却できるかどうかは、タイヤの溝の深さ、ダメージの有無、老化の具合によって変わります。また、アルミホイール付きの場合も、タイヤの価値を高める要素になります。
事前に状態を確認し、可能であれば中古専門店やオンラインマーケットでの売却を検討してみてください。売却前には詳細なチェックを行い、可能な限り正確な情報を提供することが重要です。
タイヤを処分する場合の費用相場
タイヤの寿命で交換する場合、初めから処分に費用が発生するという認識を持っておくことが重要です。以下に、タイヤ処分方法に応じて予想される費用の概算を一覧にしています。
以下の情報を基に、自分にあった処分方法を探し出しましょう。
カー用品店やタイヤ販売店で処分する | 1本あたり300円程度 (ホイール付きの状態でも追加料金0円) |
---|---|
ガソリンスタンドで処分する | 1本あたり300~350円程度 |
カーディーラーで処分する | 1本あたり500円程度 |
自動車の整備工場に依頼する | 1本あたり250~550円程度 |
不用品回収業者に依頼する | 1本あたり1,000~2,000円程度 |
悪徳業者も存在しますので注意が必要です。
タイヤを簡単に処分するなら不用品回収センターへ!
手間をかけず簡単にタイヤを処分するなら、不用品回収センターがおすすめです。以下では、不用品回収センターの魅力や特徴、料金などを紹介していきます。
まずは、不用品回収センターの魅力から見ていきましょう。
不用品回収センターの魅力を紹介
当社は、お客様への安心価格と速やかな対応が強みです。無料見積もりは最速30分で完了し、10年以上の経験を持つ専門スタッフが、不用品を慎重に取り扱います。
女性スタッフもいるため、安心してサービスを利用でき、お客様のプライバシー保護にも最大限配慮し、大切な情報の安全を守ることを約束します。不用品回収のことなら、どうぞ当社にお任せください。
特徴 | 安心・便利・お得 |
---|---|
料金 | SSパック:4,800円~ Sパック:9,800円~ Mパック:19,800円~ Lパック:42,800円~ LLパック:85,800円~ |
回収可能な不用品 | 家電、家具、その他不用品 |
買取制度 | 有 |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
タイヤの処分に関する気になる質問
タイヤの処分に関して、多くの人が疑問を持っています。以下では、自転車や会社の車から出る古いタイヤはどのように処分すればいいのか、また不法投棄した場合にはどのような罰則が待っているのかの質問に答えます。
まずは、自転車のタイヤの処分方法から解決していきましょう。
自転車のタイヤの処分方法は?
まずはタイヤの状態をチェックし、使える場合は買取専門店で売却を検討しましょう。買取専門店では、処分費用を抑えるどころか収入を得ることも可能です。
使えない場合は、自治体の分類に従って処分し、ホイール付きなら粗大ごみまたは可燃ごみとして扱います。不用品回収業者に依頼する方法もあり、自宅から直接回収してもらえるため手間がかかりません。
また、一部の自転車店やガソリンスタンドでは引き取りサービスも提供しています。
会社で使っていた車のタイヤを処分する方法は?
会社で使っていた車のタイヤを処分するには、許可を受けた専門業者への委託が必要です。収集運搬業者と処分業者との間で書面による契約を結び、廃棄物伝票(マニフェスト)の交付が求められます。
処理委託後は、マニフェストを通じて廃タイヤが適正に処理されたことを確認し、契約書やマニフェストを5年間の保管が必要です。手続きを適切に行い、法令遵守と環境保護に貢献しましょう。
タイヤを不法投棄した場合の罰則はある?
タイヤ処分時の不法投棄は、重大な法的責任を伴う犯罪です。個人には最大5年の懲役または1,000万円以下の罰金、法人には最大3億円の罰金が科せられます。
不法投棄の範囲は広く、小さなごみから産業廃棄物まで含まれ、違反の程度によって軽犯罪法が適用される場合もあります。産業廃棄物を不法投棄した場合の罰則は、個人と法人両方に適用され、さらに不法投棄を目的とした廃棄物の収集・運搬も対象です。
【まとめ】自分に合った方法でタイヤは適切に処分しよう
タイヤの処分は、安全な運転環境の確保と環境保護の観点から非常に重要です。交換時期や処分時の正しい手順を理解し、自転車や車のタイヤが使用不可能になった場合には、地域のルールに従って責任を持って処分しましょう。
また、不法投棄は厳しい罰則があるため、避けなければなりません。タイヤの責任ある処分方法を選びつつ、自分にあった方法で自分に合った方法でタイヤを処分しましょう。