畳を処分する6つの方法!ホームセンターの畳処分についても解説
畳は日本の伝統的な床材として、多くの家庭や施設で利用されています。しかし、長年の使用や破損、リノベーションなどの理由で畳を処分する必要が出てくることも。
そんな時、どのようにして畳を処分すれば良いのか、悩んでしまう方は少なくありません。畳の処分方法は多岐にわたり、その選択は処分費用や手間、さらには環境への影響まで様々な要因によって左右されます。
本記事では、「畳処分」に焦点をあて、畳の処分方法や費用、畳処分をスムーズに進めるコツから、選べる畳処分サービスまで、詳しく解説します。
- 畳の寿命は10年〜20年(湿度や手入れの頻度により変動する)
- 畳の素材に追って処分方法が異なる
- 畳は小さくカットすると可燃ごみとして捨てることができる
目次
畳の寿命と処分するタイミングはいつ?
畳の寿命は一般的に10年から20年で、その寿命は畳の品質やメンテナンス状況によって変わります。寿命が近づくと畳にへこみが見られるようになり、このタイミングで新しい畳に交換することが推奨されます。
畳の処分方法はいくつかあり、畳屋に回収を依頼する、自治体にゴミとして出す、不用品回収業者に依頼する、またはリサイクル業者に出す方法が考えられます。畳の状態を定期的に確認し、適切なタイミングで処分や交換を行うことが大切です。
古い畳を使い続けた場合のデメリットは?
古い畳を使い続けるデメリットはいくつかありますが、主なデメリットは畳の毛羽立ちやささくれにより怪我をする危険性が挙げられます。
また、畳が劣化すると室内の衛生状態を悪くなり、ダニやノミなどの害虫が繁殖しやすくなります。これらのデメリットを考慮し、適切なタイミングで畳を交換することが重要です。
畳の処分方法6選
畳の温もりは日本家庭の象徴です。しかし、劣化した畳は交換時期のサインです。
畳の処分方法を知ることで、エコフレンドリーで経済的な処分が可能に。畳の処分法を理解し、環境と財布に優しい選択をしましょう。
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 自治体の可燃ゴミとして処分する
- 畳屋に引き取ってもらい処分する
- ジモティーなどで欲しい人を探し譲る
- 不用品回収業者に依頼する
- リサイクルショップで売却する
自治体の粗大ゴミとして処分する
自治体の粗大ゴミとして畳の処分は、手間と費用がかかります。1枚あたりの費用は300円~3,000円程度。
自治体のサービスを活用すれば、運搬費が不要で、悪徳業者のリスクも少ないです。しかし、処分の枚数制限や「処理券」の必要性など、注意点が存在します。
詳細は各自治体のホームページで確認をしましょう。
粗大ゴミの戸別収集を利用する場合
畳の処分に際し、粗大ゴミの戸別収集を利用するのが一般的です。畳1枚の処分料金は自治体により異なり、500円~1000円程度が目安です。
ただし、大量の畳を処分する際は、粗大ゴミ回収業者に依頼すると経済的に有利になることがあります。自治体のルールや料金を確認し、最適な方法を選びましょう。
自治体の指定施設に畳を直接持ち込み処分する場合
畳の処分における自治体の指定施設への直接持ち込みは、具体的な手続きや条件が異なる場合があります。たとえば、東京都港区の「芝浦清掃作業所」では、毎週日曜に畳の直接持ち込みが可能です。
受付時間は午前9時から午後4時まで。畳の持ち込み前に、各施設のルールや料金を確認することが重要です。
自治体の可燃ゴミとして処分する
畳を処分する際、自治体ごとにルールや方法が異なります。一部の自治体では、畳を指定されたサイズ(一般的に30cm以内)まで小さく切って可燃ゴミとして処分することが認められています。
この場合、電動のこぎりの使用が推奨され、通常のこぎりを使用すると労力がかかるとされています。また、粗大ごみとして処分する方法もあり、その際は「処理券」の購入や指定された手続きが必要となることが多いです。
各自治体の公式サイトや関連機関にて、畳の処分に関する詳しい情報やルールを確認することが推奨されます。
畳屋に引き取ってもらい処分する
畳を処分する方法の一つとして、畳屋に引き取ってもらう方法もあります。畳屋は畳を専門に取り扱っているので、比較的安価に処分することができます。
処分金額の目安としては、畳1枚1,000円〜3,000円ほどになります。
ただし、現代では畳屋自体の数が少なくなっているので近所にない場合も多いでしょう。その場合は、車などで運ぶ必要があるので利用できる方は限られてしまいます。
ジモティーなどで欲しい人を探し譲る
不要な畳を処分する方法として、ジモティーなどを利用して捨てることもできます。実際にジモティを確認してみると、多くの不要な畳を譲りたいという人の投稿がありました。
ジモティーで畳を手放す場合は、運が良ければ0円で処分することができます。しかし、ほとんどの場合貰い手を見つけることが難しいです。
そもそも、人が使った古い畳を利用したいという方は少ないのが現実です。状態が良いものであったり、琉球畳などの価格が高い畳に関しては貰い手が見つかる可能性も高いので、そのような畳を捨てたい方は利用してみてください。
不用品回収業者に依頼する
畳を処分する一番簡単な手段は、不用品回収業者に依頼する方法です。不用品回収業者を利用すれば、どれだけ古い畳でも関係なく処分してもらえるだけでなく、最短即日手放すことができます。
畳を剥がす必要もないので、全く労力がかからないことも選ばれる理由です。また、畳1枚あたりの単価ではなく、パック料金を採用している業者が多いのでまとめてお得に処分できるのも嬉しいですね。
リサイクルショップで売却する
畳の処分を検討したとき、リサイクルショップに持ち込み売却する方法があります。まずは、リサイクルショップに直接連絡して、畳を売りたい旨を伝えます。
問い合わせ時には、リサイクルショップの受け入れ条件や手続きの詳細を確認します。畳のサイズ、状態、数量を伝え、持ち込みが必要かまたは引き取りサービスがあるかを聞いてみてください。
そして条件に合うショップが見つかったら、畳を実際に見てもらい、査定してもらいます。査定依頼時に、買取価格や引き取りにかかる費用(あれば)を明確にしておくことが大切です。
買取が成立した場合、ショップの条件に従って畳を搬送します。ショップに引き取りサービスがある場合は、引き取りの日時を予約します。
畳がリサイクルショップに渡ったら、買取が完了です。必要書類に署名し、約束された買取価格を受け取ってください。
畳の処分方法ごとのメリットやデメリットを解説
上記で紹介したように、畳の処分方法は複数あります。結局一体どれを選んだらいいのか?と迷いますよね。処分方法ごとに、メリットとデメリットがありますので、よく理解した上でご自身に合った方法を選んでください。
畳を自治体の粗大ゴミとして処分するメリット・デメリット
1番のメリットは手軽なことです。自治体を通じて粗大ゴミとして処分する手続きは、比較的簡単に行えます。
多くの場合、オンラインや電話で申し込みが可能であり、指定の日に畳を指定の場所まで出せば良いので手間が少ないです。
デメリットとしては自治体によっては、粗大ゴミの回収までに時間がかかることです。申し込み後、実際に回収されるまで数週間待つ必要がある場合もあり、急ぎで処分したい場合には不便です。
畳を自治体の可燃ゴミとして処分するメリット・デメリット
自治体の可燃ゴミとして処分できれば、粗大ゴミのように追加で処分費用がかからないのでコスト面が大きなメリットになります。また可燃ゴミの回収は定期的に行われますので、処分を計画しやすく、待ち時間が少ない場合が多いです。
デメリットとしては、可燃ゴミとして扱える自治体もありますが、多くの自治体では不可の場合が多いことです。畳はサイズと材質から、可燃ゴミの回収対象外とされる場合が多いので、きちんと事前に確認が必要です。
畳屋に引き取ってもらい処分するメリット・デメリット
メリットは畳屋は畳の取り扱いに慣れており、適切な方法で処分を行えることです。畳をリサイクルするか、環境に配慮した方法で廃棄するか、をプロ目線で適切に判断できるので、環境への影響を最小限に抑えられます。
デメリットは、畳屋に畳の引き取りと処分を依頼する場合費用がかかる場合があることです。自治体の粗大ゴミ処分サービスや可燃ゴミとしての処分に比べて、費用が高くなる可能性があります。
畳をジモティーなどで譲るメリット・デメリット
ジモティーなどを利用し、畳を譲渡し処分するメリットは、処分費用を節約できることです。自治体の粗大ゴミ処分サービスや畳屋に依頼する場合に比べ、基本的には無償またはわずかな費用で譲渡できるでしょう。
デメリットは譲渡の際には畳を受け取りに来てもらう必要があります。また、見知らぬ人との直接取引になるため、安全性に注意が必要なことです。
特に、自宅の場所など個人情報を明かす際には慎重に行動することが重要です。
畳を不用品回収業者に依頼し処分するメリット・デメリット
不用品回収業者に依頼する最大のメリットは、手軽さと処分までの迅速性です。予約をすれば、指定の日時に業者が畳を回収に来てくれます。
また畳だけでなく他の家具や不用品も同時に処分したい場合、不用品回収業者は一括して回収してくれるため、別々に処分方法を考える手間が省けます。デメリットは一部の不用品回収業者は費用体系が不透明で、見積もり時と実際の請求額が異なる場合もあることです。
利用する前に詳細な見積もりを取り、可能であれば契約書を交わすなどして、後でトラブルにならないようにすることが大切です。
畳をリサイクルショップで売却するメリット・デメリット
リサイクルショップに売却できると、処分しながら収入を得られるというメリットがあります。しかしリサイクルショップによる畳の買取価格は、畳の状態や需要によって大きく変わります。
しかし、一般的には高額での買取はなかなか難しいのが現状です。さらに使用感のある畳では、買取を断られることもある点がデメリットになります。
ホームセンターでは畳を処分してもらえる?
ホームセンターは、家庭用品からDIY用品まで幅広く取り扱う店舗ですが、畳の処分サービスについてはコーナンやカインズなどほとんどの店舗で対応していません。
畳は、日本の伝統的な床材で、その使い心地や見た目の美しさから多くの家庭で使用されています。畳によく似た敷物もホームセンターでは多く取り扱われています。
しかし、一般的に畳は通常のゴミとしては処分できません。そのため、専門の業者に依頼するか、畳を譲り受けてくれる引き取り者を探すしかありません。
ただし、ホームセンターに畳の張り替えや新調を依頼すれば、引き取ってくれる可能性があります。
- カインズ
- ビバホーム
カインズ
カインズでは、畳(い草)の張り替えや新調を依頼することができます。
畳の張り替えとは、現在敷いている畳のい草表面を張り替えを行うことをいいます。そのため、い草表面の劣化が気になる方におすすめです。
畳の張り替えであれば、畳をきれいにできるうえ、畳を捨てる必要がなくなります。い草の張り替えだけでも良いのではと考えている方は検討してみましょう。
また、新調する際は古い畳を引き取りしてもらえます。
ビバホーム
ビバホームでも畳の新調や張り替えを依頼できます。
張り替えであれば、捨てる必要なく畳をきれいな状態に一掃できるうえ、新調するよりも価格を抑えることが可能です。
また、上敷き用のい草であれば無料で引き取りしてもらえます。畳の上にい草を敷いている方は、ぜひ利用しましょう。
畳の処分にかかる費用相場
ここでは、畳の処分にかかる費用をそれぞれ比較してご紹介します。畳の処分方法を費用で選びたい方は、ぜひチェックしてみてください。
費用が一番安いのは、自治体を利用する場合です。しかし、自治体での処分は希望日を選べなかったり、一気に何枚も畳を処分できなかったりなど不便さが目立ちます。
また、畳屋の場合は基本的に持ち込む必要があるので、車やトラックがある方、もしくは徒歩圏内に畳屋がある方に限られてしまいます。
自治体の粗大ゴミとして処分する場合 | 1枚 約1,000円〜 |
---|---|
畳屋に持ち込み処分する場合 | 1枚 約1,000円〜3,000円 |
不用品回収業者に依頼する場合 | 複数枚まとめて 5,000円〜 |
畳を処分するときに注意したいポイント
ここでは、畳を処分するときに注意したいポイントをそれぞれわかりやすくご紹介します。
- ポイント①素材によって処分価格が変動する可能性がある
- ポイント②解体する場合は怪我に気を付ける
- ポイント③状態によっては処分費用が高くなる可能性がある
- ポイント④処分理由によっては災害ゴミの扱いとなる
- ポイント⑤産業廃棄物となる場合もある
ポイント①素材によって処分価格が変動する可能性がある
畳には、通常の畳と樹脂加工された耐久性が高い畳があります。この樹脂加工の畳は、通常のい草の畳とは違って「廃プラスチック類」に分類されるため処分方法が全く異なります。
樹脂加工の畳の方が処分費用が安くなる傾向にあります。素材がわからない場合は、専門の業者などに確認する方法もあります。
ポイント②解体する場合は怪我に気を付ける
通常の畳の場合は、30cm以内に小さくカットすれば可燃ごみとして捨てることができます。そのため、自分でカットしようとする方もいますが、その際にゲガをしないようにしましょう。
工具などは不要で、カッターなどでカットできますが力を入れて切る必要があるので、誤って指を切らないようにしましょう。
少しでも不安な方は、自分で無理にカットせず業者に依頼して処分しましょう。
ポイント③状態によっては処分費用が高くなる可能性がある
同じ畳でも、状態によって処分する際の費用が変わります。畳は、い草の栄養分があるため保管状態が悪いと腐食します。
腐食したり、雨漏りをした畳の場合は、通常の畳よりも割増料金を請求されるかもしれません。事前にそのような追加料金がないかなど確認しておきましょう。
ポイント④処分理由によっては災害ゴミの扱いとなる
津波などの災害によって処分することとなった畳は、災害ごみに指定される可能性があります。その場合は、処分方法が異なるので注意が必要です。
災害ゴミはそのエリアに設置された仮置き場などに持ち込めたりしますので、自治体のサイトなどを確認しましょう。
ポイント⑤産業廃棄物となる場合もある
自宅の畳をご自身で処分される場合は、一般廃棄物として扱われます。しかし工事やリフォーム、解体作業で発生する廃材は、作業を行う業者が発生させた産業廃棄物として扱われます。
畳も例外ではなく、リフォームや自宅の工事中に撤去された古い畳は産業廃棄物に該当します。したがって、工事を依頼している業者に相談したうえで、適切に処分する必要があります。
畳の処分を不用品回収業者に依頼する場合の選定ポイント
畳の処分を不用品回収業者に依頼する場合、信頼できる業者を選ぶことが重要です。良い業者を選定するためのポイントをいくつか紹介します。
不用品回収業者のなかには、一部悪質な業者も存在します。選定ポイントをしっかり抑え、トラブルを防止しましょう。
畳の回収実績のある業者を選ぶ
オンラインでの評価、レビューサイト、SNSでの口コミを確認し、他の顧客の経験を参考にしましょう。もし業者のWEBサイトなどで、畳回収実績について明記がなければ直接電話で問い合わせしてみるとよいでしょう。
問い合わせ時に、曖昧な返答をする業者や、質問に納得のいく回答がない業者は使用しない方が良いです。後からトラブルになると大変なので、少しでも気になる点があるときは利用を避けてください。
必要な営業許可を持つ業者を選ぶ
家庭や事業所などから出る一般的な廃棄物の収集・運搬・処理を行う業者は、一般廃棄物処理業の許可を保持していないといけません。(事業活動から発生する廃棄物(産業廃棄物)の収集・運搬・処理を行う業者は産業廃棄物処理業の許可)
畳を含めた廃棄物の適切な処理は環境保護に直結するため、事業許可は厳格に管理されています。業者選びの際は、業者が営業するために許可を有しているかを確認することが重要です。
回収時の万が一に備えて補償制度のある業者を選ぶ
不用品回収業者を利用する際、必ず「補償制度」を設けている業者を選びましょう。畳は、1枚でも大きく・嵩張り・重たい不用品です。
設置場所から搬出する際に自宅の壁や床などに傷をつけてしまう恐れもあります。搬出時にトラブルなどが起こった時には、補償制度に加入している業者であれば安心です。
処分してほしい畳の枚数で選ぶ
少ない枚数の畳の場合、大手の回収業者よりも地元の小規模な業者が対応しやすい場合があります。地元の業者は手間やコストの面で柔軟に対応してくれる可能性が高く、個人的なサービスを提供してくれることが期待できます。
逆にリフォームや大掃除などで多くの畳を一度に処分したい場合は、大量回収に対応できる業者を選ぶことが重要です。大規模な業者や、大量回収に特化したサービスを提供している業者は、効率的に回収作業を行ってくれます。
畳を手間なく処分するなら不用品回収センターへ!
「畳の処分方法、やはり面倒だな」と思っているあなた。一番手軽で簡単な方法をご紹介します。また、不用品回収センターの魅力についても解説するのでぜひ今すぐ畳を手放したい人は確認してみてください。
不用品回収センターの魅力を解説!
- 最短即日で畳を処分できる
- 畳を剥がしたりなどの一切の作業を利用者がする必要がない
- 見積もりを無料でしてもらえる
- 写真があれば遠隔見積もりも可能
- LINEで相談可能
初めて畳を処分する方など、不安がありますよね。そんな方でも不用品回収センターヘ安心してご依頼ください。
畳の処分が急遽必要となった方でも、最短即日お伺いします。また、24時間対応なので深夜や早朝を希望される方もご相談ください。
特徴 | 最短即日!痛みが激しい畳も回収します! |
---|---|
料金 | SSパック4,800円 |
回収可能な不用品 | 樹脂加工の畳、通常の畳など |
買取制度 | 有(畳の買取は行っていません) |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
【まとめ】畳は自分に都合の良い方法で処分しましょう
この記事では、畳の処分方法について詳しくご紹介いたしました。畳はサイズも大きいので、処分に少し手間がかかります。
力仕事ができない方や畳の処分に少しでも不安がある方は、不用品回収センターにお気軽にご相談ください。一気に畳を処分することもできますし、最短即日でお伺いしますのでご安心ください。