ミシンの処分方法9選!無料回収や高く売却するポイントも併せて紹介
使わなくなったり故障したりした場合、ミシンは大きくて重いので普通のゴミとして出すことはできません。また、リサイクルや再利用の方法も限られています。
本記事では、ミシンの処分方法について、いくつかご紹介します。
- ミシンの買い替え時と寿命
- ミシンの処分方法
- 壊れたミシンを処分するときの相場
- 買い取ってもらう際の注意点
目次
ミシンの寿命と処分する目安は?
ミシンは長く使える道具ですが、いつかは寿命が来ます。本項目では、ミシンの寿命はどのくらいなのかまた処分するタイミングを考えてみましょう。
ミシンの寿命
ミシンの寿命は使用頻度やメンテナンス状況によって異なりますが、一般的には10年から20年ぐらいと言われています。縫い目が乱れる・糸が切れやすくなる・音が大きくなる・針が曲がる・電源が入らないなどの症状が出た場合は、寿命かもしれません。
修理や調整ができない場合や費用が高額になる場合は、ミシンの寿命といえるでしょう。
ミシンを処分するタイミングは?
ミシンが故障して修理ができない・メーカーサポートがなく修理費用が高い・ミシンを使わなくなったなど様々なミシンを処分するタイミングがあります。本項目では、ミシンを処分するタイミングを3つ詳しく説明していきます。
- ミシンが正常に動かなくなった
- メーカーのサポート期間が終わっている
- 引越しや使わなくなったタイミング
ミシンが正常に動かなくなった
ミシンが正常に動かなくなる原因は、電源や糸の掛け方、針やボビンの状態などにあります。まずは、コンセントやスイッチが入っているか、糸が正しくかかっているか、針が曲がっていないか、ボビンがきちんとセットされているかなどを確認しましょう。
また、ミシンの内部に糸やほこりが絡まっているかもしれませんので、針板や釜を外して清掃してください。改善しない場合は正常に動かなくなったといえるため、ミシンを処分するタイミングでしょう。
メーカーのサポート期間が終わった
ミシンのメーカーのサポート期間が終わったということは、メーカーからの修理や更新が受けられなくなったということです。ミシンが故障したり性能が低下したりした場合に、メーカーに頼れないというリスクを意味します。
ミシンが故障した場合に修理をすることができなくなることは、ミシンをサポート終了後も使い続けることが難しいといえます。メーカーのサポート期間が終わったときは、ミシンを処分するタイミングでしょう。
引越しや使わなくなったタイミング
引越しや使わなくなったときは、ミシンを処分することを考えるタイミングかもしれません。引越しをする場合、ミシンは大きく重いので、持ち運びや保管に困るかもしれません。
引越し先に持ち込んでも、一度押入れの奥にしまってしまうと出すタイミングがなかなかありません。また、ミシンを使う機会が減ってしまうと、故障や劣化のリスクも高まります。
ミシンの9つの処分方法
ミシンを処分する方法は、自治体のゴミや引越し業者、リサイクルショップやフリマサイトなどさまざまな選択肢があります。本章では、ミシンの処分方法を9つ紹介します。
それぞれの方法の注意点や手順などを詳しく解説しますので、ミシンを処分する際に参考にしてください。
- 各自治体の粗大ゴミとして処分する
- 各自治体の不燃ゴミとして処分する
- 小型家電として自治体で処分する
- 引越し業者に引き取ってもらう
- 新しく買い替える場合は下取りを依頼する
- リサイクルショップに売却する
- フリマサイトやオークションなどで売却する
- 知人や親戚などほしい人に譲る
- 不用品回収業者に依頼する
各自治体の粗大ゴミとして処分する
ミシンをそれぞれの自治体の粗大ゴミとして処分する場合は、戸別収集を依頼する方法と処理施設に直接持ち込む方法の2種類あります。神戸市では、ミシンは大型ごみとして回収してもらうことができます。
ここではミシンを神戸市で、粗大ゴミとして処分する方法の手順や注意点などを詳しく解説しましょう。
自治体の粗大ゴミの戸別収集を利用する
自治体の粗大ゴミの戸別収集を利用する方法として、神戸市でミシンを大型ごみの戸別収集を依頼する場合の手順を解説します。神戸市では大型ごみの収集は事前申込み制となるため、電話やFAXまたはインターネットでの申込みが必要となります。
また電話の受付時間は、月曜日から金曜日(祝日含む。12月29日から1月3日は休業)午前9時00分から午後4時00分までとなっていますので注意が必要です。インターネットは、24時間申込み可能となっています。
指定施設にミシンを直接持ち込む
指定施設にミシンを持ち込む方法もあり、神戸市では事前にe-KOBEにて予約をする必要があります。施設の持ち込みの受付時間は月曜~金曜の8時30分~12時00分、13時00分~16時00分、月曜~金曜の祝日(振替休日を含む)は、8時30分~15時00分となっています。
品目予約から持ち込みまでは、審査・日時予約を含め1週間程度かかります。下記に、詳しい手順を解説いたします。
各自治体の不燃ゴミとして処分する
ミシンは自治体によっては、不燃ごみとして処分できる場合があります。不燃ごみとして出せる場合は、指定の袋に入れてゴミ捨て場に置きます。
不燃ごみとしてミシンを処分できる自治体の例としては、東京都(一辺が30cm未満のミシンは不燃ごみとして出せる)・大阪市(一辺が50cm未満のミシンは不燃ごみとして出せる)・札幌市(一辺が30cm未満のミシンは不燃ごみとして出せる)となっており、ミシンを不燃ごみとして処分する場合は自治体の規定に従って正しく分別しましょう。
小型家電として自治体で処分する
ミシンを小型家電として自治体で処分する場合は、市役所や家電量販店などに設置されている小型家電回収ボックスにミシンを入れて無料で回収してもらうボックス回収や、ごみ収集場所で資源ごみと一緒に小型家電を回収するステーション回収があります。
さらに、不燃ごみとして出した小型家電を選別し回収するピックアップ回収、自治体が定期的に開催する小型家電回収イベントにミシンを持ち込んで回収してもらうイベント回収の4つの方法があります。
たとえば東京都ではすべての方法、大阪市ではボックス回収・ステーション回収・イベント回収の3つの方法が利用できます。札幌市では、ボックス回収・ステーション回収の2つの方法が利用できます。
引越し業者に引き取ってもらう
ミシンを引越し業者に引き取ってもらう場合は、引越しの見積もりの際や引越し後に回収を依頼することができます。引越し業者によっては無料で引き取ってくれる場合もありますが、回収料金がかかる場合もあります。
ミシンを引越し業者に引き取ってもらうメリットは、ミシンを運ぶ手間が省けることや自分でミシンの処分方法を探す必要がない点です。引越し業者によって回収できない場合や料金が違う場合があるので、見積り時に確認しておきましょう。
新しく買い替える場合は下取りを依頼する
ミシンを新しく買い替える場合は、下取りを依頼するとお得な場合があります。下取りを行っているミシン専門店などでは、古いミシンを引き取り新しいミシンの購入代金から値引きしてくれます。
下取り価格はミシンの種類や状態によって異なりますが、一般的には1000円から2000円程度です。下取りを利用するメリットは、古いミシンの処分に手間がかからないことや新しいミシンを安く購入できることです。
下取りを利用する際は、ミシンが正常に動作するか確認したり、付属品が揃っているか確認したりする必要があります。また、下取りを行っている店舗やサービスは限られているので、事前に調べておきましょう。
リサイクルショップに持ち込む
ミシンをリサイクルショップに持ち込む場合は、リサイクルショップの店舗に直接ミシンを持っていく方法とリサイクルショップのホームページや電話で事前に査定を依頼する方法があります。直接持っていく場合は、店員に査定してもらい買取価格に納得したら売却します。
査定は無料で行われることが多いですが、店舗によっては有料の場合もあり買取してもらえないこともあります。リサイクルショップのホームページや電話で事前に査定を依頼する場合は、査定額が提示されたらミシンを宅配便で送るか出張買取を依頼します。
ミシンをリサイクルショップに持ち込むメリットは、ミシンの買取価格が即日現金で支払われる点があります。
フリマサイトやオークションなどで売却する
ミシンをフリマサイトやオークションなどで売却する場合のメリットは、自分で希望する価格を設定できる点とミシンの種類や状態によっては買取業者よりも高く売れる可能性があることです。デメリットは、梱包・発送に手間がかかる点や手数料や売れるのに時間がかかる場合もあることです。
フリマサイトやオークションなどでミシンを売却する場合は、ミシンの種類やメーカー、製造年数、動作状況、付属品の有無などを詳しく記載し、写真も複数枚掲載しましょう。また、価格設定は、相場を調べて適正な金額にすることや評価やコメントに丁寧に対応することも売れやすさに影響します。
知人や親戚などほしい人に譲る
ミシンを知人や親戚などほしい人に譲る場合はのメリットは、ミシンの処分に費用がかからない・ミシンの使い方やメンテナンスの方法を直接教えることができる点です。
デメリットは、ミシンの運搬に手間がかかる・ミシンの状態や性能に不満足になるなどです。ミシンを知人や親戚などのほしい人に譲る場合は、ミシンの状態や性能を正直に伝えることやミシンの使い方やメンテナンスの方法を教えることが大切です 。
また、ミシンの引き渡しの方法や日程を、事前に相談することも必要となります。ミシンを譲る相手の希望やニーズに合わせることで、自分だけでなく相手にも喜んでもらえるようにしましょう。
不用品回収業者に依頼する
ミシンを不用品回収業者に依頼する場合のメリットには、ミシンの運搬や処分に手間がかからない、ミシンの状態や種類に関係なく回収してもらえる、ミシン以外の不用品もまとめて回収してもらえるところです。デメリットは、回収料金がかかる、不用品回収業者の信頼性や評判を確認する必要があることです。
ミシンを不用品回収業者に依頼する場合はメリットとデメリットを比較検討し、口コミや評判、サービス内容などを確認して信頼できる業者を選ぶようにしてください。
ミシンを処分する場合の費用相場
ミシンを処分する場合の費用相場は、ミシンの種類や大きさ・自治体や業者によって異なりますので、事前に確認することが大切です。また、不用品回収業者の場合は、ミシンの状態や需要によっては買取りしてもらえる可能性もあります。
自治体の粗大ゴミとして処分する場合 | 300円〜2,000円 |
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自治体の不燃ごみとして処分する場合 | 無料〜500円 |
小型家電として処分する場合 | 無料 |
不用品回収業者に依頼する場合 | 1,000円〜2,000円 |
ミシンを買取に出す際の注意点
ミシンを買取に出すときは、できるだけ高く売れるように準備することが大切です。ここでは、ミシンを買取に出す際の注意点を以下の5つに分けて紹介します。
注意点を守ることで、ミシンを買取に出すときにスムーズに査定や引き渡しを行うことができミシンの価値を高めることができます。
- 綺麗に清掃しておく
- 購入時についていた付属品・取扱説明書を確認する
- 問題なく動くかなどの動作確認をする
- 製造年を確認する
- 譲渡先に伝える特記事項があれば事前に伝える
綺麗に清掃しておく
ミシンを買取に出す際には、綺麗に清掃しておくことが重要です。ミシンの外観や内部にほこりや汚れがあると、買取価格が下がる可能性があります。
ミシンの動作にも、影響を与える場合があります。また、ミシンの種類やメーカーによって、清掃方法が異なる場合がありミシンの取扱説明書を参考にし正しい方法で行うことが大切です。
購入時についていた付属品・取扱説明書を確認する
ミシンを買取に出す際には、購入時についていた付属品や取扱説明書を確認することが重要です。付属品や取扱説明書があると、ミシンの機能や使い方を確認できるため買取価格が上がる可能性があります。
また、付属品や取扱説明書がないと、買取を断られる場合や買取価格が安くなることが多いです。付属品や取扱説明書がない場合は、事前に査定を依頼して買取可能かどうかを確認しましょう。
ただ、付属品や取扱説明書がなくてもミシンの型番やメーカー・製造年などにより、査定額が高くなる可能性があります。
問題なく動くかなどの動作確認をする
ミシンを買取に出す際には、問題なく動くかなどの動作確認をすることが重要です。動作が良い場合であれば、買取価格が高くなる可能性があります。
また、動作不良や故障がある場合は、買取を断られる場合もあります。縫い目がほつれたりずれたりするなどの動作不良があると、買取価格が下がる可能性があるでしょう。
ミシンの種類やメーカーによって動作確認の方法が異なる場合があるため、動作確認をするときはミシンの取扱説明書を参考にし正しい方法で行うことが大切です。
製造年・型式を確認する
ミシンの買取価格は、製造年や型式によって大きく変わります。一般的に製造年が新しいものや多機能な製品が高く評価され、逆に製造年が古いものや単機能な製品は低く評価されます。
そのため、ミシンを買取に出す前には、製造年や型式を確認することが重要です。製造年や型式は、ミシンの本体や箱に記載されている場合が多く、もし記載がない場合はメーカーや販売店に問い合わせることで調べられます。
製造年や型式を知ることで、ミシンの相場を調べたり、買取店を選んだりするときに役立ちます。
譲渡先に伝えるべき特記事項があれば事前に伝える
ミシンを買取に出すときには、ミシンの動作状態や修理履歴、付属品の有無や種類、使用頻度や保管状態など譲渡先に伝えるべき特記事項があれば事前に伝えましょう。動作状況などの特記事項は、ミシンの品質や価値を判断するのに重要な要素となります。
譲渡先に伝えるべき特記事項がある場合は、事前に伝えることで買取価格の交渉やさまざまなトラブルの防止に役立ちます。
高く買取してもらうことができるミシンメーカーは?
高く買取してもらうためには、型番などの他にメーカーが重要になってきます。本項目ではどういったミシンメーカーが高く買取してもらえるか、5社ほど紹介していきます。
高く買取してもらうことができるミシンメーカー
ミシンの買取価格は、製造年や型式だけでなく、メーカーによっても異なります。一般的に、高品質で人気の高いメーカーのミシンは、高く買取してもらうことができます。
高く買取してもらうことができるミシンメーカーの代表的な例は以下の通りです。
- ブラザー(Brother)
- ジューキ(JUKI)
- ジャノメ(JANOME)
- ジャガー(JAGUAR)
- シンガー(SINGER)
ミシンを買取してもらうときの相場は?
ミシンを買取してもらうときの相場は、製造年や型式、メーカー、状態などによって異なります。一般的に、新しいものや多機能なもの、人気の高いメーカーのものは高く買取してもらえます。
ミシンの買取相場は常に変動するため正確な金額を知るには買取業者に査定してもらうことが一番ですが、参考までにいくつかの買取サイトで掲載されているミシンの買取価格を見てみましょう。
- コンピューターミシン:約10,000円~50,000円
- 電動ミシン:約1,000円~10,000円
- 電子ミシン:約1,000円~15,000円
- ロックミシン:約5,000円~30,000円
- 業務用ミシン:約10,000円~40,000円
- アンティークミシン:約1,000円~10,000円
あくまで目安なので、実際の買取価格は、買取業者や時期によって変わります。ミシンを買取に出す際には、複数の買取業者に査定してもらい、比較することがおすすめです。
ミシンを手軽に処分するなら不用品回収センターへ!
ミシンを買取に出すのも面倒だが捨てるのはもったいないと感じたときに便利なのが、不用品回収センターです。不用品回収センターは、ミシンをはじめとする家電製品や家具などの不用品を買取や有料で引き取ってくれるサービスです。
ミシンを手軽に処分したいなら、不用品回収センターに依頼するのがおすすめです。
不用品回収センターの魅力を解説!
不用品回収センターは、不用品の処分にお困りの方に最適なサービスです。本項目では、不用品回収センターの魅力を解説します。
お客様のご都合に合わせて最短即日で回収に伺い、引っ越しや急な片付けにも即対応できます。また、分別や運び出しを全てプロのスタッフが行うため、お客様は不用品を指定するだけでOKです。
積み放題の定額パックで、料金が明確で安心です。事前に見積もりを提示し、追加料金やキャンセル料は一切ありません。
古物商許可証を取得しているため、状態の良いミシンの買取も可能です。また、口コミや評判も良く、多くのお客様にご満足いただいています。
ミシンの処分にお困りの際は、ぜひ一度不用品回収センターにご相談ください。
特徴 | 安心の載せ放題定額パックプラン |
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料金 | SSパック4,800円〜 |
回収可能な不用品 | ほとんどの不用品が回収可能 |
買取制度 | 有 |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
【まとめ】ミシンは自分に合った方法で処分しよう
本記事では、ミシンを処分する方法について紹介しました。ミシンを処分する方法は、自治体の処分を依頼する場合、買取に出す方法、人に譲る方法、不用品回収業者に依頼する方法があります。
早めに処分したい場合は、不用品回収センターに依頼すると最短即日で回収してもらえるためおすすめです。ミシンを処分する方法にはいろいろありますが、自分に合った方法を選びましょう。