雛人形を処分できる神社と供養方法をわかりやすく解説!
雛人形は、小さいお子様がいるときに使用しますが、お子様が大きくなると使用しなくなることが多いです。そのため、処分したい人が多いと思いますが、処分方法がわからない人は多いのではないでしょうか?
人形という観点から、そのまま処分していいのか、供養するべきか迷いがちです。また、処分する際の金額も気になる部分ですね。
今回は、雛人形の処分方法をお伝えします。雛人形の処分で困っている人は、参考にしてみてください。
- 雛人形を処分する8つの方法
- 雛人形をお焚き上げしてもらう方法
- 雛人形を処分するタイミング
- 雛人形の処分に不用品回収業者がおすすめな理由
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目次
雛人形は自治体で処分できる?
雛人形は、自治体を通して処分することが可能です。自治体によって処分方法は変わりますが、基本は可燃ごみか粗大ごみとしての処分となることが多いようです。
可燃ごみの場合は無料ですが、粗大ごみは有料になります。ごみとして捨てることは、抵抗がある人もいると思います。
その場合は、このあと解説する方法で処分しましょう。
雛人形を処分する8つの方法
雛人形を処分する方法は、他にもいくつか方法があります。自治体以外で処分する場合は、「供養」「寄付」「不用品回収業者を利用する」などの方法で処分します。
他には、「提供」や「買取」なども可能です。処分方法は、いくつか選択肢があるため、自分に合った方法で処分しましょう。
雛人形の処分方法は、以下の通りです。
- 雛人形をごみとして処分する
- 自治体のイベントで処分する
- お焚き上げ供養をしてもらう
- 専門店で買い取ってもらう
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
- 寄付する
- 知り合い・友人に譲る
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
雛人形をごみとして処分する
雛人形をごみとして処分する場合は、可燃ごみか粗大ごみとして処分します。一般的には、粗大ごみで処分することが多く、場所によっては可燃ごみで処分可能です。
地域によって処分方法が変わるため、自分の住んでいる地域のルールに従いましょう。雛人形入れている箱も捨てたい人は、燃えないごみとして処分することができます。
そのため、分別をしっかり行う必要があります。粗大ごみとして処分する場合は、料金が発生するため注意しましょう。
自治体のイベントに提供する
雛人形は、自治体が運営するイベントへ提供することが可能です。地域によっては、自治体がイベントを行っており、たくさんの雛人形を飾ります。
そのため、イベントで使用する雛人形を募集している期間があります。イベントの期間は決まっているため、事前に期間を調べておきましょう。
雛人形の募集期間になったら、提供したい自治体へ問い合わせてみましょう。催しが終了したあとは、供養してから処分されることが多いです。
お焚き上げ供養をしてもらう
- 身近な神社やお寺へ持ち込み供養を依頼する
- 人形供養を郵送で受け付けている寺社へ依頼する
- 雛人形供養イベントで供養を依頼する
雛人形をお焚き上げ供養する場合は、以上の3つの方法で行います。お寺や神社では、お焚き上げ供養を行っている場合があります。
すべての寺社で出来るわけではないため、情報を確かめてから依頼しましょう。また、郵送で供養を受け付けている寺社もあります。
運搬が難しかったり、近くに供養できる寺社がない場合は、郵送で供養を依頼できます。他には、雛人形を供養する催しを行っている地域があるため、イベントを利用することも1つの方法です。
専門店で買い取ってもらう
- 骨董価値が認められる作品
- 有名作家の作品
- 破損がない
雛人形は、専門店で買取を行っています。価値のある雛人形は、骨董品店で買取が可能です。ただし、骨董品のため、有名な人形作家が作った雛人形や希少価値が高い雛人形が対象になります。
加えて、破損がないことも買取するうえで重要です。有名な人形師が作る雛人形は、状態がいい場合は5万円~10万円前後で買取が行われます。
もし、有名な人形師が作成した雛人形を所持している場合は、買取も視野に入れてみるといいでしょう。
ネットオークションやフリマアプリに出品する
雛人形を処分する際は、ネットオークションやフリマアプリを利用することも1つの方法です。身近な存在であるオークションやフリマは、簡単に商品を出品することができます。
綺麗な状態や価値の高い雛人形は、特に高額で売れる可能性があります。ただし、状態が悪い物は売れづらいです。
処分する場合は、費用がかかることが多いですが、この方法はお金を得て処分も可能です。出品は、発送や梱包で費用が発生するため、費用も考えて出品しましょう。
寄付する
使用しなくなった雛人形は、寄付することができます。寄付先は、物品寄付の受け入れを行っている団体や、イベントを行っている自治体になります。
物品寄付受け入れ団体を利用する場合は、送料は自己負担です。また、状態の悪い雛人形は寄付できない場合があります。
イベントを開催している自治体は、期間中に寄付が可能です。寄付する人が多くなると、募集が終了になることもあります。
自治体への寄付は、送料や手数料などの費用がかかります。
一般社団法人障がい者アート協会
一般社団法人障がい者アート協会は、人形供養寄付を行っています。人形供養寄付は、人形と寄付金を一緒に寄付する方法です。
寄付することで、障がい者アートへの支援にもつながります。金額は、人形1体で10,000円か、200サイズ詰め合わせの箱で30,000円の2つです。
支払い後に、感謝状や粗品、手引書などを含んだ人形供養寄付セットが届きます。人形の寄付の際には、ガラスの破損防止の意味から、ケースを外して発送します。
サイズ | 1箱160㎝サイズに入るもの |
---|---|
寄付金 | 1体 10,000円 200サイズ1箱 30,000円 供養料・お焚き上げ以外は寄付 |
注意点 | ガラスケースを外す |
公式ホームページ | https://www.borderlessart.or.jp/ningyou-kuyou/ |
知り合い・友人に譲る
雛人形は、知り合いや友人に譲ることで処分が可能です。ですが、雛人形を他人へ譲る行為は、相手に失礼な行為になります。
雛人形という存在は、女の子の厄を代わりに背負う役目を持っています。そのため、雛人形を使いまわすことはおすすめできません。
一般的には、丁寧に供養することが推奨されています。どうしても雛人形を譲る場合は、大事に受け継ぐように心がけましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者は、自治体では回収できない品目でも回収することができます。雛人形も、不用品回収業者を通じて処分することが可能です。
不用品回収業者を利用することで、他の不用品も一緒に回収できるメリットがあります。また、回収時間を自分の都合に合わせて調整しやすいです。
多数存在する不用品回収業者は、業者選びに気を付ける必要があります。業者選びを間違えると、悪徳業者にあたる可能性があり、危険です。
口コミを確認して決めましょう。
雛人形をお焚き上げ供養して処分してくれる神社や寺
雛人形のお焚き上げ供養は、神社や寺院、あるいはイベントに持ち込むか郵送して供養を行います。お焚き上げ供養を行っている神社や寺の中には、1年中供養を受け付けている寺社もあります。
他には、人形のイベントを開催している際にお焚き上げ供養が可能です。イベントを利用する場合は、募集時期に合わせて早めに応募しましょう。
近くに供養できる場所がない場合は、他県の供養ができる神社や寺へ郵送で行います。以下は、お焚き上げ供養ができる場所になります。
施設名 | 受付期間 | 依頼方法 | 供養料 | 住所 |
---|---|---|---|---|
一般社団法人 日本人形協会 | 1年中 | 宅配便 電話 WEBサイト |
1箱5,000円 + ゆうパック料金 |
東京都台東区柳橋2丁目1-9 東商センタービル |
長福寿寺 | 1年中 | 持ち込み(9:00〜16:00) 宅配便 |
10,000円 七段飾り 20,000円 |
千葉県長生郡長南町長南969 |
本寿院 | 1年中 | 持ち込み(9:00〜18:00) 宅配便 |
5,000円〜 | 東京都大田区南馬込1丁目16-2 |
鴻巣びっくりひな祭り | 1年に1度 | 持ち込み 宅配便 |
5,000円 | 鴻巣市立総合体育館 埼玉県鴻巣市鴻巣864-1 |
阿波勝浦ビッグひな祭り | 1年に1度 | 持ち込み(人形文化交流館) 宅配便 |
5,000円 | 徳島県勝浦郡勝浦町大字生名字月の瀬35-1 |
老神温泉びっくりひな飾り | 1年に1度 | 持ち込み(老神温泉観光協会) 宅配便 |
1セット5,000円 | 群馬県沼田市利根町老神607-1 |
信州須坂「わくわく」おひなめぐり | 1年に1度 | 持ち込み | 1体3,000円〜 | 長野県須坂市須坂352-2 |
可睡斎ひなまつり | 1年に1度 | 持ち込み 宅配便 |
5,000円 | 静岡県袋井市久能2915-1 |
一般社団法人 日本人形協会
一般社団法人日本人形協会では、電話またはWEBサイトから人形供養を申し込めます。
申し込み手続きをすると、供養キットが届きます。手順に従って梱包しましょう。ゆうパックで郵送したのちに、毎年10月頃に東京大神宮で行われる人形感謝祭で供養されます。
供養と処分を簡潔に済ませたい方には最適ですが、すぐに供養したい方には適していません。
長福寿寺
長福寿寺では、持ち込みか宅配便で供養を申し込めます。
持ち込み時に僧侶の付き添いが必要な場合を除けば、特に事前予約は必要ありません。
WEBサイトから人形供養送付用紙をダウンロードし、記入して宅配便で人形に同封して送るだけで受付してもらえます。ダウンロードやプリントが困難な場合は、必要事項を記入した紙を同封しましょう。
また、宅配便で申し込む際の費用は振り込みで支払う必要がありますが、費用を所定の方法で同封すれば受け付けてもらえます。
本寿院
本寿院では、公開で人形供養を受け付けてくれます。人形供養式に持ち込んで参列することができる上、焼香もあげられます。
不参列でも、郵送や宅配で人形を送り供養を申し込めるので、供養したい環境や状況に合わせて方法を選べるので便利です。
郵送や宅配で申し込む際は、所定の様式用紙をダウンロードし記入して同封しましょう。
費用は、同封するか振り込みで支払います。振り込みで支払う際は、予めお伝えしておく必要があるので事前に連絡しておきましょう。
鴻巣びっくりひな祭り
鴻巣びっくりひな祭りは、毎年日本一の高いひな壇を目指して飾られる雛人形のイベントです。イベント当日は全国から大勢の観客で賑わいます。
開催される2ヶ月程前から、電話で雛人形の提供を日本全国から受け付けています。電話受付、あるいは市の広報「かがやき」で募集が告知されます。
イベント終了後は、勝願寺にてお焚き上げ供養されるので供養もまかなってもらえます。状態が良い雛人形で、かつ雛人形への思い入れが深い方はイベントに提供する手段も検討してみてください。
阿波勝浦ビッグひな祭り
阿波勝浦ビッグひな祭りでは、8メートルにもなるひな壇に全国から提供された雛人形を飾って祝います。総勢3万体もの雛人形が並ぶひな壇は圧巻です。
開催前になると指定の期間内で、雛人形の提供が募集されます。持ち込みでも可能なので近隣の方は訪れるのも良いでしょう。
宅配便でも受け付けてもらえます。申し込みを済ませて手配しましょう。
ガラスケースや箱など人形以外は受け付けてもらえませんので注意してください。
イベント開催後は、お焚き上げ供養もされます。イベント開催後の供養のみに申し込むことも可能なので、提供できなかった方は供養のみの依頼を検討することをおすすめします。
老神温泉びっくりひな飾り
老神温泉びっくりひな飾りは、およそ7,000体もの雛人形が飾られるイベントです。会場中に雛人形が所狭しと飾られる光景に魅了され、大勢の観客が来場します。
毎年指定の期間内に供養と一緒に申し込むことで、雛人形をイベントに提供できます。
持ち込み、あるいは宅配便で発送し受け付けてもらえますが、ガラスケースや箱などは受け付けてもらえないので、別の方法で処分しましょう。
近隣の方なら提供した雛人形が飾られている姿も見ることができるので、最後の飾り付けの場として提供を検討してみてください。
信州須坂「わくわく」おひなめぐり
信州須坂「わくわく」おひなめぐりは、商店街が一丸となって雛人形を飾って祝うイベントです。
雛人形の提供を受け付けている上、イベントと一貫してお焚き上げ供養も行われます。商店街一帯で雛人形を飾っている光景は、信州須坂でしか見られません。
雛人形を持ち込んで供養するとともに、町並みを楽しみたい方にはおすすめです。
可睡斎ひなまつり
可睡斎ひなまつりは、館内から館外階段上に至るまで雛人形を飾り祝うイベントです。およそ1,200体もの雛人形が飾られる光景は、壮大で奥ゆかしくどこか日本らしさを覚えます。
館内では、ほかの展示や催しも一緒に楽しめるので、子ども連れでも訪れられます。
人形供養も催しの一環としておこなわれるので、雛人形を所定の日程に持ち込めばお焚き上げに参列することも可能です。
雛人形に守ってもらった子どもと一緒に訪れて、より雛人形に感謝しながら供養を依頼してみましょう。
雛人形がガラスケースに入っている場合の処分方法
地域によりますが、粗大ごみか不燃ごみとして扱います。もう1つの方法として、不用品回収業者を利用することも1つの手です。
不用品回収業者を利用する場合は、雛人形とケースを一緒に処分することができます。一緒に処分できるため、分別の手間をかけずに処分が可能です。
ただし、自治体で処分するより費用がかかります。
雛人形を処分するタイミング
雛人形を処分するタイミングは、主に3つあります。「子供が大きくなって自立した」「引っ越し」「雛人形の状態が悪い場合」の3つです。
雛人形は、子供の厄を払う役目があるため、子供が自立したら役目を終えます。そのため、子供が自立したら処分するタイミングといえます。
引っ越しは、使わなくなった雛人形を処分するタイミングとして、おすすめです。状態の悪い雛人形は使用しづらいため、買い替えるか処分を検討しましょう。
雛人形を処分する前に自分で供養する方法
- 塩で清める
- 捨てる前にもう一度飾り感謝の気持ちを伝える
雛人形を処分することに、心苦しさを感じる方も少なくないでしょう。人形全般に言えることですが、魂が宿るとも言われる人形は中々捨てられないものです。
雛人形を処分する前に、自分で供養するにはどのような方法があるのかをご紹介します。自分で供養する場合、してはいけないことがたくさんあるのではないかと迷う方も多いはずです。
雛人形の供養は正しい手順で行えば、あまり考え込む必要はありません。先ず、キレイな和紙か白い布・お清めの塩を用意してください。
雛人形の汚れをキレイに落とし和紙か白い布の上に雛人形を置き、お清めの塩をまいて和紙か白い布でくるみます。手を合わせて、雛人形に心からの感謝を伝えます。
これまで大切に飾られてきた雛人形に感謝を込めるためにも、最後の思い出としてもう一度飾ることもおすすめです。
雛人形の付属品を処分する方法
雛人形を処分する際に、気をつけなければならないことがあります。雛人形自体は布や木・紙で作られているため、自治体で処分することができます。
雛人形の付属品はどのように処分すれば良いのか、それぞれの素材に適した処分をしなければなりません。本章では雛人形の付属品を処分する方法をお届けしますので、参考にしてください。
小物の処分方法
雛人形の小物は燃えないごみとして処理しなければならない可能性もあるので、素材により分別をする必要があります。
例えば、小物の飾り道具は一般的にプラスチック製や木製となっているので燃えるごみとして処分可能です。雛人形一式という中に必ず含まれているのがぼんぼりで、電気がつくものとそうでないものとの2種類に分かれます。
また、電池式のものにも電気コード付きとコードレスとがあります。電気のつかないぼんぼりは、燃えるごみとして出してください。
電気コード付きや電池式では燃やせないごみとなり、乾電池はほとんどの自治体で有害ごみか燃えないごみとして出すこととなります。それぞれの自治体で処分方法は異なるので、自治体のルールに沿って処分してください。
ひな壇の処分方法
ひな壇の種類も、紙製・木製・アクリル製などさまざまです。自治体での指定ごみ袋に入るひな壇で紙製や木製であれば、燃やせるごみとして処分ができます。
サイズが大きいひな壇の場合は粗大ごみ扱いで、仮に細かく分解したとしてももともとが大きいサイズであれば粗大ごみとなる自治体もあります。
アクリル製のものが迷いどころで、プラスチックの一種として燃やせるごみか燃やせないごみかに分類されるのです。自治体によりアクリル製のものを受け付けていない場合もあるので、どのように捨てれば良いのか自治体に確認してみてください。
7段飾りのお雛様を処分するおすすめの方法
- 自治体の回収処分を利用する
- フリマアプリ・オークション・ジモティーなどを利用する
- 不用品回収業者を利用する
7段飾りのお雛様を処分するには、どうすれば良いのでしょうか。豪華な7段飾りではお雛さまを始め、三人官女・五人囃子など15体がすべて揃っているのが一般的です。
他に嫁入り道具・御輿入れ道具など小道具も多く、普通ごみか粗大ごみか分別することで自治体の回収処分を利用できます。保存状態も良く捨てるのはもったいないと思われるのならば、買取業者に依頼する、フリマやオークション・ジモティーを利用する、雛祭りのイベントに寄付をするなどの方法があります。
分別などの手間をかけたくない、売却時の手続きが面倒と思われる方は、手軽に処分可能な不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。7段飾りのように人形の数が多く大型の雛人形の場合は特に、処分費用はかかりますが楽に処分することができます。
雛人形の処分を不用品回収業者に依頼する場合の費用相場
不用品回収業者は、雛人形とケースを一緒に処分できるため、分別をすることなく処分できます。しかし、不用品回収業者を利用するうえで、金額が気になる人は多いのではないでしょうか?
雛人形は、他に自治体や自社でお焚き上げ供養を依頼して処分することが可能です。今回は、自治体とお焚き上げ供養、不用品回収業者で処分する場合の費用相場をご紹介します。
費用相場は目安になるため、雛人形の処分の際に参考にしてみてください。
自治体で処分する | 500円~1,000円 |
---|---|
寺社にお焚き上げを依頼する | 5,000円~20,000円 |
不用品回収業者を利用する | 4,800円~20,000円 |
雛人形の処分で不用品回収業者を利用するメリット
不用品回収業者を利用するメリットは、主に4つあります。他の処分方法と比べて、自分の都合に合わせて日程調整が可能です。
また、雛人形とケースを同時に処分することができます。他に処分するものがあれば、サイズや重さ関係なく処分できる点もうれしいですね。
不用品回収業者を利用するメリットを、1つずつ解説します。
- 自分の都合に合わせられる
- ガラスケースや木箱などの処分も一緒にできる
- 大きいものや重いものも運んでもらえる
- 引っ越しやほかの不用品もまとめて処分できる
自分の都合に合わせられる
不用品回収業者は、他の処分方法と比較して、自分の都合に合わせて処分できます。自治体やお焚き上げ供養で処分する場合は、日時が決まっているため、都合に合わせづらいです。
特に、他の処分方法は日中の回収が多いため、仕事や予定と重なりやすいでしょう。不用品回収業者を利用することで、夜中や早朝でも回収することができます。
そのため、時間が合わせやすく、仕事や予定が多くて日中に回収できない人におすすめの方法です。
ガラスケースや木箱などの処分も一緒にできる
不用品回収業者を利用することで、雛人形と箱をまとめて回収が可能です。他の処分方法は、一緒に処分できないことが多く、雛人形と箱を分けて捨てる必要があります。
そのため、処分の際に手間がかかりがちです。不用品回収業者は、一緒に処分が可能なため、分別の手間がなく処分することができます。
また、雛人形とケースの状態が悪くても、不用品回収業者であれば回収が可能です。分別が面倒な人は、利用してみるといいでしょう。
大きいものや重いものも運んでもらえる
不用品回収業者に依頼すれば、大きいものや重いものを運んでもらえます。ほとんどの不用品回収業者は、室内から不用品を運び出してくれます。
品目が多い場合でも運んでもらえるため、女性や高齢者の人にとっては特にうれしいメリットです。雛人形以外に家電や家具、不用品などといった大きくて重たいものを一緒に処分する場合にも便利です。
雛人形やケースの量が多かったり、他に回収品がある場合は、不用品回収業者を利用してみましょう。
引っ越しやほかの不用品もまとめて処分できる
不用品回収業者は、回収する量が多くても対応できます。引っ越しや家の整理整頓といった、大量の不用品が出る場合に利用するといいでしょう。
雛人形単体はもちろん、他の不用品もまとめて処分することができます。本来は、大量の不用品が出ると、分別と処分が大変です。
不用品回収業者を利用すれば、分別の手間がありません。また、不用品の運搬も不用品回収業者が行ってくれます。
そのため、引っ越しや不用品が多い場合に便利です。
供養もおこなっている業者がある
不用品回収業者の中には不用品回収や買取以外に幅広いサービスを展開しており、人形の供養も行っている業者があります。遺品整理サービスを行っている不用品回収業者で、必ず在籍しているのが遺品整理士です。
遺品整理士は、遺品だけではなく人形の供養を依頼することもできます。ただし、不用品回収業者により受け付けていない場合もあるので、あらかじめ問い合わせてみてください。
雛人形の処分を不用品回収業者に依頼するデメリット
不用品回収業者を利用するメリットは多いですが、デメリットも存在します。不用品回収業者は、多数存在しており、業者選びを間違えるとトラブルにつながりやすいです。
そのため、メリットだけでなく、デメリットも把握して業者選びをしましょう。不用品回収業者を利用するデメリットは、以下の通りです。
1つずつ解説していきます。
- 単品の処分だと割高になる場合が多い
- 業者を選ぶ手間や労力が必要
- 悪徳業者とトラブルになる可能性がある
単品の処分だと割高になる場合が多い
不用品回収業者で単品の処分を行う場合は、割高になる可能性が高いです。業者によっては、トラック積み放題やお得なプランを実施しています。
そのため、お得なプランと比較すると単品は割高になりやすいです。価格は業者によって変動するため、見積りをもらって比較してみるといいでしょう。
価格が高い場合は、自治体や寺社のお焚き上げ供養を利用するといいです。雛人形以外にも処分したいものがある場合は、不用品回収業者が便利です。
業者を選ぶ手間や労力が必要
不用品回収業者は、各地にたくさん存在しています。不用品回収業者の数が多いゆえに、業者選びが手間で労力がかかります。
業者選びの手間がかかるため、面倒な人は他の方法で処分するといいです。不用品回収業者を選ぶ際は、金額やプランはもちろん、口コミやHPもしっかり確認しましょう。
見積りが無料の業者もあるため、数社で見積りをもらって比較すると選びやすいです。他には、自分の都合に合わせやすい業者を選びましょう。
悪徳業者とトラブルになる可能性がある
不用品回収業者を利用するうえで注意したいのは、悪徳業者の存在です。悪徳業者の特徴は、「無料で回収すると謳っている」「HPがない」などがあげられます。
無料で回収すると謳っている場合は、最終的に法外な金額を請求をされる可能性が高いです。一見、無料と聞くと惹かれますが、トラブルに合いたくない人は絶対に選ばないようにしましょう。
また、会社のHPがあるかどうかも見分けるポイントです。HPがない場合は、悪徳業者と考えていいでしょう。
HPを確認して、会社の情報がしっかり掲載されているかも確認すると良いです。
雛人形を処分するなら不用品回収センターがおすすめ
多数存在する不用品回収業者ですが、中でも不用品回収センターがおすすめです。不用品回収センターは、雛人形とケースを一緒に処分できるだけでなく、室内からも運び出してくれます。
不用品回収センターでは、他にもおすすめなポイントが多数あります。次は、不用品回収センターについてと、おすすめな理由を解説していきます。
不用品回収センターの基本情報
- WEB割でお得
- お得な定額パックプラン
- 高いお客様満足度
特徴 | 定額パックプランがお得 |
---|---|
料金 | 4800円~ |
回収可能な不用品 | 家具家電、雛人形、自転車など |
買取制度 | あり |
電話番号 | 0120‐949‐966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
不用品回収センターは、WEB割と定額パックプランでお得に利用できます。定額パックプランは、積み放題に加えて基本料や出張費、車両費などが込みとなっています。
買取制度を利用することで、さらに金額を下げることが可能です。女性スタッフも在籍しているため、女性の人でも安心してご利用可能です。
雛人形の処分を検討している方はまずは金額をお問合せください。
雛人形を処分する際の気になる疑問
雛人形を処分する際、疑問に思うことがたくさん浮かぶものです。中でも雛人形の処分には、怖さやバチが当たるなどと考える人が多くいます。
雛人形を捨てると本当に呪われるのか、ずっと押入れに保管したままで良いのか、供養は必要なのかなど、雛人形を処分する際の気になる疑問についていくつか解説します。
雛人形を捨てると呪われるって本当?
雛人形を捨てる場合、付きまとうのが呪いや祟りがあるのではないかと言うことです。迷信と言えばそれまでですが、受け止め方はそれぞれで信仰心にも関わってきます。
雛人形を捨てたからと言って、バチがあたることはありません。呪われると思う心に邪気が生まれるので、感謝の気持ちを込めて丁寧に処分することにより邪気を避けられるのです。
雛人形を捨てることがどうしても気になる場合は、神社やお寺の方に相談して処分方法を決めることをおすすめします。
雛人形を人にあげたり、お下がりをもらうのは大丈夫?
雛人形には人にあげること、お下がりはしてはいけないなどの明確な決まりはありません。ただし雛人形の本来の意味を考えると、人にあげることやお下がりはやめた方が良いとの結論に達します。
雛人形には身代わりや厄除けの意味が込められているため、一人に1つが好ましいとされているのです。また人に雛人形を譲るということは、お守りを人にあげることと等しいのでなるべくなら控えた方が良いと言えます。
雛人形をずっと押し入れに保管しておくのは良くない?
日本人形協会では、飾らないまま放置することはあまり良くないと提唱していました。雛人形の役目は子どもの成長を見守ることにあります。
雛人形は雛祭りの時期に飾られてこそなので、大切な行事には押し入れから出してあげてください。自分の家ではもう必要なくなり飾ることもない、保管するしかない場合は、丁重に供養するか、他の処分方法を検討することをおすすめします。
雛人形は供養しなくても大丈夫?
雛人形への供養についても供養する必要はないとの解釈もあり、決まりはありません。人形供養は、感謝の祈りを込めてお別れをするという意味があります。
雛人形は女の子の健やかな成長と幸せを願い飾られてきたもので、役目を果たしてくれた雛人形には感謝の気持ちを捧げることが重要です。区切りを付ける意味でも役目を終えた雛人形は、可能な限り供養してお別れした方が心の区切りもつきます。
雛人形の処分方法まとめ
雛人形は、自治体や寺社でのお焚き上げ供養、不用品回収業者を利用して処分します。自治体での処分は、3つの方法で1番安いです。
営業時間が決まっているため、人によっては自分の都合に合わせづらい場合があります。お焚き上げ供養は、寺社に依頼して行うことが可能です。
ただし、すべての寺社で行っておらず、年中受け付けている寺社は多くありません。寺社によって、郵送か持ち込みか決まっているため、自分に合った方法で依頼しましょう。
不用品回収業者は、雛人形とケースをまとめて処分が可能です。他の不用品と一緒に処分できるため、引っ越しや家の整理に向いています。
業者の数が多いため、悪徳業者にあたらないように口コミやHPを確認して選びましょう。