ダイソンのバッテリーを適切に回収してもらう方法を解説!処分の際の注意点とは?
ダイソンの掃除機はハンディタイプで吸引力が強いこともあり、販売開始当初から非常に人気があります。日本に進出したのは1998年であり、長年使っている人のなかには、バッテリーの寿命がきて買い替えたという人もいることでしょう。
バッテリーを買い替えた後に問題となるのが、不要になったバッテリーの処分です。本記事では、ダイソンのバッテリーを正しく処分する方法について解説します。
- ダイソンのバッテリーを処分するタイミング
- ダイソンのバッテリーの適切な処分方法
- ダイソンのバッテリー処分の際の注意点
「WEB を見た!」 と必ずお伝え下さい。
限定割引のご案内をさせて頂きます。
目次
ダイソンのバッテリーを処分・交換するタイミング
ダイソンのバッテリーを交換するタイミングとしてもっとも多いのは、バッテリー切れを起こしたときだと考えられます。ダイソン掃除機のバッテリーは、半永久的に使えるものではありません。
機種や使用頻度、使用している環境によって異なりますが、約500回充電すると寿命を迎えるといわれています。掃除機をかける頻度は平均週2回程度とされているので、5年程度使っていると寿命がくる計算になります。
5年経過せずとも、充電しても吸引力が弱い・モーター音が小さいなどの現象が見られれば、交換を検討しなければなりません。また、他社の掃除機に買い替えるなど、バッテリーが使えなくなったときもバッテリーを処分するタイミングになるでしょう。
- 充電回数が500回を超えた
- 充電しても吸引力が弱い・モーター音が小さい・高温になる
- 他社の掃除機に買い替えてダイソンのバッテリーを使わなくなった
ダイソンのバッテリーを回収処分してもらう方法
結論からいえば、ダイソンのバッテリーは不燃ごみで処分できません。ダイソンをはじめ、掃除機のバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されています。
リチウムイオン電池には、外から強い圧力がかかると発火する可能性があります。もし何も知らないまま不燃ごみなどでダイソンのバッテリーを処分し、小さくする際に大きな圧力をかけると、発火して火事の原因にもなりかねません。
トラブルを引き起こさないためにも、ダイソンのバッテリーは必ず定められた方法で処分してください。ダイソンのバッテリーを処分してもらう方法は、大きく分けて6つあります。
- 家電量販店で処分する
- ネット通販の不要バッテリー回収サービスを利用する
- JBRCの協力店で回収してもらう
- 自治体の小型充電式電池リサイクルBOXで回収してもらう
- 自治体が指定する清掃施設に直接持ち込む
- 不用品回収業者を利用して回収処分してもらう
家電量販店で処分する
ダイソンの掃除機を販売している家電量販店では、使用しなくなったダイソンのバッテリーをはじめ、リチウムイオン電池の回収・処分を実施しています。近くに家電量販店があるならば、処分を依頼するとよいでしょう。
ただし、家電量販店によって回収方法が異なっており、回収ボックスを設けているところもあれば、カウンターでの引き取りとなっているところもあります。
家電量販店別ダイソンバッテリーの回収状況と条件
家電量販店ごとに回収するときの手段が違うだけではなく、回収してもらえる条件も異なります。また、すべての家電量販店がダイソンのバッテリーを回収してくれるわけではありません。
主な大手家電量販店の回収可否と回収条件を表にまとめました。
回収可否 | 条件 | |
---|---|---|
ジョーシン | 不可 | 回収不可能 |
エディオン | 可 | 純正バッテリーのみ |
ヨドバシカメラ | 可 | 純正バッテリーのみ |
ケーズデンキ | 可 | 純正バッテリーのみ |
ビックカメラ | 可 | 純正バッテリーのみ |
ヤマダ電機 | 可 | 純正バッテリーのみ |
ネット通販の不要バッテリー回収サービスを利用する
ネット通販サイトでは、商品を販売する以外にもさまざまなサービスを実施しており、不要となったバッテリーの回収サービスを実施しているところもあります。楽天市場では、コードレス掃除機専用のバッテリー回収伝票が2,500円(税込)で販売されていました。
段ボールに不要なバッテリーを入れて梱包し、伝票を貼り付けることで自宅まで引き取りに来てくれます。Amazonでも940円(税込)で、不要なバッテリーを処分してくれるサービスも実施されていました。
利用方法は楽天と同様ですが、ダイソンのバッテリーを回収してもらえるかは確認できませんでした。ただし、レビューを見ると車のバッテリーやバイクのバッテリーを回収してもらった人からの投稿もあったため、ダイソンのバッテリーも回収してもらえる可能性が高いです。
JBRCの協力店で回収してもらう
家電量販店以外でも、JBRCの協力店であれば、ダイソンのバッテリーを回収してもらえるでしょう。JBRCは、「Japan Portable Rechargeable Battery Recycling Center」の略で、小型充電式電池を回収し、リサイクルするための推進活動を行っています。
JBRCには小型充電式電池の製造業者や、小型充電式電池を使用している製品の製造業者が加入しており、回収された電池はJBRCに集められ、リサイクルするための処置を施して再利用されます。
自治体の小型充電式電池リサイクルBOXで回収してもらう
各自治体にはリサイクルを推進するために小型家電をはじめ、さまざまな不用品を回収するためのBOXが設置されていることが多いです。小型充電式電池リサイクルBOXが設置されている自治体ならば、役場に直接持ち込むことで処分が可能です。
役場は休日には閉庁していますが、平日に役場を訪問できるならば、比較的容易にダイソンのバッテリーを処分できるでしょう。
自治体が指定する清掃施設に直接持ち込む
自治体によっては、指定する清掃施設に直接持ち込むことでダイソンのバッテリーを処分できます。一例として千葉市の事例を紹介すると、千葉市では令和4年11月11日より、市が指定する清掃施設に持ち込んでの処分が可能となりました。
持ち込む際は金属部分を覆うようにビニールテープを巻き付け(絶縁処理)、家電から外した状態で持ち込むようにしましょう。
不用品回収業者を利用して回収処分してもらう
紹介した5つの方法が使えなかった場合も、不用品回収業者に依頼することでダイソンのバッテリーを回収・処分できます。不用品回収業者はダイソンのバッテリーだけではなく、自治体では回収できない不用品も含め、あらゆる不用品を回収・処分してくれます。
また、回収する時間なども依頼する側が自由に指定できるのもおすすめするポイントです。日中は家にいない人でも、深夜や早朝に回収依頼することで問題なく処分できるというメリットがあります。
ダイソン掃除機のバッテリーを外す方法
- 説明書でバッテリーの取付場所や外し方を確認する
- 掃除機の電源が切れていることを確認する
- 説明書の外し方通りにバッテリーを外す
ダイソン掃除機のバッテリーは、機種によって取付位置と外し方が異なります。説明書を確認しないまま取外すと故障の原因になるので、必ず説明書を確認して、バッテリーの位置と外し方を事前に把握しましょう。
ダイソン掃除機のバッテリーはボタンを押すだけで外せるものもあれば、ネジ止めされていて取外す際にドライバーが必要なものもあります。ドライバーが必要な場合は、ドライバーを手元に準備しておくようにしましょう。
バッテリーを取外す際に電源が入ったままだと危険なので、電源が切れているかを必ず確認してください。
ダイソンバッテリーを処分するときの注意点
ダイソンのバッテリーはリチウムイオン電池であり、取り扱いには細心の注意を払わなければなりません。処分方法を誤ると大きな事故につながるので、処分の際の注意点を理解して適切な方法で処分してください。
本章では、ダイソンのバッテリーを処分する際の注意点を2つ紹介します。
ダイソンバッテリーは自治体の一般ごみとして処分してはいけない
まず、大前提としてダイソンのバッテリーは自治体の一般ごみでは処分できない決まりとなっています。リチウムイオン電池には、発火する可能性がある可燃性の有機溶媒が原材料に含まれており、強い圧力によって発火する恐れがあるので危険です。
一般ごみとして処分すると、ごみ収集車が回収してくれます。ごみ収集車は、回収したごみを圧縮する仕組みです。
圧縮した際にリチウムイオン電池が含まれていると発火する可能性があるため、一般ごみとして回収できません。また、リチウムイオン電池を原材料であるリチウムは貴重な資源であり、バッテリーは処分ではなく、回収してリサイクルするよう法律で定められています。
ダイソン互換バッテリーは処分が難しい
掃除機に使えるバッテリーには純正品だけではなく、他社メーカーから販売されている互換品もあります。ダイソンのバッテリーにも互換品がありますが、互換バッテリーは前章で紹介した処分方法すべてが利用できるとは限りません。
特に2021年10月29日、有限会社すみとも商店とロワ・ジャパン有限会社が輸入して販売していた互換バッテリーは、使用していなくても発火する危険性があることが発覚しました。対象のバッテリーに関しては、家電量販店は回収を受け付けていません。
すみとも商店やロワ・ジャパン有限会社の発火問題が発覚後、互換バッテリー全般の処分が難しくなりました。
非純正バッテリーパックの処分方法
- 可燃物が周りにない屋外で、4リットル程度の水を入れたプラスチックバケツを準備する
- 掃除機にバッテリーを装着する(固定用ビスは外しておく)
- 手のひらと指でバッテリーパックを挟み、バケツの上で掃除機を電池切れになるまで運転する
もし、自宅のダイソン掃除機が有限会社すみとも商店か、ロワ・ジャパンが輸入したダイソン互換性バッテリーを使用しているならば、発火の危険性があるので直ちに使用を中止してください。バッテリーの放電方法は上記の通りで、放電が完了したら廃棄できます。
有限会社すみとも商店は倒産しているため、同社のバッテリーは自治体が指定する方法で処分しなければならない決まりなので注意してください。ロワ・ジャパン有限会社のバッテリーは、同社に回収依頼をすると取りに来てくれます。
回収には事前の問い合わせと予約が必要です。回収の際は、放電できているかを確認する動画が必要なので、録画をしておきましょう。
回収依頼をすると、ロワ・ジャパンからメールが送付されるので、メールの案内に従って回収してもらいましょう。
ダイソンのバッテリー回収は「不用品回収センター」にお任せください
- 最大14,200円お得になるWeb限定割引
- 女性スタッフ在籍
- 年間50,000件以上の実績
ダイソンのバッテリーの処分に困っているならば、不用品回収業者の利用をおすすめします。不用品回収センターは、全国展開・24時間365日営業中ですので、お客様の都合のよい時間帯にいつでもご依頼ください。
年間50,000件以上の実績があることから、多くのお客様に利用していただき、不用品回収業者の口コミサイトにおいて、最高評価である星5つを獲得しております。ご自宅に使わないダイソンのバッテリーがある場合は、ぜひ当社の利用をご検討ください。
料金 | SSパック4,800円~ |
---|---|
営業時間 | 24時間365日 |
買取制度 | あり |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
ダイソンバッテリー回収に関するよくある質問に回答
ダイソンのバッテリーは処分方法を誤ると大きな事故につながるため、処分方法を十分理解したうえで処分しなければなりません。本章では、ダイソンのバッテリーの処分を検討している人から多く寄せられる質問に対する回答を紹介します。
不用品回収業者ではバッテリーだけでなく本体も回収してもらえますか?
不用品回収業者は自治体では回収できない不用品も含めて、多くの不用品を回収してくれます。したがって、ダイソンのバッテリーだけではなく、不要ならば掃除機本体も処分可能です。
ただし、バッテリーのみと本体を含めての回収とでは、回収費用が異なる可能性があることに注意してください。多くの不用品回収業者ではトラック詰め放題プランを設けています。
バッテリーや掃除機だけではなく、ほかの不用品とあわせてまとめて処分してもらうとお得に利用できます。
不用品回収業者は純正でないダイソンバッテリーも回収してもらえますか?
不用品回収業者は危険物でも問題なく回収してくれるため、非純正のバッテリーも回収してもらえる可能性が高いです。ただし有限会社すみとも商店とロワ・ジャパン有限会社が販売していたバッテリーに関しては、発火事例が報告されているため、受取を拒否される恐れもあります。問い合わせ時に確認しておくと安心です。
イオンなどの小売店でもダイソンバッテリーは回収してもらえますか?
イオンでは2023年6月より全国22店舗で使用済乾電池の回収ボックスを設置しており、ダイソンのバッテリーも回収対象となっています。ほかの小売店についてもJBRCの加盟店ならば、ダイソンのバッテリーを回収してもらえます。
加盟店はJBRCの公式サイトで検索できるので、自宅近くの小売店で加盟店がないか探してみるとよいでしょう。
【まとめ】ダイソンのバッテリーは適切に処分しよう
ダイソンのバッテリーはリチウムイオン電池であり、圧力がかかると発火する恐れがあるため、自治体の一般ごみでは処分できません。リチウムは貴重な資源であり、再利用が推奨されているため家電量販店などに設置されている回収ボックスに持ち込めば処分できます。
バッテリーは、一部の自治体では清掃施設への持込でも処分できるほか、多くの不用品を回収してくれる不用品回収業者を利用することでも処分可能です。ダイソンのバッテリーの処分に困ったときは、全国展開・24時間365日営業の不用品回収センターの利用を検討することをおすすめします。