デスクの処分方法5選|無料引き取りや業者に依頼する際の費用なども解説
デスクは、家庭にオフィスに幅広い環境で使われている日常の中で欠かせない家具の1つです。ただ、長年使い続けている間に劣化して壊れてしまった、新しいデスクに買い替えたいなど、手放すタイミングが出てきます。
本記事ではデスクを処分する方法や処分費用、処分する際の注意点など、デスクの処分にスポットを当ててご紹介しますのでご参考にしてください。
- デスクを処分する方法
- デスクの処分にかかる費用
- デスクを処分する際の注意点
目次
デスクを処分する前にチェックしておこう
デスクとは勉強用や事務用などの西洋式の机の事で、古くは文机(ふづくえ)という言葉の通り読み書きをする脚の付いた台として使用される事が多くありました。デスクは、食卓などの「卓」や日本語化された「テーブル」などを含めた総称として使われることもあります。
デスクのことを知っているようで知らないことも多く、デスクを処分する前に先ずはデスクについて詳しく見ていきましょう。
そもそもデスクとテーブルの違いは?
一般的な家庭で多く使われるテーブルと言えば食卓テーブルで、仕事でのテーブルは会議などでよく用いられます。一方デスクと呼ばれるものの多くは、勉強や仕事など一人で作業する際に使うものが主流です。
テーブルを囲むとも言われるように複数人で使用するものをテーブル、一人で使用するものをデスクと考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
デスクの語源は、フランス語のtable及び古英語のtableeの両方で平たい板の意味を持つラテン語「tabula」の派生したものです。(参考:テーブル (家具) – Wikipedia)デスクという言葉は、英語deskからの借用語となっています。
デスクの材質
デスクにはさまざまな材質が使われており、ポピュラーなのが木材、他にはスチール、ガラス、大理石、メラミン化粧板などが挙げられます。オフィスで利用されることの多いスチールは、耐久性に優れておりメンテナンスも簡単なため幅広く使われています。
メラミン化粧板とは樹脂を浸透させた紙を幾重にも重ねた薄板のことで、芯材に木目や色柄ものをプリントして貼り付けたものです。デザインの幅が広く傷や汚れにも強いためカフェやレストランのテーブルとして多く見かけますが、デスクとしても使用されています。
デスクの種類
種類も豊富なデスクは、場所や用途に合わせて選ぶことが出来ます。形状がシンプルな平机や片袖机、ライティングデスク、和室に合わせやすいローデスクなどさまざまです。
本章では、数多いデスクの種類の中から3つをピックアップしてお届けします。
学習用デスク
主にお子さんに使われる学習用デスクは、学習机、勉強机とも呼ばれ親しまれています。材質は木材が多く、木材の中でも加工のされ方によって材質が異なります。
無垢材(丸太から一枚板の形で切り出されたもの)は木の温かみが感じられる特徴があり、大人になっても長く使い続けることが可能です。突板(丸太から薄く切り出した板・つきいた)は無垢材よりも安く購入出来、軽くて丈夫であることが特徴です。
木の種類ではウォールナット(くるみの木)は美しさと耐水性、オーク(ナラの木)は硬く重量のある高級木材など、素材によっても違いがあります。
ゲーミングデスク
ゲーミングデスクは、一般的には知らない方の方が多いかも知れません。ゲーミングデスクとは、快適にゲームが出来るようゲームプレイのための特別な機能が搭載されたデスクのことです。
マウス操作やキーボードを連打しても支障なく、安定感を重視して作られていることや高さの調節も出来るのが特徴です。天板の素材には、木製や金属製、ガラス製などが使われています。
ゲーミングデスクの性能の高さから、勉強や仕事にも使われ需要が高まりつつあります。
ライティングデスク・ライティングビューロ
ライティングビューロ(小さな収納スペースのついたデスク)の中で、キャビネットの扉を手前に倒し開けることで扉の背面がデスク面となる折りたたみ収納タイプをライティングデスクとも呼びます。
作業の時だけ天板を使えば良いので、普段は収納されスペースを広く使うことが出来ます。パソコンデスクや勉強机としても用いられるライティングデスクですが、天板の強度が低いため開閉に負担がかからないよう注意が必要です。
木製のアンティーク調やおしゃれなデザイン性の高いライティングデスクは、人気も高く強度の高いスチール製もあります。
学習デスクはいつ処分する?
子どもさんが長年愛用する学習デスクは、思い入れも深く処分するタイミングをいつにするのか迷う方も多いでしょう。一般的に進学やお子さんが実家から離れるタイミングが多いようですが、目安として学習デスクを使わなくなった時が処分する好機です。
学習デスクは進学のタイミングで新しい学習デスクを購入する人がほとんどなので、売却が難しい家具と言われています。大人になっても使い続けたいとすれば、学習デスクをリメイクする方法もあります。
学習デスクの棚など机上にあるものを取り外して、パソコンデスクとして使う方法や収納に化粧品などを入れてドレッサーとして使う方法などです。
デスクを処分する方法5選
サイズの小さいものから大きいものまで種類も多いデスクは、自治体で処分出来るのか、売却を考えているけどどうすれば良いのかなど処分する際に悩みは尽きません。
本章ではデスクを処分する方法として5つをピックアップしてお届けしますが、処分するしかない、キレイに使っていて傷も何もないなどご家庭にあるデスクが今どのような状態なのをよく考えて、本記事での処分方法に当てはまるかを見極めご参考にしてください。
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 解体して可燃ごみ・不燃ごみとして処分する
- リサイクルショップで売却する
- 買い替えの際に販売店に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
方法①自治体の粗大ゴミとして処分する
デスクはほとんどの自治体で粗大ゴミとして戸別回収してもらえるので、安心して処分することが出来ます。ゴミ処理施設のある自治体では、自分で直接持ち込むことも可能です。
事前の申し込みが不要なゴミ処理施設もありますが基本的に戸別収集も持ち込み処分も事前連絡をする必要があり、処理券の購入など手続きが面倒です。また大型のデスクは見た目よりも重量があるので、ゴミ収集場所やゴミ処理施設への運び出しは一人での運び出しが難しいため協力者を確保しなければならず手間もかかります。
メリットとしては、処分費用が安く抑えられることが挙げられます。大まかな戸別収集の流れは次の通りです。(自治体により異なるので、お住まいの自治体HPを確認して下さい)
方法②解体して可燃ごみ・不燃ごみとして処分する
デスクは自分で解体でき、木製部分は指定のゴミ袋に入れて口をしっかり閉じることが出来れば可燃ゴミとして処分することが可能です。木製部分だけではなく金属部分など混合している場合は、それぞれに分別し可燃ゴミ・不燃ゴミとして処分してください。
DIYに慣れている方は造作ないかも知れませんが、デスクの解体は時間と労力がかかる大変な作業となります。デスクの解体となれば、解体場所をどうするのか、電気のこぎりなどの工具を用意するなど事前の準備が必要です。
また解体の際に怪我をしないよう、慎重に行わなければなりません。メリットは、指定のゴミ袋の代金だけで済むので費用を抑えたい方にはおすすめの方法です。
方法③リサイクルショップで売却する
比較的良い状態のデスクなら、リサイクルショップに売却する方法もあります。リサイクルショップなら、フリマやオークションなどの面倒な手続きも必要ありません。
IKEAや無印良品など人気メーカーのデスクは、高く買い取ってもらえる可能性は高いです。海外メーカーで高いデザイン性のあるものおしゃれなアンティーク調なども、人気が高くより高額買取が期待出来ます。
以前は店舗持ち込みが基本でしたが現在は出張買取サービスを行っている店舗も少なくないので、デスクの処分を検討されている方は一度問い合わせてみてください。ただし、査定の判断で、買取出来ない場合もあります。
方法④買い替えの際に販売店に引き取ってもらう
買い替えの際に、販売店に引き取ってもらう方法もあります。新しいデスクを購入する時にしか利用出来ないことがデメリットではありますが、買い替えを検討している方にはおすすめです。
引取りサービスを利用することで新しいデスクが届いた時に処分したいデスクを引き取ってもらえて、置き場所に困ることなく搬出も考える必要がありません。販売店に引き取ってもらう場合買い替えだからと無料で引き取ってもらえるイメージがありますが、基本的に有料なのでご注意ください。
方法⑤不用品回収業者に依頼する
デスクの処分方法の中で一番費用がかかるのが不用品回収業者への依頼で、最大のデメリットと言えます。不用品回収業者を利用することは、メリットも多く自治体での処分のように解体する手間もかからず搬出まで全ての作業に対応してくれます。
1点のみや少量の不用品処分では割高になりますが、デスクの他にも不用品が多くあればパックプランを利用することでお得に利用することも可能です。また不用品回収業者は自分の希望する日時を指定することが出来、中には依頼した当日に回収可能な不用品回収業者もあります。
デスクの処分にかかる費用
デスクの処分にはどのくらいの費用がかかるのか、気になるところです。下記表では、各処分方法の費用相場としてご紹介します。
可燃ゴミや不燃ゴミでは費用はかかりませんが、粗大ゴミの回収処分を利用する場合は安くても500円前後からとなります。自治体ごとで費用の差に幅があるので、各自治体のHPにて確認してください。
販売店の引取り料金も店舗により大きな差があり、大塚家具では1,000円から・ニトリでは4,400円(税込)・無印良品では同種類の買い替えとして3,000円で引取りサービスが利用出来ます。不用品回収業者の場合のパックプランでは、4,800円(税込)から利用出来る業者もあるので複数社を比較して見ることも重要です。
自治体のゴミとして処分する場合 | 無料~3,000円程度 |
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販売店に引き取ってもらう場合 | 1,000円~ |
不用品回収業者に回収してもらう場合 | 単品2,000円~6,000円前後、パックプラン10,000円~ |
デスクを処分する際の注意点
デスクを適切に処分するためには、注意しなければならないことがいくつかあります。本章では、デスクを処分する際に確認しておきたい注意点をご紹介します。
- 解体や運搬を自力で行う際は複数名で作業する
- 解体しても粗大ゴミ扱いになる可能性がある
- リサイクルショップで売却する際は傷の有無や訪問回収してくれるか確認
- オフィスデスクを処分する際は産業廃棄物になる可能性がある
解体や運搬を自力で行う際は複数名で作業する
デスクを解体する場合は先ず解体の場所を確保する必要があり、室内での解体では壁や床を傷つけてしまう可能性があります。室外で行うとしてもノコギリなどの工具を使いながら作業をしなければならず、解体をしていく中で破片や部品が飛ぶことも考えられ怪我のリスクが高まります。
またデスクは重量があるため自力で運搬を行う場合、一人では行えません。1階であっても玄関から階段がある住居では複数の手助けが必要であり、2階にあるデスクを降ろすにはより危険が伴います。
高齢の方や女性のみでのデスク処分は特に難しく、解体も運搬もデスクの処分は困難な作業となるので必ず複数名で作業してください。
解体しても粗大ゴミ扱いになる可能性がある
基本的に粗大ゴミは1辺が30cm以上の大きなものと定義され、解体して指定のゴミ袋に入れば普通ゴミの扱いになる自治体も多く見られます。ただし解体して細かくしても、もとが大きいものならば粗大ゴミの扱いとする自治体もあるため各自治体のルールを確かめてください。
例えば大田区での「よくある質問」を見ると、「粗大ゴミを分解し一辺30cm以下にした場合、可燃ゴミ・不燃ゴミとして出せますか」という質問に対して、「粗大ゴミは品目で判断するので切り刻んだり、分解したとしても粗大ゴミとなるので粗大ゴミとして出して下さい」となっています。
リサイクルショップで売却する際は傷の有無や訪問回収してくれるか確認
リサイクルショップで売却を考える際、キレイな状態であることが条件です。学習デスクの場合、子どもさんが小さい頃から長く使い続けるものなので、傷がつきやすくなることは否めません。
ほとんどの学習デスクでは照明が付いているため照明の故障や破損など、デスクの状態を細部にまで確認する必要があります。またサイズも大きく重量のあるデスクは運び出すことが大変なのでリサイクルショップの中には訪問回収をしてくれる店舗も多く、訪問回収が可能かを事前に各店舗へ問い合わせてください。
オフィスデスクを処分する際は産業廃棄物になる可能性がある
オフィスデスクを処分する際には、「産業廃棄物」として処分をしなければならない可能性があります。事業活動に伴い、廃棄物処理法で定められた20種類の廃棄物を産業廃棄物と呼びます。
産業廃棄物以外のものを一般廃棄物、事業から出る産業廃棄物以外のものを事業系一般廃棄物と呼び、ややこしいのは確かです。分類される理由として産業廃棄物は処分の際に環境や人体に及ぼす悪影響が大きいからで、認可の業者にのみ処分や運搬を行うことが出来ます。
デスクを不用品回収業者で処分するメリット
デスクを不用品回収業者で処分する場合、たくさんのメリットがあります。自力で運び出すには難しく重いため行政で回収が出来ないもの、家電リサイクル法の対象品目など不用品回収業者ならば不用品を幅広く回収してくれるので便利に利用出来ます。
本章では、デスクを不用品回収業者で処分する際のメリットを3点に絞ってご紹介します。
- 解体・運搬作業時のケガや破損のリスクが少ない
- 他にも処分したい物がある場合はまとめて処分ができる
- 回収日程を自分の都合に合わせて決められる
解体・運搬作業時のケガや破損のリスクが少ない
自力でデスクの解体や運搬をする場合は、工具を使いながらの作業となるためケガや破損のリスクが高くなります。不用品回収業者なら、自分で何もせず依頼を申し込んだだけで後は作業スタッフが解体・運搬すべてを行ってくれるのでケガや破損のリスクはほとんどありません。
万が一作業スタッフの不手際によりトラブルが起こったとしても、損害賠償保証を備えている不用品回収業者が多いので安心です。不用品回収業者に解体や運搬を任せることで立ち会いも必要ないので、任せている時間を有効に使うことも出来忙しい方や運び出す手段がない方にも最適な方法と言えます。
他にも処分したい物がある場合はまとめて処分ができる
デスクだけではなく他にも処分したいものがある場合は、不用品回収業者ならまとめて処分することが出来ます。家の中で処分出来ずにたまってしまったさまざまな不用品や粗大ゴミを、一度に処分出来ることは大きなメリットでしょう。
自治体で粗大ゴミとして出す場合、自治体の多くで見られるのが1回につき5点までとする数量の制限です。不用品回収業者には数量の制限もなくまとめて出す方がお得なパックプランを用意している業者も多いので、大量のゴミがある場合は不用品回収業者を利用することをおすすめします。
回収日程を自分の都合に合わせて決められる
不用品回収業者を利用する際の最大のメリットは、回収の日程を自分の都合に合わせて決めることが出来ることです。不用品回収業者の中には365日24時間即日対応可能な業者も多く、依頼申し込みから最短でも30分で駆けつけてくれる業者もあります。
自治体では電話かインターネットで申し込みをしてから1~2週間後の回収の日程となるので、希望日しか空いていないという場合でも自分で日時を指定することは出来ません。早朝でも深夜でも関係なく思い立った時に利用出来、仕事や育児などで時間に追われる方々にとって強い味方となるのは不用品回収業者です。
デスクを不用品回収業者で処分するデメリット・注意点
デスクを不用品回収業者に依頼することはメリットもたくさんありおすすめですが、不用品回収業者で処分する場合いくつかのデメリットや注意点もあります。
本章では、費用が割高になることや業者選びを慎重に行わなければならないと言う2点を解説しますので、ご参考にしてください。
- デスクのみの回収の場合は費用が割高になる傾向
- 業者選びは慎重に
デスクのみの回収の場合は費用が割高になる傾向
不用品回収業者は、まとめての処分の方がお得になることは明らかです。言い換えれば、デスクのみの回収の場合は、費用が割高になる傾向にあると言う事となります。
不用品回収業者には、大きく分けて基本料金と単品品目を加算していく単品回収と基本料金がかからず作業費や車両費、処分費が全て込みのパックプランの2種類があります。自治体回収のように単品の品目代金だけで済むのではなく、不用品回収業者では基本料金が必ずあっての単品品目の代金加算となるので割高になってしまうのです。
業者選びは慎重に
「無料で回収します」など悪質な方法で、勧誘をしている不用品回収業者が未だに存在しています。不用品回収業者の多くは行政の認可を得て正しく営業を行っていますが、無許可で不用品の回収や買取まで行っている一部の悪徳業者も残念ながら存在しています。
トラブルの事例も報告されており、自治体HPでの呼びかけの中にも「悪徳業者に気をつけて下さい」と注意喚起されているほどです。不用品回収業者を選ぶ場合は慎重に行わなければならず、許可証を所持しているのか、自社のHPはあるのか、会社の基本情報が明示されているか、料金体系は明確に提示されているかなど確認する必要があります。
デスクの処分なら不用品回収センターがおすすめ
本記事を読まれてデスクの処分方法に悩み不用品回収業者を検討するにもどこに依頼すれば良いのか分からない方は、不用品回収センターをおすすめします。本章では、安心と信頼のおける不用品回収センターの魅力をお届けしましょう。
不用品回収センターの魅力
特徴 | 最短30分のスピード対応 |
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料金 | 4,800円~ |
営業時間 | 24時間365日受付 |
買取制度 | 高価買取あり |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
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【まとめ】デスクの処分は業者に依頼しよう
デスクを処分するには、いくつかの処分方法と注意しなければならないことがある事が分かりました。本記事が、デスクを正しく処分する際の一助となれば幸いです。
それぞれにメリットもデメリットもあるもので、時間に余裕があり費用節約のため手間を惜しまない方は自力での解体・運搬方法がおすすめです。ただし、ご紹介した注意点を考慮して、慎重に行ってください。
費用をかけても時間も手間もかけたくない方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。さまざまな環境状況の中、ご自分に適したデスクの処分方法は何が良いのかを検討して下さい。