カーテンの処分方法7選!自治体での処分方法やリメイク方法も解説
カーテンの買い替え時に、古いカーテンの捨て方に悩む人は多いです。住んでいる地域のごみ処分の規則や環境への影響を考慮しながら、適切に処分する方法は何かを確認しておきましょう。
本記事では、法律を守りつつ、環境に優しいカーテンの捨て方を詳しく解説します。専門業者の利用や再利用のアイディアも紹介するので最後までチェックしてみてください。
- カーテンは何ゴミに分別されるか
- カーテンを正しく捨てる方法
- カーテンの処分費用目安
目次
自治体でカーテンを捨てる場合は何ゴミに分別される?
自治体におけるカーテンの廃棄は、一見単純な作業のように見えても、実はそれぞれの地域の分別ルールに従う必要があります。カーテンの素材やサイズによって、どの分別カテゴリーに属するのかが異なる場合があり、適切に処分することで環境への配慮や、リサイクルの促進にも繋がります。
カーテン(布地部分)が可燃ゴミに分別される場合
カーテンの布地部分は、多くの自治体で可燃ゴミとして分別されます。たとえば、東京都中央区、川崎市、さいたま市では可燃ゴミとして分別しています。
しかし、自治体によってルールが異なるため、各地域のルールを確認し、正しい方法で処分することが重要です。不明な点は地域の担当部署に問い合わせることも良いでしょう。
カーテン(布地部分)が資源ゴミに分別される場合
いくつかの自治体ではカーテンの布地部分を資源ゴミとして分別・回収しています。具体的な自治体の例としては、相模原市が挙げられます。
相模原市では、ビン類、缶類、金物類、布類、紙類、蛍光管や水銀体温計、使用済食用油を資源ゴミとして分別・回収しており、カーテンは布類として資源ゴミの日に回収されます。
カーテン(布地部分)が粗大ゴミに分別される場合
カーテンの布地部分が粗大ゴミと分別されるかは、主にサイズと地域のゴミ処分規定によります。通常、粗大ゴミは30cm以上のアイテムを指し、特定のカーテンタイプはサイズに関わらず粗大ゴミとされます。
自治体のゴミ分別ルールを確認し、必要であれば自治体に問い合わせることが重要です。品川区を例として、カーテンを粗大ゴミとして処分する方法を解説します。
粗大ゴミの戸別収集を利用する場合
品川区でカーテンを粗大ゴミを処分する場合は、区が行う粗大ゴミの戸別収集が利用できます。ちなみに戸別収集の一般的な流れになりますので品川区以外にお住まいの方も参考にしてみてください。
指定施設にカーテンを直接持ち込む場合
自治体の粗大ゴミ処分は、各自治体が指定するゴミ処理施設に直接持ち込むことで対応できるケースが多くあります。たとえば、品川区でも日曜日限定ですが自分で処理施設に直接カーテンを持ち込み処分できます。
以下、品川区を参考に一般的な粗大ゴミの自己搬入による処分方法を確認してみましょう。
自治体で捨てる場合“カーテンフック”は何ゴミに分別される?
カーテンフックは、カーテンの取り付けに使用される小さな部品です。カーテンフックのゴミ分別は、その素材によって異なります。
金属製のカーテンフックは一部の自治体、たとえば横浜市では「小さな金属類」として分類され、プラスチック製のカーテンフックは「可燃ゴミ」に分類されます。しかし、これは一例であり、正確な分別方法は、各自治体のルールによります。
自治体で捨てる場合“カーテンレール”は何ゴミに分別される?
カーテンレールの処分方法は主にサイズや素材によって異なります。長さが1mを超えるカーテンレールは多くの自治体で粗大ゴミとして扱われます。
また、金属製のカーテンレールは不燃ゴミや金属ゴミとして、木製のレールは可燃ゴミとして分別されることが一般的です。ただし、正確な分別は自治体のガイドラインに従ってください。
粗大ゴミの扱いとなる規定サイズのカーテンレールでも、切断することで可燃ゴミや不燃ゴミとして処分することができる場合もあります。ただし、切断する場合は怪我や事故などが起こらないよう十分に注意してください。
自治体以外でカーテンを捨てる方法7選
カーテンの寿命が来たとき、自治体の回収ではなく別の方法で処分を希望する方も少なくありません。リユースや専門の業者を利用することで、環境負荷を減らしつつカーテンを適切に捨てることが可能です。
自治体での処分ができない、都合がつかない方、まだ使えるカーテンを処分したい方などはぜひ参考にしてください。
- リサイクルショップに持ち込む
- 友人や知人に譲る
- NPO法人に寄付する
- フリマアプリやオークションで売却する
- ジモティーなどを利用し譲る
- ニトリのカーテン回収を利用する
- 不用品回収業者に依頼し処分する
リサイクルショップに持ち込む
カーテンや家具の処分を考える際、リサイクルショップの利用が一つの選択肢として挙がります。リサイクルショップでは、まだ使用可能なアイテムを買取して、定価より安く販売することで不用品に新たな価値を創造します。
不用品が安易にゴミとして廃棄されることを防ぎ、環境保護にも貢献することができます。持ち込み前には、商品の状態や需要を確認し、適切な店舗を選ぶことがポイントです。
友人や知人に譲る
不用品を処分するとき、ゴミとして捨てる前に友人や知人への譲渡を考えることも有効です。特にファッションアイテム、本などまだ使用できるアイテムなどは、欲しい人もいるかもしれません。
したがって、不用品を直接リサイクルする方法として、友人や知人に譲ることは、環境にやさしく、リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリに出品したりという手間も減らす方法と言えます。さらに、アイテムが新しいオーナーに喜ばれることで、持ち主も満足感を得ることができます。
NPO法人に寄付する
不用品の処理を考える際、単なる廃棄だけでなく、NPO法人への寄付も選択肢として考えられます。多くのNPO法人は、収益活動や社会活動を通じて、さまざまな社会的課題の解決を目指しています。
したがって、不用品の寄付は、直接的な物資提供だけでなく、NPO法人の活動をサポートする手段となります。たとえば、不要になった衣服や家具は、再利用プロジェクトで活用されることが多いです。
寄付を通じて、持ち主の思いや価値観を継承することで、持続可能な社会への貢献が期待されます。ただし、すべてのNPO法人で寄付を受け付けてしているわけではないので、必ず確認してください。
フリマアプリやオークションで売却する
不用品を有効に活用する方法として、フリマアプリやオークションを利用する手段が増えています。リユースするためのプラットフォームは、自宅の不要なアイテムを他者に販売するチャンスを提供しており、購入希望者も多数存在します。
したがって、状態の良い品物やブランド品などは、高価格で取引される可能性があります。利用者はアイテムの写真や詳細を投稿するだけで、簡単に商品を出品できます。
ジモティーなどを利用し譲る
近年、地域密着型のオンラインプラットフォームが多くの人々の間で注目を集めています。ジモティーは代表的なサービスの一つで、不用品を地域の住民に無償または有償で譲渡することができます。
ジモティーのようなサービスを利用することで、不要な品物を処分する前に新しい持ち主を見つける機会が増えます。また、商品の引き取りが直接行われるため、発送の手間やコストを気にする必要がありません。
環境への配慮と合わせて、コミュニティのつながりを深める手段としても活用されています。
ニトリのカーテン回収を利用する
カーテンの処分や買い替えに悩む方々の声を受け、ニトリグループは2021年から不要になったカーテンの回収を開始しました。本取り組みは、資源の有効活用を目的としており、リユース・リサイクルの推進を図っています。
全国のニトリやニトリEXPRESSなどの店舗で、不要なカーテンをいつでも持ち込むことが可能です。なお回収されたカーテンは、生地の素材や製品として再利用され、さらには自動車の断熱材などとしてもリサイクルされます。
カーテン回収のような取り組みを通じて、ニトリは環境保護と私たちの利便性の向上を目指しています。
不用品回収業者に依頼し処分する
カーテンは長く使用していると、色あせやダメージを生じることがあります。古くなったカーテンの処分を考える際、不用品回収業者の利用が便利です。
不用品回収業者に依頼することで、重たいカーテンを自分で運び処分しなくても済みます。回収・運搬・適切な処分までを熟練したスタッフがスピーティかつ丁寧に行なってくれることは、不用品回収業者にお願いする利点といえます。
利用料金や対応エリアは業者により異なるため、事前に複数の業者を比較して、最適なサービスを選ぶと良いでしょう。
種類別のカーテンの処分方法
カーテンの処分方法は、一概に定められているわけではなく、お住まいの自治体の規則やカーテンの具体的なタイプによって異なります。そのため、適切な処分を行うためには、正確な情報を把握しておくことが不可欠です。
家庭で不要になった種類別のカーテンの処分法について説明していきます。今処分したいカーテンの種類と、処分方法を今一度ご確認ください。
- アコーディオンカーテン
- ロールスクリーン
- シェードカーテン
- ブラインド
アコーディオンカーテンの処分方法
一般的に自治体でアコーディオンカーテンを処分する場合は「粗大ゴミ」と分類されるケースが多いです。住んでいる自治体の粗大ゴミとして処分する場合、自治体の処分方法に従って処分しましょう。
まずは住んでいる地域の自治体の粗大ゴミ収集に申し込みましょう。カーテンのサイズを伝え、処分に必要な費用を確認します。
処分日と時間を指定した後、粗大ゴミ処分用のシールをコンビニか郵便局で購入し、処分日に指定された場所へ出してください。必ず自治体が定めるルールを守ってアコーディオンカーテンを処分してください。
面倒な手間を極力省きながら、アコーディオンカーテンを処分するには、不用品回収業者の利用をおすすめします。自治体の処分方法が煩わしいと感じる方や、カーテンの取り外しに困難を感じる場合は、不用品回収業者がスムーズに対応してくれます。
取り外しや搬出、日程調整が自治体の処理よりも柔軟に行えるため、多忙な方にも適しています。
ロールスクリーンの処分方法
ロールスクリーンは通常のゴミ袋に収まらず、粗大ゴミとしての処分が一般的です。自治体による戸別収集サービスを活用することで、自宅付近で直接粗大ゴミを回収してもらうことが可能です。
戸別収集を利用する場合は、自身でごみ処理施設へ運ぶ手間を省けるため、便利です。一方で、申し込みから回収までに1週間から1ヶ月の時間が必要になることがあります。
引越し等で急ぎで処分したい場合は、余裕をもって申し込むよう注意してください。また、自分で自治体の定めるクリーンセンターやごみ処理施設に直接持ち込む方法もあります。
自分で指定されたゴミ処理施設に持ち込み処分する利点は、施設の開館時間内であれば、自分の都合に合わせていつでも持ち込みが可能な点です。ただし、車での運搬と荷下ろしが必要となり、手間や時間が考慮されるべきデメリットがあります。
自分で搬出・荷下ろしがむずかしい場合は、自治体の戸別収集や不用品回収業者を利用するとよいでしょう。
シェードカーテンの処分方法
竹や葦などの自然素材で作られたすだれやよしずは、小さく解体して可燃ごみとして捨てることが可能です。一定サイズに折りたたむことで解体されたプラスチック製のすだれを可燃ごみとして処分できる自治体がありますが、プラスチックやポリエチレン製の部品を可燃ごみとして扱えない地域もあります。
地域によっては「不燃ごみ」の分類がなく、可燃ごみや資源ごみとして分けられることがあります。たとえば、東京都新宿区では割れた食器が「金属・陶器・ガラスごみ」と分類されます。
シェードには、リサイクルされた素材から作られた製品を示す環境ラベルが付いていることもあり、環境ラベルが付いているシェードカーテンの場合は、リサイクル業者やリサイクルステーションに持ち込むことで適切に処理できます。
ブラインドの処分方法
ブラインドを処分する際の方法は、お住まいの自治体によって異なります。自治体の公式ウェブサイトにはブラインドの適切な処分方法についての注意事項や指示が記載されているので、適正な処分を行うためには、自治体指定の方法に従ってください。
ブラインドの正しい廃棄方法について不明な点がある場合は、まず自治体のウェブサイト内のゴミ処理に関する項目を確認してみましょう。情報が見つからない、または不明瞭な点がある場合は、ゴミの管理を担当する窓口に直接お問い合わせてみてください。
ほとんどの場合、ウェブサイトや窓口で提供される情報により、どのようにしてブラインドを捨てるべきかが分かります。
カーテンを処分するのはもったいない!3つのリメイク方法
長らく使ったカーテンが古くなってきても、リメイクすることで再利用できることもあります。
リサイズしたカーテンとして再利用したり、加工を施して別のものとして再利用したりと万能にリメイクできます。
リメイクすることで、環境に優しく、カーテンの新たな価値を発見することができるでしょう。
リサイズして再利用する
カーテンはサイズを変更して、新しい窓用カーテンや仕切りとして再利用できます。カーテンの素材は耐久性があり、デザインも豊富であるため、別の用途に適しています。
- 小窓用にサイズを小さく裁断
- 部屋の仕切りとして使用
- 子供部屋用にデザインを変更
カーテンをリサイズする際は、まず正確なサイズを測り、必要に応じて裁断します。縫製は慎重に行い、部屋の雰囲気に合わせてデザインしましょう。
エコバッグにリメイクする
カーテンは丈夫な素材であるため、エコバッグとして再利用するのに最適です。
エコバッグへの需要が高まっているうえ、いくつ保有していても邪魔になりません。
- ハンドルを付ける
- 内ポケットを作る
エコバッグにリメイクする際は、使い勝手の良いサイズになるよう注意を払い、荷物が重くなった時の強度を確保するために補強も忘れずに行いましょう。
テーブルクロスにリメイクする
カーテンは、その素材とデザインの豊富さから、美しいテーブルクロスとして再利用することができます。
食卓を彩るテーブルクロスは、家の雰囲気を左右する重要なアイテムです。部屋の雰囲気を損なわずにテーブルクロスを新調できる点は、カーテンを再利用するメリットです。
- テーブルに合わせて裁断
- 縁取りを施す
- 撥水加工をする
テーブルクロスにする際は、まずテーブルのサイズに合わせて裁断し、縁取りや撥水加工を施すことをおすすめします。実用性と部屋に合うデザインを兼ね備えたアイテムに変身させられるでしょう。
カーテン処分に必要な費用相場
カーテン処分の費用は、選択する処分方法やサービスによって変動します。リサイクルショップの買取、専門の回収業者のサービス、自治体の収集サービスなどが主な選択肢となります。
各方法の費用や特性を確認し、最適な方法を選ぶことが推奨されます。
自治体で粗大ゴミとして処分した場合 | 300〜3,000円 |
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ニトリのカーテン回収を利用した場合 | 0円 |
不用品回収業者を利用した場合 | 5,000円~ |
カーテンの処分に関する疑問に回答
本記事ではカーテンの処分方法について具体的に解説してきました。最後にカーテンの処分方法について、よくある質問と回答をまとめました。
正しい処分方法を理解したうえで、カーテンの処分を行なってください。
防炎カーテンも燃えるゴミとして処分できる?
防炎カーテンは、特殊な防火加工が施されているため、処理方法も通常の燃えるゴミとしての処分が適切かどうかは自治体の指示に従う必要があります。燃えるゴミとして処分することが許可されていない自治体では、粗大ゴミや特別な取り扱いが必要なゴミとして分類されることがあります。
そのため、防炎カーテンを処分する際には、まずお住まいの自治体のゴミ分別ルールや粗大ゴミの処分方法に関する情報を確認し、必要に応じて事前に申し込みや手続きを行なってください。お住まいの自治体で防炎カーテンの処分を扱っていない場合は、不用品回収業者の利用をおすすめします。
カーテンを処分するタイミングは?
一般的に、カーテンの平均的な使用寿命は5年から10年とされています。日光の直接当たる場所に設置されているカーテンは色あせや生地の劣化が早まることがあります。
また、シミや汚れが落ちない、生地が破れて修復がむずかしい、あるいはインテリアのテーマ変更に伴ってスタイルが合わなくなった場合も、新しいカーテンに取り替えるべきサインと言えます。
カーテンを引き取りしている量販店はニトリ以外にある?
IKEAや無印良品などの一部の大手家具・インテリアショップでは、持続可能性の取り組みの一環として、使用済みの家具やカーテンの回収を実施しています。サービスを利用する際は、事前に各店舗のウェブサイトで詳細を確認するか、直接店舗に問い合わせて、引き取りの条件や手続きの詳細を確認してください。
再利用やリサイクルを促進することは環境保護にもつながるため、不要になったカーテンを処分する際には、カーテンを引き取りしている量販店のサービスを活用してみるのもおススメです。
カーテンを燃やして処分してもいい?
多くのカーテンには合成繊維や特殊な加工が施されており、燃焼時に有害な化学物質が発生する恐れがあります。カーテンから発生する有害な物質は、人の健康や環境に悪影響を及ぼす可能性が高いといえます。
さらに、火災のリスクを高めるという危険性も伴います。そのため、カーテンの処分に際しては、自治体の指定する正しい方法で廃棄をしてください。
カーテンを手間なく処分するなら不用品回収センターがおすすめ
カーテンを捨てるといっても、布地部分だけではなく「カーテンフック」や場合によっては「カーテンレール」などの処分も必要になってきます。意外と処分に困るカーテンを捨てるのであれば不用品回収センターにご依頼ください。
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電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
【まとめ】カーテンは適切に処分しましょう
カーテンの処分は布地部分や、カーテンフック、カーテンレールなど多岐に渡り、素材によって処分方法も処分費用も異なります。自治体で処分する場合、適切な分別や切断、施設への持ち込み、予約などさまざまな作業が必要です。
不用品回収業者に依頼した場合、電話1本で最短即日カーテンを処分できる可能性があります。最も簡単にカーテンを処分したい場合は不用品回収業者の利用を検討してください。
環境への配慮が強く期待されているので、カーテンを捨てたいときには適切に処分してください。