引越しのゴミを置いていくのは大丈夫?ゴミの処分方法や注意点を解説

引越し時に出る引越しゴミの処分に、迷う方も多いのではないでしょうか。本記事では引越しゴミを置いていくのは厳禁であるとし、引越しゴミの処分する方法を詳しく解説します。
引越しの準備で忙しい中、引越しゴミにはなるべく時間も手間もかけたくないものです。引越し日までに余裕がある場合・間に合わない場合とにわけて、それぞれの処分方法をわかりやすく紹介しているので参考にしてください。
- 引越し日まで余裕がある場合の処分方法
- 間に合わない場合の処分方法
- 引越し時のゴミ処理に関する問題点
- 引越しゴミ処分に不用品回収業者がおすすめな理由
- 引越しゴミ処分に関する注意点
目次
引越しゴミを置いていくのはNG!
引越しの際必要なものは、引越し業者に依頼し運搬してもらうとしても、不用品やゴミなどを置いていく人は少なくありません。「オーナーが処分してくれる」「少しだけのゴミならばそのままにしていてもいいだろう」など、安易に考えてしまう傾向にあります。
どのようなものであろうと、引越しの際にゴミを放置するのはNGです。残置物と呼ばれるもので、前の住人が残していった私物を指します。
引越し時に住んでいた部屋は、原状回復しなければならないという義務があるのです。知らないと後々おおごとになりかねないので、引越時に出たゴミの処分について本記事を参考にしてください。

引越し準備で出たゴミの処分方法【引越日まで余裕がある場合】
引越し準備で出たゴミは引越し日までに余裕がある場合、いくつかの処分方法があります。真っ先に考えられるのが自治体での処分で、一番処分費用を安く抑えられる方法です。
状態の良いものであれば、友人への譲渡やリサイクルショップ・フリマなどへの売却・ジモティーを利用しての譲渡などが挙げられます。本章では主な6つの処分方法について、一つひとつ詳しく解説します。
住んでいる自治体のゴミとして処分する
引越しの際に出るゴミは、可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ・小型家電などに分別すれば処分できます。可燃ゴミは、自治体のほとんどで週1・2回の収集日が設けられているので、可燃ゴミの収集日に出してください。
不燃ゴミでは、月に1~4回の収集日と、自治体により回数は異なります。各自治体で回収可能とする不燃ゴミであれば、簡単に処分が可能です。
ペットボトルやプラスチック品などの資源ゴミは、自治体でのペットボトルの日やプラスチックゴミの日などを利用できます。小型家電の場合は無料回収可能な自治体が多く、可燃ゴミなどのルールと合わせて各自治体のHPで確認してください。
福岡市を例としてゴミの種類ごとの一例を下記表にまとめたので、参考にしてください。
ゴミの種類(一例) | |
---|---|
可燃ゴミ | 紙くず・布くず・プラスチック製のプランター・乾燥剤・プラスチック製や木製のハンガーなど |
不燃ゴミ | ガラス類・食器類・金属類・空き缶類・スプレー缶など |
資源ゴミ | シャンプーなどの容器・トレイ・発泡スチロール・空きびん・ペットボトルなど |
小型家電 | 電話機・炊飯器・プリンター・電気ポット・オーブントースターなど |

住んでいる自治体の一時多量ゴミとして処分する
住んでいる自治体の一時多量ゴミを処分する例として、福岡市を取り上げます。福岡市が収集できるゴミの処分方法は、3つです。
通常のゴミ出しで処分する方法が1つ目で、可燃ゴミは週2回・不燃ゴミや空きびん・ペットボトルは月1回の収集となっています。1回のごみ出しで出せる量は、指定ゴミ袋45l10袋までです。
2つ目は、福岡市の処理施設へ自己搬入する方法です。インターネットか電話での事前予約が必要となり、搬入の予定時刻の30分前までに申込みをしてください。
10kgまでごとに、140円のゴミ処理手数料がかかります。3つ目は、福岡市が許可した収集業者に依頼する方法です。
依頼できる収集業者は、地域ごとに異なります。担当業者については、協同組合福岡市事業用環境協会の方に問い合わせが必要で、料金は各収集業者へ確認してください。
友人や知人に譲る
まだ使える・捨てるのはもったいないと思うものは、身近な友人や知人に譲る方法があります。相手が遠方の場合や大型の家具家電の場合は、運搬方法や料金について話し合う必要があります。
気心の知れた友人や知人なので、話し合いもスムーズです。小型の家電は譲りやすいのでおすすめしますが、状態もよく使用できるものに限ります。
引越しするために整理して不要となったものを写真に撮って見てもらうか、近くならば一度見に来てもらうと話が早いです。相手が欲しいと思うものがあれば、直接渡せるので時間も手間もかかりません。
リサイクルショップに持ち込む
状態の良いものは、リサイクルショップに持ち込む方法があります。リサイクルショップでの買取を利用すると、少しでも収入となり処分費も必要ありません。
人気ブランドの家具・家電などは、高く買取される可能性があります。ブランドものでなくてもキレイな状態のものは、買い取ってもらえる可能性が高いです。
リサイクルショップにより出張買取サービスを行っている場合もあるため、事前に問い合わせてみてください。リサイクルショップで売却できなかったものは、他の方法での処分となります。

フリマアプリやオークションに出品する
自宅で完結したい場合は、フリマアプリやオークションに出品する方法があります。フリマアプリやオークションのメリットは、自分で希望額を決められる点です。
リサイクルショップよりも、高値で売却できる可能性もあります。出品するものはきれいな状態や使用できるものに限り、傷や破損部分がある場合は正直に商品説明として書き込んでください。
すぐに売却できる場合もありますが何日経っても売れないケースもあるので、早めに出品する必要があります。

ジモティーで欲しい人を探す
不用品を処分する前に、ジモティーを利用する方法もあります。ジモティーならば登録料も手数料も無料で、必要とする人を簡単に探せます。
一度登録しておくと、次回すぐに使えるのでおすすめです。取引きまでの手順は、まず商品を撮影して投稿してください。
問い合わせが来たら返信し受渡しの場所など事前に相談して、日程の調整・商品引渡しの流れとなります。受渡し完了ボタンを押して商品の受付を終了し、相手を評価すれば完了です。
やりとりをする場合はジモティー内のチャットを利用し、個人情報の交換はしないよう注意が必要です。トラブルに巻き込まれないためにも慎重に、受渡し場所も人の多い場所を選ぶようにしてください。
引越しゴミの処分が間に合わないときは?
引越しまでに余裕があれば、前述のような方法で処分が可能です。引越しゴミの処分が間に合わなかったときの対策として、4つの方法をお届けします。
自分で何も手間をかけずにできる方法としては、引越し業者や不用品回収業者に依頼する方法があります。引越し業者に関しては、主な引越し業者別の回収可能なものや回収費用を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
引越し先の新居に持っていく
引越しゴミの処分が間に合わない場合、ひとまず引越し先の新居に持っていって処分する方法があります。引越しの当日、引越し業者に多くの荷物を運んでもらう際に処分するゴミをひとまとめにして持っていってもらうのです。
少量のゴミであれば問題ありませんが、処分するゴミの量が多い場合は追加費用がかかる可能性もあるので気をつけてください。事前に引越し業者の方へ、ゴミ処分が間に合わなかったからとゴミの量やどのようなものがあるのかを伝えておいた方が無難です。
自治体のゴミ処理場へ自分で直接持ち込む
自治体のゴミ処理場へ、自分で直接持ち込む方法もあります。新潟県村上市を例とすると、村上市でのゴミ処理場は「村上市ゴミ処理場(エコパークむらかみ)」となります。
車両にゴミを積み込み、ゴミ処理場へ持っていってください。受付で車両を計量し、受付を済ませます。
係員の指示に従って処理場に進みゴミを降ろし、再度計量して料金を支払えば完了です。村上市では現金支払いとなり、料金は10kgまで60円・10kg以上では10kgごとに60円の加算となります。
自治体のゴミ処理場全般的に格安で処分できるため、自分で直接持ち込める場合はおすすめです。
依頼している引越し業者に回収をお願いする
引越し時の運搬を依頼している引越し業者に回収をお願いする方法は、手間をかけたくない方には最適な方法です。引越しの準備をしながら、不用品の処分も行うのは大変な作業となります。
大型ゴミや大量に不用品が出てしまった場合は、自宅から運び出すにも労力を要します。引越し業者であれば事前の準備をしなくても引越しの当日に回収の運びとなるので、引越しと処分が同時にできるのです。
引越しの準備を考えればよいだけで、自治体への依頼や不用品回収業者を探すなどの手間は必要ありません。あらかじめ依頼している引越し業者には、不用品を引き取ってもらえるかどうか確認してください。
【引越し業者別】不用品・ゴミ回収状況
引越し業者により対応はさまざまなので、事前に不用品を回収してくれる業者かを確かめる必要があります。回収可能な引越し業者であっても、各引越し業者により回収可能なゴミや回収品目・回収費用は異なります。
そもそも引越し業者は引越しの手助けをする役割のサービス業なので、回収できる品目は多くありません。主な引越し業者の回収可能なゴミや回収品目・回収費用は、下記表の通りです。
回収可能なゴミ・不用品 | 回収費用 | |
---|---|---|
サカイ引越センター | 家電リサイクル法対象品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機) | テレビ(4,000円~6,000円) |
アップル引越センター | 家具類・家電類 | 無料~要相談 |
日本通運 | 家電リサイクル法対象品・大型家具 | 10,000円前後 |
アリさんマークの引越社 | 家電リサイクル法対象品・テーブル・ソファ・ベッドなど | テレビ(6,000円前後) |
ヤマトホームコンビニエンス | ヤマトホームコンビニエンスで購入した家電リサイクル法対象品 | 5,500円~ |
ハート引越センター | なし | なし |
ハート引越しセンターの場合、HPの「よくある質問」の中に「引越しの際に不用品の処分はできますか?」という問いかけがありました。返答は、「申し訳ございません。弊社では取扱いしておりません。」だったので「なし」としていることを付け加えます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する方法もあり、時間も手間もかけずに楽に処分できて便利です。不用品を分別するにも時間や手間がかかるもので、不用品回収業者はすべての工程を任せられます。
自治体では、個数制限や多くの回収できないものなど、制約があります。引越し業者では、回収できる品目は少なく限られているのが実状です。
不用品回収業者は、1点から家まるごとまでとする業者も多く、個数制限もなく回収できる品目も多いのがメリットです。不用品回収業者の中には、24時間365日対応可能とし、早朝や深夜でも対応できる業者もあるので忙しい方の強い味方となります。
引越し時におけるゴミ処理の問題点
引越し時は必要なものと不要なものとを整理する絶好の機会でもあるため、多量の不用品が出ます。引越し時に出たゴミを処分する際は、計画的に行わないと思わぬトラブルが発生する恐れがあるため、注意が必要です。
本章では引越しのときにゴミを処理する際、発生するトラブルを避けるために注意すべきポイントを3つ紹介します。
ゴミを処分するタイミングが難しい
引越し時に出るゴミで最も注意すべきは、処分のタイミングです。ゴミは分別した品目ごとに自治体が回収日を設定しており、指定された回収日・回収場所に出せば処分できます。
居住しているときならば、回収日に出し忘れても次の回収日に出せるのでとくに問題ありません。しかし、引越し日が迫っていると回収日に出し忘れた時点で、ゴミが処分できなくなる恐れがあります。
さらに粗大ゴミは普段の収集日には処分できないため、戸別収集または持ち込みによる処分が必要です。戸別収集を利用するには予約が必要ですが、希望の日に予約できるとは限りません。
持ち込みによる回収も予約が必要な自治体があるため注意が必要です。さらに自治体での粗大ゴミ処分は数量制限が設けられているケースもあり、すべての粗大ゴミを自治体だけでは処分できない可能性もあります。
処分方法を間違えると違反になる
引越し時のゴミを処分する際の注意点二つ目は、処分方法を間違えると違反になってしまう点です。引越しのときに断捨離すると、普段廃棄しないものが不用品として出てくることが多いでしょう。
不用品の分別方法は自治体ごとに異なるため、思い込みで廃棄すると、分別が間違っていて回収されないこともあります。引越しした後に処分方法が間違っていることに気づいたときは、引越し前の場所まで行ってあらためて不用品を処分しなければなりません。
引越しの際に出たゴミに限ったことではありませんが、不用品の分別・処分方法は必ず事前に確認しましょう。そして、自治体でゴミを処分する場合は引越しギリギリで処分せず、回収されたか確認できるように余裕を持って行ってください。
引っ越し直前で不用品回収業者に依頼すると高額になる場合がある
引越し時のゴミを処分する際の注意点三つ目は、引越し日直前に不用品回収業者に依頼すると高額になる可能性がある点です。引越しには繁忙期と閑散期があります。
新社会人・新大学生・人事異動など人の移動が多い3〜4月頃が繁忙期となりますが、実は不用品回収業者の繁忙期も引越しと同じく、人の移動が多い時期は繁忙期です。繁忙期は避けたいところですが、引越し時期は自由に選ぶことが難しいでしょう。
そのため、引越し日直前に不用品回収業者を依頼すると、繁忙期時の特別価格を支払わなければならない可能性もあります。不用品の処分は引越し前でも可能なので、引越しが決まったらできるだけ早めに家の整理をしましょう。

引越しゴミの処分に不用品回収業者の利用がおすすめの理由
引越しゴミを処分する場合、前述の通り不用品回収業者には多くのメリットがあることがわかります。本章では、引越しゴミの処分に不用品回収業者の利用がおすすめの理由についてお届けします。
「即日対応可能な業者が多い」「回収品目が多い」「分別から搬出まで一括してできる」「大量のゴミもまとめて一度で処分してくれる」「業者によっては買取りも可能」の5点をピックアップして、詳しく解説するので参考にしてください。
最短即日で回収・処分してくれる業者もある
不用品回収業者の中で、最短即日に回収・処分してくれる業者は多く存在します。どんなに大量のゴミや不用品であっても、不用品回収業者を利用すれば即日で回収できるのは最大のメリットです。
トラックを各所に多数配備している業者も多く、最短20分~30分で回収を可能とする業者もあります。前もっての申込みで希望の日程を相談する場合が多いですが、「急きょ今日お願いしたい」という要望でも引き受けてくれる業者は多いです。
各業者により対応の仕方は異なるので、依頼をする際に確認してください。
自治体や引越し業者で対応できない不用品も回収してくれる
不用品回収業者では、自治体や引越し業者で対応できない不用品も多岐にわたり回収してくれます。生ゴミや危険物など一部の品目で回収できないものがあるとしても、ほとんどの不用品は回収可能です。
不用品回収業者の主なプランは、単品プランとパックプランです。パックプランではトラック積み放題が主流で、積み込めるだけ積み込めるため大量の不用品であってもお得な費用で一気に処分できます。
家の中からの搬出・分別もすべて業者が行ってくれる
ゴミや不用品を自分で処分する場合に最も手間のかかるのが分別作業で、家の中からの運び出しも大変な作業となります。不用品回収業者を利用すれば、事前に何か準備をしておく必要は一切ありません。
面倒な分別から屋外への搬出まで、不用品回収業者に一括して任せられます。自治体では前準備として、予約申込みや粗大ゴミ処理券を購入しなければなりません。
分別や運搬だけではなく、面倒な手続きも不用品回収業者がすべて引き受けてくれるので楽です。
大量のゴミもまとめて一度で処分してくれる
可燃ゴミやプラスチックゴミのように、通常の回収日に出せない粗大ゴミも、自治体で処分できます。ただし自治体による粗大ゴミの処分は、1回の回収で出せる数が決まっているケースが多く、大量の粗大ゴミを自治体で処分しようとすると複数回依頼しなければなりません。
不用品回収業者なら、大量の粗大ゴミも一度に回収・処分してもらえるため、引越し時に慌てる心配がありません。基本的に分別の手間もかかりません。
引越し前はとにかく時間がないので、分別せずに処分できるのはとても便利です。
業者によっては買取りも可能
不用品回収業者は業者によっては不用品の回収・処分だけではなく買取りも実施しています。不用品を処分してもらう際には回収費用が発生しますが、買取りしてもらえれば、回収費用が不要になるだけでなく、買取額を受け取ることもできます。
買取り費用は不用品回収費用と相殺されるので、買取品が多ければ多いほど回収費用が安くなり、場合によってはほぼ無料で不用品を処分可能です。買取りは不用品回収業者にとってはメリットがないように見えます。
しかし不用品の処分コストが出ないうえ、買取りした商品は独自のルートで売却して売却益を得られるため、買取りは業者側にとってもメリットが大きいです。依頼をすれば買取り査定してもらえるので、不用品回収業者を利用する際は買取り制度を積極的に活用しましょう。
引越しゴミの処分は「不用品回収センター」にお任せください
- 基本料金・出張見積り無料
- 安心の定額パックプラン
- 高価買取強化中
割引 | web限定割引キャンペーン実施中 |
---|---|
料金 | 4,800円~ |
営業時間 | 24時間365日対応可能 |
買取制度 | あり |
電話番号 | 0120-949-966 |
公式HP | https://suisan-portal.jp/ |
不用品回収センターでは、一部特殊な品目以外どのようなものでも回収が可能です。他社ではかかる作業費や車両費などが込み込みの定額パックプランを提供しており、安心してご利用いただけます。
出張・見積りは無料とし、ご相談だけでも承っております。追加料金が発生するのではとのご心配も不要で、見積り後の追加料金は一切ございません。
回収だけではなく買取サービスも強化中なので、引越し時の不用品の中に買取可能なものがございましたら買取させていただきます。引越しゴミの処分は、不用品回収センターにすべてお任せください。
引越しゴミの処分を不用品回収業者に依頼する場合の注意点
引越しごみの処分を不用品回収業者に依頼すれば、大量のゴミを手早く処分してもらえます。ゴミの処分の時間が限られている引越し前には非常に便利なサービスではあるものの、依頼する際に注意しなければならないことがいくつかあります。
何も考えずに金額だけで不用品回収業者を選ぶと思わぬトラブルに見舞われる恐れもあるため、依頼を検討する業者のことは事前に必ず調べるようにしましょう。
無許可営業の業者には注意
近年、日本全国で許可を得ていない不用品回収業者によるトラブルが続発しています。普段、不用品回収業者を利用する機会がないため、意識していない人も多いでしょう。
しかし、休日などに大音量で宣伝しながら、街中を周回している業者を見かけたことがあるのではないでしょうか。大音量で周回している業者は無許可のケースが多く、依頼しない方が良いでしょう。
回収を検討する業者はしっかりリサーチしながら探すようにすれば無許可の業者に引っかかる可能性はほとんどありません。許可を得ている業者は一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているため、会社概要を確認すればすぐにわかります。
「無料回収」や「格安」を強調する業者は警戒が必要
引越しごみの回収を不用品回収業者に依頼する際、根拠のない格安・無料回収をアピールする業者には注意しなければなりません。不用品を処分する際には処分コストが発生するため、無料で不用品を回収すること自体が不自然です。
無料回収を謳っている不用品回収業者は無許可で営業している可能性が非常に高く、依頼すると頼んでもいないものを無理矢理回収したり、手数料などを上乗せして法外な費用を請求されたりする可能性があります。
回収してもらえないものを確認しておく
不用品回収業者に引越しごみの回収を依頼する際には、回収してもらえないものが含まれているかを事前に確認しておかなければなりません。不用品回収業者は自治体では回収できない不用品も回収してもらえますが、回収できないものもあります。
不用品回収業者が回収できないものは主に以下の通りです。
- 汚物
- 生ごみ
- 火薬・ガソリン・油など危険物
- 注射器など医療器具
- ピアノなど
業者によって回収不可品目は異なるので、見積もり時に相談してください。
事前に必ず訪問見積もりを取る
引越し前に限らず、不用品回収業者に回収依頼をするときは、必ず事前に訪問見積もりを依頼してください。業者によってはLINEでも見積もりを受け付けているところもありますが、LINEの見積もりだと荷物の量による見積もりしかできないため、正確な回収費用を出してもらえません。
LINE見積もりで作業を依頼すると、実際の作業内容によっては想定以上の費用がかかることもあります。訪問見積もりならば、荷物の量だけではなく実際に荷物を搬出する作業のシミュレーションもできるので、正確な回収費用がわかり、想定外の出費が発生することもありません。
引越しゴミの処分に関する注意点
引越し時に問題となるのが、引越しゴミの処分です。引越しゴミを処分する際に、注意しなければならない点がいくつかあります。
自治体での多量ゴミの受入れ実態や引越しシーズンに気をつけなければならないことなど、注意点を3つ紹介します。
- 一時多量ゴミを受け入れていない自治体もある
- 自宅外のゴミステーションに勝手にゴミを持ち込むのは厳禁
- 引越しシーズンの引越しはとくにゴミ処理を計画的に行う
一時多量ゴミを受け入れていない自治体もある
一時多量のゴミについては、受け入れる自治体と受け入れていない自治体とにわかれます。一時多量ゴミを受け入れていない自治体の例として、紹介するのは東松山市です。
東松山市では、引越しや大掃除で出た一時多量ゴミや粗大ゴミは、直接持ち込んでくださいとしています。可燃物は「クリーンセンター」不燃物などは「西本宿不燃物等埋立地」へ搬出してください。
東松山市でのゴミ処理施設は利用者への配慮が行き届いていて、10kg単位(1kg単位四捨五入)40kgまで無料です。50kgからは全体が有料となり、10kgにつき25円の手数料と格安で利用できます。
自宅外のゴミステーションに勝手にゴミを持ち込むのは厳禁
ゴミステーションに持ち込んで良いゴミは、自治体ごとで収集日や出し方の決まりがあります。自宅外のゴミステーションに勝手にゴミを持ち込むのは厳禁です。
自治体の「ゴミ収集カレンダー」で詳しく掲載されている通り、品目別の分別方法や品目ごと・地域ごとでの収集日時は決められています。ゴミステーションでの決まりごとを踏まえてであれば搬出可能なので、ルールに従ってゴミステーションを利用してください。
引越しシーズンの引越しはとくにゴミ処理を計画的に行う
新生活の始まりが4月なので、引越しシーズンに多いのは前年度となる3月です。引越し業者も3月に合わせて、年末から準備を始める業者もあります。
引越しシーズンの引越しは、とくにゴミ処理を計画的に行うことをおすすめします。予約は早めにしておかなければ、自分の都合の良い日程が組めない可能性もあるのです。
引越し業者へ予約をする前にゴミ処理を始めて、新居に運ぶものは見積り段階までに決めておくなど計画的に行うと費用の節約にもつながります。
【まとめ】引越し前は計画的に不用品やゴミを処分しよう
引越し時に出るゴミの処分方法や、引越しゴミに伴う注意点などを紹介しました。引越しゴミは自治体の利用に合わせて、引越し業者・不用品回収業者などを利用すると楽に処分できます。
引越し前に計画を立てて、不用品やゴミを処分するよう心がけてください。