いきなり家に来る不用品回収業者は怪しい?トラブル事例や業者の上手な断り方を解説
ほとんどの不用品回収業者は確かな業者で、出張見積りや依頼を受けなければ家に突然来ることはありません。一部の不用品回収業者により「不用品の回収はどうか」と訪ねて来るケースがあります。
訪問販売と言えば、化粧品や健康食品などのセールスマンを思い浮かべますが、不用品回収業者による訪問営業も多くトラブルとなっているのです。本記事では、突然家に来る不用品回収業者の特徴や、トラブル事例にはどのようなものがあるのかを詳しく紹介します。
家に来た場合の断り方も含めて、トラブルに巻き込まれないためにはどうすればよいのかなど、知っておいて欲しい情報満載でお届けします。
- 突然家に来る不用品回収業者の特徴
- 突然家に来る不用品回収業者のトラブル事例
- 突然家に来た不用品回収業者の断り方
目次
突然家に来る不用品回収業者は怪しい?
一般的に考えても、何の約束もなく連絡もなく突然家に来るような不用品回収業者はほとんどいません。多くの不用品回収業者は、利用者からの依頼を受けて最初に行うのは「見積り」です。
ごくまれに突然家を訪ねて来るというのは、あまり見ないからこそ余計に怪しさが増すというものです。本章では突然家に来る不用品回収業者の特徴や、来る理由・違法となるのかを解説します。
突然家に来る不用品回収業者とは?
不用品回収業者を選ぶ際、確認するポイントがいくつかあります。最初に注目するポイントは「自社のHPはあるのか」で、基本的な会社情報やどのような不用品回収業者なのかを確かめられます。
突然家に来る不用品回収業者の場合、そもそもどのような業者かが見当もつかず口頭での説明ではよくわかりません。礼儀を重んじる確かな不用品回収業者からすると、何のコンタクトもなくいきなり家に来るのは考えられない行為です。
何もわからないまま仮に依頼してしまったとして、トラブルが発生しても情報がないままなので連絡もとれません。突然家に不用品回収業者が来た時点で、怪しいと判断して取り合わないようにしてください。
突然家に不用品回収業者が来る理由
- 不用品を回収しリサイクル品として売却する
- 特定の狙いやすい層をターゲットにする
- 強引に話を進めやすい
回収した不用品をリサイクルや、再販をして収入を得るために、無理やりでも必要とするものまで回収されるトラブル事例があります。価値のあるものも言葉巧みに出させて、結局は安く買取るパターンもあるのです。
回収や買取を行う場合、不用品回収業者は「一般廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」を取得していなければなりません。悪質な業者では、無許可で営業しているケースが多いです。
高齢者や主婦層・一人暮らしの女性などがターゲットとして狙われやすくなるので、気をつけてください。突然家に来て勧誘されると、判断も鈍くなり相手のペースで強引に話を進めやすい状況となります。
突然家に来るような常識のない不用品回収業者には、きっぱりと断る態度を持ってのぞんでください。
アポ無しで家に来る業者は違法?
セールス営業があるように、アポ無しで家に来て不用品回収の勧誘をされても違法とはなりません。常識を超えた勧誘の場合は、違法となるケースも中にはあります。
利用者が依頼せず、アポ無しでサービスの契約を迫る行為は訪問販売です。訪問販売の場合、業者が利用者に行わなければならないルールがいくつかあります。
契約を交わす場合に書面を渡す義務があるので、業者名や販売の確固たる目的などが明確でなければならないのです。説明を受けないままで、見積書や契約書などの書面もない場合は訪問販売として違法性があると判断されるケースがあります。
アポ無しで家に来る時点で信用がおけないと判断できるため、話は聞かずにすぐに断る方がトラブルの未然防止となります。
突然家に来る不用品回収業者のトラブル事例
突然家に来る不用品回収業者の場合、トラブル被害の事例が多いのは事実です。被害の実態にはどのようなケースがあるのかを、事前に把握していた方が被害にあわずに済みます。
本章では突然家に来る不用品回収業者のトラブル事例として、5つのパターンを紹介します。被害にあったとするトラブル事例の中でも、多く見られるものばかりなのでぜひ参考にしてください。
- 高価なものを安く買い叩かれた
- 断ってもしつこく営業に来た
- 伝えられた金額よりも高額な費用を請求された
- 捨てたくないものまで無理やり積み込まれた
- 必要のないリサイクル費用を請求された
【事例①】高価なものを安く買い叩かれた
押し買いと呼ばれるもので、自宅に訪れて訪問営業する業者に多いパターンです。押し買いというのは、高価なものを安く買い叩くなど悪質な詐欺です。
高齢者や主婦が多く家にいる時間帯を狙って押し入り、貴重品やブランドのバッグなどを無理やり買取ります。買取を拒否したとしても、脅しともとれるような態度を取り、強引な手口を使って品物を出させます。
突然アポ無しで家に来る不用品回収業者は、悪質な業者が多く詐欺も増えているので注意が必要です。自宅に来た時点で怪しいと判断し、最初からきっぱりと断るしかありません。
【事例②】断ってもしつこく営業に来た
悪質な不用品回収業者に多いのが、断ってもしつこく営業に来るケースです。特定商取引法によれば、訪問での勧誘を断った場合再度勧誘することは禁止されています。
何度も来るのは違法と判断されるので、特定商取引法についての話をしてみて様子を見るのも1つの方法です。はっきりと何度断っても、しつこく家を訪ねてくる場合は、警察に通報してください。
警察に通報なんてと思われる人も多いでしょうが、再度の勧誘は禁止されているのですから相手に気をつかう必要はないのです。迷惑を被っている被害者として、ためらわずに警察へ通報してください。
【事例③】伝えられた金額よりも高額な費用を請求された
不用品回収業者とのトラブルの中で多く見られるのが、伝えられた金額よりも後々高額な費用を請求されたというケースです。見積りの段階では何も気になるような金額ではなかったのに、回収後にさまざまな理由で請求してきます。
例としては回収量が多かった・運び出しに費用が必要だから、事務費がかかるなどが挙げられます。考えられないような理由をつけて、最終的に高額な費用を請求される場合があるのです。
不用品回収業者の中には、証拠を残したくないために見積書を出さない業者も存在し、悪質な業者の手口なので必ず見積書の提示を依頼してください。
【事例④】捨てたくないものまで無理やり積み込まれた
突然家に来て営業を始めるような不用品回収業者の場合、玄関先でまず家の外観を見て家の中にあるものについて物色を始めます。何かと理由をつけながら、捨てたくないものまで無理やりトラックに積み込むケースがあります。
通常であれば、処分する前には処分品の説明をして後で何かあれば依頼者に伺いを立てながら回収作業を行うものです。勝手に何もかも回収品としてトラックに積み込む行為は、確かな不用品回収業者ではあり得ません。
迷惑行為ともとれる業者としてあるまじき行為ですが、比較的新しい製品や人気のある製品などを転売する目的が多く見られます。とくに高齢者や女性をターゲットとし、怖さもあり何も言えず泣き寝入りというパターンが多いです。
【事例⑤】必要のないリサイクル費用を請求された
- エアコン
- 冷蔵庫(冷凍庫)
- 洗濯機(衣類乾燥機)
- テレビ
勘違いされやすいのが、家電製品全般にリサイクル費用がかかるわけではないという点です。壊れた掃除機の回収を依頼したところ、リサイクル費用として2,000円を請求された、というケースについて解説します。
掃除機は本来リサイクル費用がかからない家電で、支払う必要はありません。リサイクル費用がかかる家電は決まっており、家電リサイクル法対象商品である家電のみです。
家電リサイクル法とは有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物の減量や資源の有効利用を推進するための法律です。上記にあるテレビやエアコンなどの家電4品目と呼ばれる家電だけにリサイクル費用がかかるので、頭に入れておいてください。
突然家に来た不用品回収業者の断り方
前述の通り、不用品回収業者が突然家に来たからと言って違法ではありません。家に来てからの言動が怪しければ、きっぱりと断るのが一番適した対処方法です。
中にはしつこく勧誘されたり強引な態度を取られたりで危険性を感じる不用品回収業者も存在し、断るのにためらう場合も考えられます。本章では突然家に来た不用品回収業者の断り方を紹介しますので、参考にしてください。
電話で事前に連絡があったらきっぱり断る
- 不用品はありません
- 処分を考えていません
- 家族に相談します
電話で事前に連絡があった場合は、自宅に訪問されるよりもきっぱりと断りやすいでしょう。断る時に使える言葉にもあるように、具体的に理由を伝えて断ってください。
突然家に来る不用品回収業者には言い負かされるパターンも多いですが、電話であれば業者に対してしっかりと意思表示ができます。業者の方に、反論の機会を与えない状況を作り出すのです。
仕方がないと業者の方に思わせればよいので、面と向かってではないだけに断れます。長い時間はかけず業者側のペースに持っていかれる前に、短く端的に断ってください。
自宅に来たらまず「ドアを開けない」
自宅に突然不用品回収業者が訪問してきたら、今は各家庭にドアフォンがあるのでドアフォン越しに話をしてください。不用品回収業者は、あの手この手で興味を引く話をしてきます。
よくあるパターンが、無料回収や回収を安くするという勧誘です。聞いてみたいかもと思ったとしても、ドアフォン越しで留まりドアは開けないようにしてください。
家の中に入った時点で、不用品回収業者側とすれば契約が結べるものと勧誘をエスカレートさせてしまいます。家の中でさまざまな話を一方的にして来た場合、ますます断りにくくなるものです。
突然アポ無しで不用品回収業者が家に来ても、対応をせずドアは決して開けないでください。
自宅で一度話をしてしまった時に断る方法
- きっぱりと断る
- 話を長引かせない
- ドアフォン越しで話す
突然家に来る不用品回収業者と、自宅で一度話をしてしまうと何度も自宅に来たり電話がかかってきたりするパターンが多いです。悪質な業者にとって、電話で話をした・自宅に訪問した時に応対してくれたというのはターゲットとなり得ます。
不用品回収業者の中で、情報を共有しリストを回している可能性もあるのです。複数の不用品回収業者が訪れる場合は、情報共有しているケースが考えられます。
自宅で一度話をしてしまったとしてもドアフォン越しのみで対応し、しつこい勧誘は断固として断るしかありません。一度話をしてしまい不用品回収業者側が調子にのってさまざまな話をしてきても、話を長引かせずひるまずに断ってください。
しつこく営業してくる場合は警察へ通報
しつこく営業してくる場合は、ためらわずに警察へ通報してください。脅迫やいやがらせ・器物損壊など、危険行為におよばないと警察が取り合わないのではと思う人も多いでしょう。
危険な行為をされた場合、警察に通報するのは被害者としての当然の行為です。前述にもある通り、しつこい勧誘は特定商取引法に違反する行為とみなされます。
未然に防ぐためにもしつこく営業をしてくる不用品回収業者は、違法行為として早めに警察へ通報してください。警察の方で、すぐに対処してくれます。
信頼できる不用品回収業者の特徴
突然家に来る不用品回収業者に関して、紹介してきました。本章では信頼できる不用品回収業者の特徴をピックアップして3点お届けします。
いずれも業者のHPを見ただけで、判断可能なわかりやすいポイントです。不用品回収業者のトラブル事例として、料金に関するトラブルはとくに多いので、明瞭な料金体系を提示している業者は信頼がおけます。
ほかに回収実績が多い、見積り後に追加費用が発生しないの2点を含めて詳しく解説します。
- 回収実績が多い業者
- 料金がわかりやすく明記されている業者
- 見積り後の追加費用が発生しない業者
回収実績が多い業者
確かな不用品回収業者の多くは、HPに年間何件の回収実績や月間の相談件数が何件などが明記されています。また、過去に実際行った作業事例を提供している不用品回収業者もあるので、参考になります。
どのような作業時間や内容で処分費用はどのくらいかなど、中には画像を添えて掲載されている不用品回収業者も少なくありません。不用品回収業者のHPは、わかりやすい掲載であれば誠実さや丁寧さがわかります。
もう1つ回収実績を確かめるうえで大事なのは、作業事例の日時です。作業事例などの最終日が何年も前の場合、回収実績が多いと明記されていても更新されていないので確認してください。
良い口コミが多い
不用品回収業者のHPでは、お客さまの声として利用者の口コミが掲載されている場合があります。リアルな作業の様子や評価がわかるため、参考となりやすいのは確かです。
自社のHP内では良い口コミしか掲載しないと思われるでしょうが、良い口コミも悪い口コミどちらも正直に掲載している業者も中にはあります。不用品回収業者のHPだけではなく、複数の不用品回収業者を評価しているネットの口コミサイトでも確認できます。
口コミサイトでは当然悪い口コミも数多く掲載されるので、悪い口コミが多い業者は避けてください。良い口コミが多い業者は、信頼できると言えます。
リアルな利用者の声は業者選びの大きな判断材料となるため、口コミサイトなどを活用してみてください。
料金がわかりやすく明記されている業者
信頼できる不用品回収業者の特徴として、とくに注目すべき点は料金がわかりやすく明記されている業者かどうかです。料金トラブルの事例が少なくないため、HPにて不用品の料金体系や料金内訳がわかりやすい業者ならば安心して依頼できます。
ほとんどの確かな不用品回収業者では、HPのトップページに大まかな自社の特徴などが提示されています。見積り無料や、基本料金なしのパック料金などの提示内容を確認してください。
料金について不明点が出た場合、依頼をする前に問い合わせてください。電話での問い合わせの際に対応が丁寧かどうかなども判断でき、確かな不用品回収業者かどうか1つの判断材料ともなり得ます。
見積り後の追加費用が発生しない業者
不用品回収業者のHPトップページに、見積り無料などの提示と合わせて見積り後の追加費用がかかりませんと掲載されている業者もあります。ほとんどHPのトップページで、不用品回収業者の大まかな情報がわかります。
中には明確な表示がないとしても見積り後に多額の追加費用を請求する業者もあるので、事前に確かめなければなりません。追加費用として、見積内容と内容が異なる場合は追加費用がかかりますと表記されている場合もあります。
業者に伝えていない不用品を追加すると追加費用がかかる場合もあり、各不用品回収業者により追加費用が発生するケースはさまざまです。業者HPで、追加費用は一切かからないと明記されている業者を選ぶ方が無難です。
悪徳業者に依頼したくない方は「不用品回収センター」へ
悪徳業者に依頼したくない方は、不用品回収センターへ依頼してください。出張見積りは無料で、見積り後の追加費用も一切かかりません。
わかりやすい料金体系で、安心の載せ放題定額パックプランを提供しています。年間5万件以上の回収実績もあり、多くの作業事例も掲載されています。
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【まとめ】突然家に来た業者を利用しないようにしよう
不用品回収業者の場合は依頼を受けて出張見積りの流れが多いため、突然家に来る業者は悪徳業者の可能性が高く利用しないようにしてください。信頼のおける不用品回収業者はしっかりと見積りし見積書などの書面があり、自治体からの許可認可を受けています。
突然家に来る業者の場合、HPもなく書類の作成もなく無許可というパターンが多いです。本記事で紹介したトラブル事例や断り方などを参考にして、突然家に来た時点で断るようにしてください。